<自己紹介>はじめまして、SOOソマルです。
SOOソマルは、次世代の京友禅を担う仲間で発足。
SOO-ソマル-は京都友禅青年会議所に所属するメンバー有志で2016年に立ち上げたユニットです。ふだんは家業である染屋を営む私たちに共通していたのは、「京友禅の灯を絶やしたくない」という思い。昭和47年にピークを迎えた京友禅の生産量は、日本の着物離れとともにこの50年で急速に減少し、今では最盛期の2%ほどになっています。そんな中で自分たちにできることを探ることから、私たちの活動は始まりました。
日本が世界に誇る「京友禅」をもっと身近に。
はじめまして『SOO-ソマル-』です。
『京友禅ブランドSOO-ソマル-』の歩みと、
私たちが「おふき」を通して伝えたいこと。
メンバー全員、普段は京都で着物用生地の染色業を営んでいます。
京都の正絹染色のクオリティは非常に高く、世界でも有数の染の産地であると自負しています。
しかし、日本の生活様式の変化に伴い着物に対する需要が減り、なかなか私たちが染色した生地を手に取ってもらえる機会も減ってきました。
“私たちが染色した生地を気軽に手に取ってもらいたい”
その思いで、現代生活に合わせた製品をつくり、SOOというブランドを通じて皆様に京友禅をお届けしています。
SOOのものづくりの信念は、
【素材】絹にこだわり
【意匠】着物の様式をモダンスタイルに
【品質】本物の京友禅で染める
また私たちは長年、京都に根を張り日本の伝統文化の一翼を担う仕事を続けてきました。
SOOは、この素晴らしい京都の伝統産業を広めるために立ち上げたブランドです。
京都や日本の伝統文化、私たちの想いを、ともに発信してもらえる場所で、SOOの製品を取り扱っていただきたいと強く思っています。
そこで私たちの製品は
ネットでの販売はいたしません。
京都以外で販売いたしません。
SOOブランドの製品は、京都でのみ買うことができる京都で染めた本物の京友禅の製品です。
京都では昔から身近にあった染色文化を、京都に来られたお客様に手軽にお持ち帰りいただけることを願っています。
京友禅の入り口は着物だけ?
そんな状況を変えたい。
SOO-ソマル-のオリジナルプロダクト「おふき」が誕生したのは2017年3月。「京友禅をもっと身近に使って楽しめるものに」という思いを広くご理解いただくため、私たちは「おふき」を置いてくださる取り扱い店一軒一軒に足を運び、顔の見える関係でコミュニケーションをはかることを大切にしてきました。
そんな地道な活動が実り、「おふき」はこれまでにさまざまなメディアに取り上げられ、現在は百貨店やファッションビル、書店やコンビニエンスストア、郵便局でも手に取っていただけます。
また、「グッドデザイン賞」「京都デザイン賞」をはじめ、「おみやげグランプリ」「OMOTENASHI selection」など数々の賞も受賞しています。
物語のあるものと暮らす喜びを、現代に。
かつての日本人は、織り手や染め手の思いがこもった着物を、親から子へ受け継ぎながら大切にしました。着物としての役割を終えたあとの生地を、座布団や袋物、お手玉などに再利用し、まさに灰になるまで使ったのも、そこに簡単には捨てられない何かを感じていたからでしょう。大量生産・大量消費の風潮がすでに限界を迎えている今、かつての暮らしを見直すように、物語のあるもの、大切につくられたものと丁寧に向き合いたいと思う方が増えています。「おふき」がそんな方々と京友禅をつなぐきっかけになれば、私たちにとって何よりの喜びです。
SOOソマルの今が伝わる激レアブログ→ https://soo.kyoto/blog/