『双極性障害』を発症し、絶望の淵に立たされた私が、とある“夢中になれるもの”との出会いを機に、日々を心から楽しいと思えるまでに回復したお話
身体が鉛のように重い。
力が入らない。
家の中の数歩先でさえ、
ものすごく遠い。
何が辛いのかもわからないまま、
子どものようにひたすら泣きじゃくって
いま刃物を手にしたら
本当に自分を殺めてしまう
とまで思って。
こんにちは!そらです🌱
これは2年前の私のお話です。
今まであまり、
双極性障害の私について
詳しく触れてきませんでした。
正直、少し怖さもありました。
発症した当時の私は、
会社や周り人に
今の自分の状態を
わかってもらおうと、
頑張って伝えたこともありました。
でも、
「誰にでもあることだよね」
「甘えじゃない?」
「もっと苦しい思いしてる人もいるし、
それに比べたら大したことないよ」
そんなふうに、
直接的な言葉以外にも、
伝えたときの表情や言葉のニュアンスから
そのように言わんとしていることがわかり、
次第に伝えることを諦めてきました。
でも、
そら🌱のアカウントを
見つけてくださった
心優しい皆さんになら、
お話しできるのではないかと思い、
今回私の過去を綴ってみました。
もし、こういったお話が苦手な方は
ここで画面を閉じてくださいね。
人生のどん底を味わった1年間
私が双極性障害を発症したのは
2021年4月。
仕事中、何に対してかわからない
イライラが止まらず、
職場から帰った私は
家に着いた途端、
ひたすら泣きじゃくりました。
理由もわからず泣いて泣いて、
ひとつわかったことは、
私のこころがこれまでにないほど
「辛い」と叫んでいるということ。
それまでも、
幾度となく「消えたい」と
思ったことはありました。
ただ、ここまではっきり
「死にたい」とまで思ったのは
このときが初めてのことでした。
ここまできて私は
心療内科に行くことを
決めました。
後々「双極性障害」と
診断を受けた私ですが、
最初のうちに告げられていた
診断名は「うつ病」でした。
結論からいうと、
当時の私は、
派遣で設計会社の事務職を
していましたが、
その後、約1年3ヵ月の間、
仕事を続けたのちに退職しました。
発病から退職までは、
本当に人生のどん底を味わった期間でした。
あるときは
いきなりスイッチが切れたように
尋常ではない疲れが押し寄せ
布団に倒れ込んだかと思うと、
またあるときは
頭の中をモーターが
ものすごい勢いで
回っているかのように頭が冴えて、
予定をパンパンに詰め込んで
後々自分を追い込むことも。
そんなことをひたすら繰り返して、
まさにジェットコースターのような
気分の波に振り回される、
そんな日々を送り、
限界を迎えたところで退職しました。
夢中になれるものとの出会い
退職して1ヵ月ほど経った頃、
私は、
気力もなくただひたすら動画を
スクロールしながら過ごす日々を
送っていました。
その中で私は “とある出会い” を
することになります。
動画をスクロールする中で、
なんとなく目に留まった人。
「面白そうだからフォローしてみようかな」
最初はその程度でした。
ですが、
その人の動画を日々見るようになって
その人のことを知っていくうちに、
気づくとその人は
私の中で “推し” という、
とても大きな存在に
なっていました。
SNSの他にも
アイドルやアーティストとして
も活動しているその人は、
売れない時代からも
ひたすら人一倍努力を
積み重ねてきている人でした。
私がその人に
惹かれた理由をひとことで言うと
「生き方がカッコいい」から。
その中でも特に、
「この方は本当に
『今』この瞬間を生きているんだ」
ということがわかるようになってから、
ますます本気で
その人を応援したくなりました。
それまでの私は、
ずっと何年も先のことを考えては、
先の見えない不安に
押しつぶされそうになっていました。
ですが、
「先のことは誰にもわからない。
だからこそ、変えることのできる、
『今』この瞬間を全力で生きる。
そうすれば未来は自ずと開けてくるし、
例えどこかのタイミングで命が尽きても
後悔しないんじゃないか」
その人を見ていると、
不思議とそんなふうに聞こえてくるのです。
そして、
実際に足を運んだLIVE終了後には、
「なんか、すごく楽しいかも」
という忘れかけていた
感覚が芽生えていました。
病院の先生に、
「楽しいことをしてください」
そう言われたときに
「なんだろうなぁ…」
となっていた当時の私にとって、
「なんか楽しい」
その感覚を再び得られたことは
とてつもなく大きな一歩でした。
双極性障害・HSPの私として生きていく
そうやって
お休み期間中の私は、
“推し活”をする中で
「楽しい」を少しずつ
思い出していく傍ら、
本やスマホで情報を
探して取り入れてみたり、
ノートに自分の気持ちを
書き出してみたりして、
「自分にとっての生きやすい」
を無理のない範囲で
模索しながら過ごしました。
そうやって日々を過ごしつつ、
通院を続けていくうちに告げられたのが、
「 双極性障害Ⅱ型 」という病名でした。
その診断名を伝えられた時、
ショックでなかったかと
