書けなくても、実はネタ切れしてない可能性がある
◆書けない人は、実は「ネタが無いわけではない」可能性がある
「”環境が整っていない”または”ネタがない”ならば、”書けない”」
ココから考えられる、「書けない」のパターンは、次の3つだ。
①「環境」は整っているが、「ネタ」がない。
②「環境」が整っていないが、「ネタ」はある。
③「環境」も整っていないし、「ネタ」もない。
ここで、多くの人が考える「書けない」は①か③だろう。
(環境はどうであれ、とにかく)「ネタがない」という状況である。
しかし、「”環境が整っていない”または”ネタがない”ならば、”書けない”」の”または”に注目すると、別の②の可能性が見えてくる。
すなわち、「ネタ」はあるが、「環境」が整っていない——という可能性だ。
この発見には、大きな意味がある。
なぜなら、書けない人の多くは、
(実際にネタがないのかもしれないが)「ネタがない・・・!」と悩んでしまうからだ。(私もその1人である!!!)
しかし!!
もしかすると、(本当は)ネタはあるのかもしれないのである!!
ネタはあるのに、環境が整っていないせいで、「書けない」という結果になっているのかもしれないのだ!!
「環境が整っていない」と「ネタがない」の2つに対処するための方法は、きっと全く異なったものだろう。
もし、本当は「環境」が問題なのに、「私の問題は”ネタ”なんです・・・!」と悩んでいては、
本質的な解決(「環境」を治すこと)ができないかもしれない。
まとめよう。
「書けない」人は、「ネタがない」とは限らない。
「ネタはある」けれども「環境が整っていない」という可能性がある。
自分の「書けない」の原因が「ネタ」なのか「環境」なのか、それを見極めよう。
——ざっと、こんなところである。
◆あなたの「書けない」はどこから?
ココまでの話をまとめよう。
「書けない」には次の3パターンがある。
①環境○、ネタ×
②環境×、ネタ○
③環境×、ネタ×
②のように、「書けない」からと言って「ネタがない」とは限らない。
これが、ココまでの話のまとめである。
では、ここからは一般論ではなく、あなたなの話をしよう。
《あなたの”書けない”はどこから?》
答えてもらったところで、青色や銀色のお薬をお渡しすることはできないが・・・。笑
まず、最も重症なのが③の「環境もネタもない」のケースだ。
これは集中治療を施す必要があるだろう。
では、次に重症なのは? ①? それとも②?
実は、どちらでもない。
答えは、「本当は②なのに、①か③だと思い込んでいる」ケースだ。
言い換えると「本当はネタがあるのに、ネタがないと思い込んでいる」ケースである。
これを第4の状態と考えよう。つまり、もう一度並べるとこんな感じである。
①:環境○、ネタ×
②:環境×、ネタ○
③:環境×、ネタ×
④:本当は②なのに、①か③だと思い込んでいる
この④が意外に根深い問題を孕んでいる理由は、まさに青色や銀色のお薬で考えればわかりやすい。
本当は喉が原因なのに、「私は鼻から・・・」と思い込んでいる。
そのせいで、銀色なのか、青色なのか、黄色なのか、正しいお薬がもらえなくなってしまうのである。
もう一度聞こう。
《あなたの”書けない”はどこから?》
◆ンなのわかんねェよ!わかんねェから医者に来てんだろうが!!
あああ!!そんなに怒らないで!!許して!!!
ですよね。そうですよね。わかります。
何が原因かわかれば苦労しないですよね!!!
とまあ、「書けない」には実は色々なパターンがあって、
そのパターンに応じて、解決策も変わってくるよ——そんな話でした。
でも、「わかんねェよ!!あァん!?」と怒らずに、ちょっと冷静になって考えてみましょう。
あなたは「書けない」とき、何時ごろ、どんな場所で、どんな気分で「書こうと」していましたか?
あなたは「書ける」とき、何時ごろ、どんな場所で、どんな気分で「書いて」いましたか?
こんな感じで、「書ける時」と「書けない時」について、その時の状況を振り返ってみると、
もしかすると、「これが原因かも!」というのが見つかる可能性があります。
たとえば、
「通勤電車の中で描こうとしてるけど、いつも集中できない」
「朝起きてすぐ書くのを習慣にしてるけど、正直うまく行ってない」
「面白いネタは頭に浮かんでいるのに、いざPCに向かうと書けない」
など、「あなただけの原因」が見つかるかもしれません。
そうなったらシメたもの。後はそれを解決するだけですから。
◆◆◆
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