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タイトル、リズム、名詞

『銃・病原菌・鉄』

ジャレド・ダイアモンド氏の有名な著作だ。


「じゅう・びょうげんきん・てつ」

声に出して読むとリズムがいい。
思わず声に出したくなる。
(「声に出したい日本語」の上位ランカーだ)


「巨人・大鵬・卵焼き」

かつてのキッズが好きだったものだ。


「きょじん・たいほう・たまごやき」

これまたリズムがいい。
でも個人的には「銃・病原菌・鉄」に軍配が上がる。


こんな感じで、名詞を3つ並べると、それだけでビシッとした感じになる。
タイトルが引き締まる、ってワケだ。


「AIを使った文章作成方法!小説編」——なんかシマらない。

そんな時は「銃・病原菌・鉄」理論を使ってみる(なんじゃそりゃ)

「AI、文章、小説」


んんん。それっぽい。
でも何のこっちゃイマイチ伝わらない。

そんな時は「——」で副題をつけてみる。
サブタイトルってやつだ。


「AI、文章、小説——簡単作成のノウハウ」

よりそれっぽくなった。


ここで1つポイントがある。

「声に出してみること」だ。


「じゅう・びょうげんきん・てつ」
「びょうげんきん・てつ・じゅう」
「てつ・じゅう・びょうげんきん」

一番リズムがいいのはどれだろう?

同じ名詞の羅列でも、「声に出した」時の感じ——リズムとも言える——はそれぞれ違う(雲泥の差とも言える)

「タイトル、リズム、名詞」
「タイトル、名詞、リズム」

このどちらをタイトルにしようか迷った。
しかし、「声に出して」見たところ、前者の方がリズムよく感じられたので、前者を選んだ。


ここは個人差、個人の好みによって「リズムの良さ」の基準も変わってくるはずだ。

なので、「自分に」とって——もしそんなことができるなら、「読者に」とって——リズムの良い順番を選べばOKだ。


まとめよう。
名詞を3つ並べると、それっぽいタイトルになる。
並び順は「声に出して」リズムの良い順番にしよう。


って話だ。おしまい。



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