RPG×ミステリーの新ジャンル? 『誰が勇者を殺したか』を読んで
前々から読みたいと思っていた、『誰が勇者を殺したか』を読みました。知ったきっかけは、以下の動画だったのですが、リンクを調べたらもう1年経ってました…。
急に読もうと思ったのは、図書館でこの本の続編が貸出可能になったからです。セットで予約していましたが、続編の方が早く借りられるようになってしまい、「どうしたものか」と考えていました。これを逃せばまた待たなければならなくなるし、最悪、行きつけの本屋で立ち読みも考えました。
調べたところによると、小説家になろうでも連載されていたので、そちらを読みました。
https://ncode.syosetu.com/n1052ib/
書籍版よりもボリュームが少ないとのこと(1~2時間程度で読めました。おそらく。)で、まあ、そこは書籍が借りられるようになったら補えばいいかな~と。そして、読み終わったら、続編はなく、これで完結でした。あれれ???
借りられるようになった続編(?)を調べてみると、外伝のようなもので、続編ではなかったです。安心して図書館から借りて読めそうです。
人気作品なので、あまりネタバレはしませんが、触れておきます。
タイトルは魔王を倒した後に勇者が殺された、という設定です。ルポ形式で殺された勇者に関して何者かが勇者パーティにインタビューする形で話が進みます。
読み進めていて感じたのは、RPG×ミステリーで新しいジャンルだと思いました。雨穴『変な家』のような不動産×ミステリーに続いて、新しいミステリージャンルが生まれたと。形式もルポなので、『6人の嘘つきな大学生』のように、後で勇者パーティは実は…、みたいなお話になるんだと思って読み進めていました。
実際どんな話だったかは、ネタバレになるので、私の読みはじめの想像だけにしておきます。
正直面白かったものの、私は絶賛するほどではなかったです...。切り口が新しいという点で、良いと思いました。