自律神経は大事❶ ある日突然寝られなくなる編
(❶:650文字程度)
ある日突然、わたしは寝られなくなりました。
10年間勤めた会社を退職して、2ヶ月後の事でした。会社を辞め、ストレスから解放されて、飛び切り元気に自由を謳歌していた矢先、突然のこと。始まりは、右の足先の異変からでした。
「右足が、なんかおかしい。」
普通に生活しているのに、突然ビクッとする。特に夜は、眠りに落ちそうになるその瞬間に、右足がビクッとする。そして目が冴えてしまう。
「あれ、なんか今日は寝られない。」
それは、単なる日常の1日に過ぎないと思っていました。ところが、1日、また1日と足先がビクッとして寝られない日が続き、身体のピクつきは次第に、足から太もも、腕や肩に広がって、寝そうになるとまたビクッとして起きてしまうようになりました。そしていつからか、
睡眠体勢に入ると緊張して
身体が硬直するようになりました。
「私、何か変な病気なのかな・・・。」
肩の力が抜けない、抜き方が分からない。いや全身の力の抜き方が分からない。今までどう寝ていたのか分からない。軽いパニックと、寝られぬ怖さ。
「どうしたんだろう」
不安が不安を増幅させ、次第に寝方さえわからなくなって行きました。「今日もまた、寝られなかったらどうしよう」と思い始め、気づけば1時間おきに時計を確認し、朝方ようやく眠りに落ちるような日々が始まりました。
そんな不安が日に日に大きくなり、2ヶ月が経ったころ、私の不安は頂点に達し、もう1人ではどうにも出来ないと、ようやく病院の門を叩くことにしました。
つづく
短くまとめた「自律神経」の整え方
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