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第75回トニー賞授賞式のドレスリハーサルを経験して🏆《The 75th Annual Tony Awards》
Hello! こんにちは、Risaです☺︎
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NY時間の6月12日(日)19時から、
第75回トニー賞授賞式が行われましたね!
昨晩ということもあり、興奮がまだまだ冷めません!!
「むしろ熱すぎてどこかに発散したい!」
そのフレッシュな気持ちを大切にしたいと、ここに書き残すことにしました✨
トニー賞の余韻を一緒に楽しみたい方、ぜひ最後までお付き合いください☆
〈ドレスリハーサルの雰囲気〉
さて今回有難いことに、
トニー賞本番前のドレスリハーサルに招待していただき行ってきました。
(*ドレスリハーサルとは、本番さながら一連の流れを行うリハーサルのこと)
行われたのは、NYマンハッタンにあるRadio City Hall(ラジオシティホール)。
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ドレスリハーサルは12(日)の朝8時半からスタートだったのですが、会場前には既に多くの人たちが列を作って並んでいました。
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少し小雨が降っていた天候だったのですが、観客の熱気や興奮。
そしてブロードウェイで活躍する方々の祈りが実り、その後は晴天で迎えられた日でした。
会場は3フロアに分かれていて、私は2階席の前列で鑑賞。
8:30になった途端、オープニングアウトがスタート!!!
75回トニー賞でホストを務めるAriana DeBose (アリアナ・デボーズ)さんが、
MJ(マイケルジャクソン)を彷彿させる真っ白な衣装とハットで登場。
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このオープニングアウトが最高すぎました!
過去のトニー賞受賞作や傑作と言えるブロードウェイの音楽を組み合わせた、新感覚の音楽に童心をくすぐられる瞬間がいっぱい✨
特に私のお気に入りは、Hair Spray × Wickedのパート。感無量でした!!!感涙です!!
また、Hugh Jackman(ヒュー・ジャックマン)のThe Music Man。
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MJ the musical (マイケルジャクソン)のパフォーマンス♫
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そして、一番心を奪われたのはParadise Square(パラダイススクエア)のJoaquina Kalukango(ジョアキーナ・カラカンゴ)さんのパフォーマンス✨
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何度見ても圧巻で、顎が落ちるほどの迫力に思わずスタンディングオベージョン👏👏👏
立ち上がらずにはいられませんでした!!
リハーサルの時も迫力満点で、歌い終えた途端「この作品すごい!絶対に見なきゃ」と心に誓うほど揺さぶられました。
〈多様性を象徴した新たなブロードウェイの開幕〉
今回のトニー賞で感じたこと(リハーサル・本番共に)は、「多様性を孕んだ授賞式」だったということ。
キャスティング、作品において多くの有色人種の方がこの式典でノミネートされていたこと。
これには感動しました。
NYで2020年6月に始まった「Black Lives Matter」、そして
2021年3月に多発したアジアンアメリカンへのAsian Hate Crimeを経て
アメリカで多くの人が抱える不安や怒り、不条理や闇が浮き彫りになりました。
その我慢を爆発させ、次第に大きなムーブメントへと変わっていた今。
コロナ前までキャスティングやライター作品などがほぼ白人アーティストが占めていたブロードウェイ界が、今回の式では多くの有色人種のアーティストがノミネートされ、そして数々の賞を受賞しました。
例えば、
▪︎ミュージカル作品賞に輝いた「A Strange Loop」は黒人ライターのマイケルさんが手がけ、黒人の同性愛者である劇作家の葛藤を描いたストーリー。
▪︎ミュージカル主演男優賞は「MJ The Musical」の黒人俳優マイケルさんで、マイケルジャクソンの人生を描いたもの。
▪︎ミュージカル主演女優賞は「Paradise Square」の黒人女優ジョアキーナさんで、南北戦争の実話を基にした作品。
「ありのままに生きること」が評価され、
受け入れられる時代へと変わっていること。
「変わっている」「異なる」ということが、
「その人らしさ」「ユニークであり個性」へ。
新しい時代の幕開けを象徴するような、希望に溢れた最高の授賞式でした!!
〈ドレスリハーサルの醍醐味〉
また、ドレスリハーサルならではの魅力もたくさん💖
【ハプニングや笑いが巻き起こるシーンがたくさん垣間見れること】
もう〜爆笑もんだったんですが、「プロ意識」を垣間見れる素晴らしさも感じられました。
各賞ごとに、関係者の方がステージに立ち、まるで受賞者になりきったようにコメントを言うのですが。
演技力がもう〜圧巻!!
しかもユーモアたっぷりで、見ていて面白いんです。
何回も同じ人がステージに立つんだけど(笑)
まるで、その人になりきったかのように、全く違うことをスピーチするの!!🤣
その即興力や演技力、機転の速さに、感動が止まらなかった。
シンプルにすごすぎて!!笑っちゃうほど上手い
(昔演劇部にいた時、「人を笑わせるくらい役になりきったら勝ちよ」って言われたことを覚えてる)
関係者さんを見ているだけでも、多くの学びを得ることができたドレスリハーサルでした!
〈トニー賞を終えての感想〉
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とっっても長くなってしまいましたが、
ミュージカル界の俳優陣、レジェンド!
そして全てのアーティストさんの魂を肌いっぱいに感じて、一瞬一瞬が鳥肌!
最高の宝物(Gift)をいただいた想いです。
会場を出た後も、興奮とワクワクが止まらず。
涙と笑いと希望溢れるトニー賞でした。
芸術やミュージカルパワーの底力を
改めて感じるひとときに心から感謝です❤️🏆❤️