言われるとそれは嘘になります。
ですが、
それよりも
どこか自分の中で
ハマりきっていなかったものが、
双極性障害を知ったことで、
「あぁ、私これだ」と、
パズルのピースが、
ピタリとハマったような
感覚になったのです。
今までよくわからなかった
ものの正体が明確になったような、
安心感に似たものでもありました。
そして、そのほぼ同時期に
判明したことがもうひとつありました。
「生きやすい」を
模索していく中で、
ある日、目に留まったのが、
「HSP」という言葉。
それまでもそれを耳にしたことは
ありましたが、
どこか「自分は違うかも」と
感じていました。
ですが、
HSPを知っていく中で
その中のひとつ、
「HSS型HSP」の傾向に
当てはまっていることを知り、
「私、HSPだったんだ!」
と気づくきっかけになりました。
自分が、双極性障害や
HSPであるとわかったことも、
推しと出会ったことも、
ここまで回復してこれたことも、
全て、
発病した当時の、
まさに絶望の淵に立たされていた私には
想像もつかなかったことでした。
進むのは怖いけれど、
「生きやすい未来を探したい」と
情報を集めたり、
時にはいろんな人の力を借りながら
諦めずに向き合ったりしたことが、
本当に少しずつ、
日々を楽しいと思えるまでに
回復した大きな理由だと
実感しています。
ここまで私のお話を読んでくださっている
あなたへ、ひとつだけ質問をさせてください。
「あなたは今、生きていて、
心から楽しいですか?」
少しでも回答を迷ったあなたへ。
先の見えない不安に押しつぶされて
「楽しいことがわからなくなっている」
あなたへ。
理想と現状がかけ離れて
「今、生きていて楽しい」と
自信を持てないあなたへ。
もっと「“楽しい”を感じられる未来」を
作っていきたいあなたへ。
『生きていて心から楽しい瞬間』
を身をもって感じてほしいのです。
今、生きづらさを
感じているあなたが、
これまで生きてきた
分の年数をかけて
積み上げてきた考え方を
変えることは容易ではありません。
また、
いきなり大量の情報を
押し付けられても、
全てを自分の中に取り込むことは
不可能に近いです。
ですが、日々生きる中で
何かひとつ
「それいいな!」
と思えたヒントが見つかったときに、
少しずつ取り入れようと
意識ができると、
1年でも大きく考え方が
変化しているでしょう。
私自身、
気持ちが沈んだとときは
「なんでできないんだ」
「こんなふうに考えてしまう自分は嫌だ」
とかなり自分を責めて
しまっていました。
でもそれが、
双極性障害の病状のひとつ
でもあることを理解したり、
こう捉えることもできると
ヒントを得たり
を繰り返していくうちに
少しずつ自分を責めることが減り、
発症から3年経った今では、
格段に生きやすくなりました。
私はまだ双極性障害を
克服できた訳ではないですし、
今でも気持ちが
沈むこともあります。
ですが、
私はこれからもっともっと
「生きていて心から楽しい」
瞬間を増やせるように
日々自分をアップデート
していくつもりです。
私にとって推しは身近な存在
とまでは言えなかったけれど、
暗闇にいた私を
光を照らして
救い上げてくれた存在であり、
苦しかった時期を
「一緒に」
生きてくれた存在でもありました。
本当に誰にも頼れず一人きりで
どうにかしようともがいていたら、
私は今ここまで
回復できていないと思います。
人生のどん底から
這い上がってきた3年の間には、
「もっと早く知れていたら
こんなに苦しい思いを
しなくてよかったのに」
そう思うことがたくさんありました。
そういった
「知っていることで生きやすくなる考え方」
を皆さんと共有したり、
ひとりだとなかなか
進めずに不安を抱えられている方とは、
「一緒に」考えながら一歩進んでみたり、
時には立ち止まって「一緒に」悩んだり、
そういうことを私はしたいと思っています。
そら🌱のアカウントを
みてくださる皆さんには、
1ミリでも楽しいと思える人生を
送ってほしいです。
ひとりで
日々を生きていくのが難しければ、
ぜひ「一緒に」生きやすい人生を目指す
お手伝いをさせてください。
あなたはもうひとりじゃありません。
あなたは、
「一緒に向き合っていきたい」
「人生を変えていきたい」
そう思ってくれるだけでいいのです。
私、そら🌱と一緒に、
これからの人生を
心から楽しいものにしていきましょう!
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
そら🌱
p.s.
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繊細さんが生きやすくなるための
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『生きていて心から楽しい日々へ』
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私、そら🌱と一緒に
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