タオルとって!
「——ねえ、タオル取って?」
やれやれ、とばかりに引き出しからタオルを探す。
浴室では、まだかとばかりに彼女が顔を覗かせている。
バスタオルを持って行かずにお風呂に入っちゃったのだ。
もしおれがいなかったらどうするつもりだったんだろう?
「はい、これ」
と、ワシワシと頭を拭いてやる(なんてことはせず、手渡しする。)
全く、タオルくらいちゃんと自分で持っていけよなあ
「おっちょこちょいなとこも可愛いな」と思うには、おれたちはあまりにも長い時間を過ごしすぎている(勘違いかもしれない。)
「ありがとう、次入っちゃっていいよ」
と言いつつ、これは「早く入りなさい」の言い換えなのだ、とおれは知っている。(お湯が勿体無いからだ)
ザブン。
あったかい湯船に浸かると、体が芯から緩まる感じがする。
それに何より、彼女の家のお風呂は格別なのだ。
いつもより心なしか長風呂をして、さあ出てビールでも飲むかあ、ドアを開けてっ、
あ
「——ねえ、タオル取って?」
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ミンチョンさんの企画に参加させていただきました!
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