ピピのつばさ・1ページ絵本「青い海の底のお姫さま」(投げ銭方式ですので無料で読むことが出来ます)
「青い海の底のお姫さま」
フルーツ島の南側に広がる、青い海の底に、
大きくて重い石のとびらがありました。
その扉の向こうには、なにがあったかと言うと
人魚の国があったのです。
ある日のこと。
人魚の国のお姫さまは、お城の中で
ご本を読んでいらっしゃいました。
すると、
なにやら小さな声が聞こえてきました。
お姫さまは、
その声が何だかみょうに気になりました。
そこで、お姫さまは、
お城の外へ出て、入り口の重い石の扉を
少しだけ開けてみました。
すると、小さかった声は
少しだけ大きく聞こえてきました。
「やさしい、 やさしい、 お姫さま、 やーい。」
「人魚の国の、 けだかいお姫さま、 やーい。」
「あーあ、やっぱりいないのかなー。」
お姫さまは、
もしかしたら自分の事を探しているのかしらと思いました。
しかし、やさしくて、恥ずかしがりやのお姫さまは、
とびらのすき間から、声のするほうをのぞくばかりでした。
でも、人魚のお姫さまは、
この時ピピとカメじいのことを知ったのです。
ですが、ピピとカメじいは、そんなお姫さまが
いると言うことをこの時はまだしらなかったのです。
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このお話しは、ピピとカメじいが
人魚の国のお姫様を探しに行った時のお話しです。
このあと、ピピとカメじいと人魚の国のお姫様は
仲良しになったそうです。
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2022.3.19 3.20加筆 3.21加筆 3.22加筆
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