「嬉しさ」とチョコレート

わたしの爪には今、しっかりとテンパリングされたチョコレートが10個乗っている。ように見える。

そう、ジェルネイルである。

先日やりたいことリストの中に「ジェルネイルをしたい」と書いたが、早速叶ってしまった。ふはは。嬉しい。

これはジェルネイルキットを購入した友人が施してくれたもので、わたしはその工程を「わあ～」とか「すご～い」とか「器用だねえ」といった言葉を終始こぼしながら見つめていた。

嬉しい。爪を見るたびにニヤニヤしてしまう。こんな気持ちになったのはいつぶりか。嬉しくてnoteまで書いてしまう勢いである。いそいそとあたたかいお茶まで用意して、ゆっくりと書き物をするのはなんだか心地がいい。

最近は「無理をしない」ということが少しずつできるようになってきた気がする。今日は調子がいいので、掃除をしてメールを返信し、書き物をしている。しかし本当に日によって、なんなら時間によって気分は変わっていく。ちょっとでも「あ、だめかも」と感じたらすぐに全てを明日に任せ、お布団に避難する。まだもう少し時間はかかりそうだが、快復に向かっていることが実感できることが嬉しい。

休んでいて気が付いたことは、自分は存外さまざまなことに敏感かもしれない、ということ。気圧、音、会話のトーンや内容。疲れやすく、考えすぎる。HSPという言葉を最近よく耳にするようになったが、もしかしたらわたしもその類なのかもしれない（その辺はっきりさせないほうがわたしには合っているような気がするので、深追いはしていないが）。今まで「みんなそんなもんでしょ、甘えちゃダメ」と思っていたが、そんなこともない…のかもしれない。世の中には色んな人がいてあたりまえだ。ちなみに現在の天気はくもり。うすら寒く、窓の外はどんよりとしている。こういう日はとにかくあたたかくして、じっとしていること。これが最近のやり過ごしかた。いいのだ。元気なときに動き回れれば。

タイピングをするたびにチョコレートがちらちらと光る。気分もあがる。こんな風に、おだやかにほがらかに続けられる仕事はないだろうか…。ぼちぼち求人でも見てみようかな、という気持ちが芽生えてきたので（以前の状態では考えられなかった！）、ゆっくりゆっくり進められればと思う。

「嬉しい」という感情が戻ってきたことが嬉しい。チョコレートが綺麗なうちに、この気持ちを書けてよかった。