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「ピピのつばさ」(ピピとしろイルカ・イザベルのおはなし)この作品は投げ銭方式ですので無料で読むことが出来ます。

「ピピのつばさ」とは


「ピピのつばさ」それは、

つばさにケガをして空を飛ぶことの

できない鳥ピピと果物の妖精リンゴさんが

フルーツ島を舞台に織りなす物語。


リンゴさんとピピが森の中で出会う時、

やさしさの翼が羽ばたきます・・・。

ピピのつばさ
ピピのつばさ

どこか 

遠い 遠い 世界の 

広い 広い 海の上に 

小さな かわいい 島がありました。

ピピのつばさ フルーツ島の地図

その島には 

心やさしい 果物の妖精たちが

住んでいたのです・・・。


「ピピのつばさ」

(ピピとしろイルカ・イザベルのおはなし)

「ピピのつばさ」  (ピピとしろイルカ・イザベルのおはなし)
「ピピのつばさ」 (ピピとしろイルカ・イザベルのおはなし)


ここから本編に成りますが。
画像の解像度が低いために、読みにくいですがご容赦願います。
そして、本文とキャプションの文章に多少の違いがありますが、キャプションの方を新たな文章とします。


「ピピのつばさ」  (ピピとしろイルカ・イザベルのおはなし)
「ピピのつばさ」 (ピピとしろイルカ・イザベルのおはなし)


「ピピのつばさ」  (ピピとしろイルカ・イザベルのおはなし)作・画 おおくぼ みつゆき
「ピピのつばさ」 (ピピとしろイルカ・イザベルのおはなし)作・画 おおくぼ みつゆき




「ピピのつばさ」ある日の ことです。ピピが、海を ながめていると。空から、虹色の風が ふいてきて。ピピは、ひらりと 空に とびたちました。

ある日の ことです。

ピピが、海を ながめていると。


空から、虹色の風が ふいてきて。

ピピは、ひらりと 空に とびたちました。




「ピピのつばさ」海の上を 少しゆくと、虹色の風は  空の中へ きえてしまいました。風をうしなった ピピの からだは、海の中へと 落ちて いきました・・・。
海の上を 少しゆくと、

虹色の風は  空の中へ きえてしまいました。

風をうしなった ピピの からだは、海の中へと 落ちて いきました・・・。




「ピピのつばさ」海の中では、イルカたちが あわてて いました。「キュルルルー、サメだ。サメが やってきた」イルカたちは、みんな 逃げだしました。でも、ちびすけイルカだけが かいそうに からまってしまい 逃げられませんでした。
海の中では、イルカたちが あわてて いました。

「キュルルルー、サメだ。サメが やってきた」

イルカたちは、みんな 逃げだしました。

でも、ちびすけイルカだけが かいそうに からまってしまい 逃げられませんでした。




「ピピのつばさ」そのときです。どこからか しろイルカが あらわれて。しろイルカは、サメに 体当たりを しました。「キュルルルー」ドスン!「キュルルルー」ドスン!さすがに、大きなサメも 少し ひるみました。でも、またサメが、 むかってきた そのとき。海の中に 落ちてきた ピピの クツが サメの 目にあたりました。「ギヤッ」っと。サメが おどろいた そのすきに、イルカたちは ピピをつれて 逃げだしました。
そのときです。

どこからか しろイルカが あらわれて。

しろイルカは、サメに 体当たりを しました。

「キュルルルー」ドスン!「キュルルルー」ドスン!

さすがに、大きなサメも 少し ひるみました。

でも、またサメが、 むかってきた そのとき。

海の中に 落ちてきた ピピの クツが サメの 目にあたりました。

「ギヤッ」っと。

サメが おどろいた そのすきに、イルカたちは ピピをつれて 逃げだしました。




「ピピのつばさ」あんぜんな 場所まで 逃げた ピピと しろイルカは、海の上に 顔をだすと いいました。「ぼくは、イザベルと いうんだよ」それに答えて ピピが、いいました。「わたしは、ピピっていうの」「ピピ?  へえー。かわいい 名前だねー。そおだピピ、ぼくが 海の中を あんない してあげるよ」「えっー、ほんとうに? うれしいなー。でも、海の中だと いきが苦しく ならないかなー」とピピがいうと。イザベルは、「苦しくなったら ぼくの 空気あなから いきをすえば へいきだよ 」といいました。
あんぜんな 場所まで 逃げた ピピと しろイルカは、

