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赤裸々な文章| 『結局、他人の集まりなので』

毒親育ちで兄弟との距離もつかめない、あたそさんによるエッセイ。

赤裸々に、淡々と自分のことを書くというのは、こういう文章なんじゃないかと思った。

共感したのは、沈黙が怖い、このまま過ごすと孤独感に苛まれるんじゃないか?と思うこと、1人で決めて事後報告、自分の選択肢を正解にする、料理は毎日したくないから作り置きする。

台湾旅行中に出会ったドイツ人に言われた「傷は、その人の生きてきた証である。人は完璧ではないから、傷跡はどこかに必ず持っている。長い時間が経過してもなくならない傷跡は、その人を表すものなんじゃないか」は、私も一度考えたことがある。

「中高の部活でできた手のマメ」、「スマホの使いすぎで曲がった小指」は、それだけ同じことを続けてきた証拠であって、悪いものではないよなぁ~と思っている。例えば、大幅なダイエットに成功して皮が余ってる人も、本人にしたらみっともないかもしれないけど、見方を変えれば自分がダイエットを頑張った証拠にもなる。私自身、他にも手の傷やニキビあとなどがあるが、いつできたのか覚えていることが多い。

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