海の上に 顔をだすと いいました。

「ぼくは、イザベルと いうんだよ」


それに答えて ピピが、いいました。

「わたしは、ピピっていうの」


「ピピ?  へえー。かわいい 名前だねー。

そおだピピ、ぼくが 海の中を あんない してあげるよ」


「えっー、ほんとうに? うれしいなー。

でも、海の中だと いきが苦しく ならないかなー」とピピがいうと。

イザベルは、

「苦しくなったら ぼくの 空気あなから いきをすえば へいきだよ 」

といいました。



「ピピのつばさ」ピピと イザベルは、海の中へと およぎだしました。すると、大きな海ガメが そばに よってきました。「カメじい、しょうかいするよ。さっき、ぼくと ともだちに なった ピピって いうんだ 」「そうか。わしは、カメじいじゃ、よろしくなピピ」
ピピと イザベルは、海の中へと およぎだしました。

すると、大きな海ガメが そばに よってきました。

「カメじい、しょうかいするよ。さっき、ぼくと ともだちに なった ピピって いうんだ 」

「そうか。わしは、カメじいじゃ、よろしくなピピ」




「ピピのつばさ」イザベルとピピは、海の中を すすんで ゆきました。すると・・・。「イザベルみて、さっき助けた ちびすけイルカよ。でも、どうしたのかしら しらん顔をして むこうに いってしまうなんて・・・」イザベルは、悲しそうに いいました。「ピピ、イルカたちは、 ぼくのことが きらいなんだよ・・・」
イザベルとピピは、海の中を すすんで ゆきました。

すると・・・。

「イザベルみて、さっき助けた ちびすけイルカよ。

でも、どうしたのかしら しらん顔をして むこうに いってしまうなんて・・・」


イザベルは、悲しそうに いいました。

「ピピ、イルカたちは、 ぼくのことが きらいなんだよ・・・」




「ピピのつばさ」ちびすけイルカは、クジラ岩のまえで なかまたちに 追いつきました。「みんな まってよー。キュルルルルー」しかし、岩の 後ろには、 あのいじわるザメが 先回をりして まちぶせをして いたのです・・・。
ちびすけイルカは、クジラ岩のまえで なかまたちに 追いつきました。

「みんな まってよー。キュルルルルー」

しかし、岩の 後ろには、

 あのいじわるザメが 先回をりして まちぶせをして いたのです・・・。




「ピピのつばさ」カメじいが、あわてて ふたりの ところに 泳いできて いいました。「イザベル たいへんじゃ。ちびすけイルカが、 クジラ岩の前で またサメに おそわれておるぞ。 ん?  どうしたのじゃ、ふたりとも。 助けに ゆかんのか・・・ 」「でも、イザベル・・・・・・。」「ピピ、ボクは、 やっぱり 助けにゆくよ」そういうと イザベルは、クジラ岩へ むかって 泳ぎだしました。
カメじいが、あわてて ふたりの ところに 泳いできて いいました。

「イザベル たいへんじゃ。ちびすけイルカが、 

クジラ岩の前で またサメに おそわれておるぞ。 

ん?  どうしたのじゃ、ふたりとも。 助けに ゆかんのか・・・ 」


「でも、イザベル・・・・・・。」


「ピピ、ボクは、 やっぱり 助けにゆくよ」

そういうと イザベルは、クジラ岩へ むかって 泳ぎだしました。



「ピピのつばさ」サメは、イザベルを、 かたい岩に グイグイと 押し付けながら いいました。「ちびすけイルカを 助けるだって? フハハハハ、なんてバカな イルカだ!」ピピは、イルカたちに たのみました。「おねがい イザベルを 助けてあげて。」イルカたちは いいました。「でも、イザベルは ボクたちとちがう しろイルカだし・・・」そのときです、とおくで ピピを 呼ぶ声がしました・・・。
サメは、イザベルを、 かたい岩に グイグイと 押し付けながら いいました。

「ちびすけイルカを 助けるだって? フハハハハ、なんてバカな イルカだ!」


ピピは、イルカたちに たのみました。


「おねがい イザベルを 助けてあげて。」


イルカたちは いいました。

「でも、イザベルは ボクたちとちがう しろイルカだし・・・」


そのときです、とおくで ピピを 呼ぶ声がしました・・・。




「ピピのつばさ」「おーい、ピピー」「あっ、カメじいだ!」「ピピ、おうえんを つれてきたぞ、ハリセンボンじいじゃ」ハリセンボンじいは、いいました。「ピピ。そのクツで、わしを、サメに向かって けるのじゃ。そうすれば、わしの、するどいトゲで サメを やっつけてやる」
「おーい、ピピー」

「あっ、カメじいだ!」


「ピピ、おうえんを つれてきたぞ、ハリセンボンじいじゃ」


ハリセンボンじいは、いいました。


「ピピ。そのクツで、わしを、サメに向かって けるのじゃ。

そうすれば、わしの、するどいトゲで サメを やっつけてやる」




「ピピのつばさ」「・・・どうしたのじゃ、ピピ」「ピピには、けれない・・・。だって、この赤いクツは。リンゴさんが、ピピの ケガをした つばさの かわりにと。作って くれたものなの・・・。サメは、いやなヤツだけど。もしも、ピピのように ケガをして 泳げなく なったらと おもうと・・・」赤いクツをみる ピピの 目からは、 なみだが こぼれて 落ちました・・・。
「・・・どうしたのじゃ、ピピ」


「ピピには、けれない・・・。

だって、この赤いクツは。

リンゴさんが、ピピの ケガをした つばさの かわりにと。

作って くれたものなの・・・。サメは、いやなヤツだけど。

もしも、ピピのように ケガをして 泳げなく なったらと おもうと・・・」


赤いクツをみる ピピの 目からは、 なみだが こぼれて 落ちました・・・。




「ピピのつばさ」下をむいて、じっと ピピのはなしを、 きいていた ちびすけイルカが、顔を上げました。そして、たったひとりで イザベルを 助けるために サメに むかってゆきました・・・。すると、それを見ていた ほかの イルカたちも いっとう またいっとうと サメに向かっていったのでした・・・。そして イルカたちは、みんなで ちからを あわせて いじわるザメを 追いはらった のでした。
下をむいて、じっと ピピのはなしを、 

きいていた ちびすけイルカが、顔を上げました。


そして、たったひとりで イザベルを 助けるために サメに むかっていったのです・・・。


すると、それを見ていた ほかの イルカたちも 

いっとう またいっとうと サメに向かっていったのでした・・・。


そして イルカたちは、みんなで ちからを あわせて 

いじわるザメを 追いはらった のでした。




「ピピのつばさ」「ピピ、ボクは、虹を 見るのが 大好き なんだよ。だって 虹を 見ていると つらいことや 悲しいことが 忘れられるんだ・・・」「イザベル、ピピも、虹を 見るのが 大好きよ」「キィィィィュー、 キュルルルー、キャハハハハー」イルカたちの、楽しそうな声が 夕焼けの 空に ひびきました・・・。
「ピピ、ボクは、虹を 見るのが 大好き なんだよ。

だって 虹を 見ていると つらいことや 悲しいことが 忘れられるんだ・・・」


「イザベル。 ピピも、虹を 見るのが 大好きよ」


「キィィィィュー、 キュルルルー、キャハハハハー」


イルカたちの、楽しそうな声が 夕焼けの 空に ひびきました・・・。




「ピピのつばさ」ピピのつばさは どべないつばさ ピピのつばさは いたんだつばさ   でも ピピのつばさは あたたかい  ピピのつばさは やさしいつばささ
ピピのつばさ 

ピピのつばさは どべないつばさ

 ピピのつばさは いたんだつばさ 

  でも ピピのつばさは あたたかい 

 ピピのつばさは やさしいつばささ




「ピピのつばさ」(ピピとしろイルカ・イザベルのおはなし)





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使用画像 ACイラスト 752376
アートとメルヘンと創作の森

2022.4.7 4.8加筆

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