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デザインのお仕事をしています。 主にデザインやビジネス関連のコンテンツで、気になったことをメモしたり。

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最近の記事

ビジネス関連のフレームワーク・モデルをまとめてみる

世の中にたくさんあるフレームワークやモデルについて、知ってるようで知らないものがちょくちょくあるなと思って、学びもかねて調べながらまとめてみました。 今回はビジネスやマーケティング関連を中心にいくつかピックアップしました。 プロダクト・ライフサイクル 製品やサービスが市場に導入され、成長し、成熟し、そして衰退するという一連の段階を示すモデル。 製品⁩やサービスがどの段階にあるかを把握し、それに応じて適切な戦略を採用することがポイント。 イノベーター理論 消費者を5つ

    • ゆる言語学ラジオの赤ちゃんシリーズが面白かったのでメモ

      好きなポッドキャストの1つ「ゆる言語学ラジオ」 言語にまつわる小難しい話ではなく、親しみやすくて分かりやすいテーマが多く、雑談や雑学の連鎖も相まって楽しく聴けて学びが多いコンテンツ。 その中でも、赤ちゃんの言語習得にまつわるシリーズが面白くて、内容をメモしておく。 この赤ちゃんシリーズは、赤ちゃんがどうやって言語を習得していくのかという視点を中心に、言語習得する上でのハードルの高さや言語を覚えていく流れなどがわかりやすく語られている。 「赤ちゃんがどうやって言語を覚え

      • Podcast 超相対性理論 ④ 「セルフブランディングの功罪」

        ポッドキャストの超相対性理論があまりにも面白くて、細かい内容も記憶に残しておきたかったので、メモ。 シーズン4のテーマは「セルフブランディングの功罪」 今までは会社への所属という概念が大きく、会社名や部署などの明確な記号があったが、様々な働き方が生まれる中で、自分にどのようなラベルをつけるべきかというきっかけから始まった会。 自分を記号化することで分かりやすさが生まれる一方で誤認識されたり、自分の行動が制限されることもありえる。 自分の肩書きを表現するために自分への問いを

        • Podcast 超相対性理論 ③ 「世界の見方が変わったこと」

          ポッドキャストの超相対性理論があまりにも面白くて、細かい内容も記憶に残しておきたかったので、メモ。 シーズン3のテーマは「世界の見方が変わったこと」 同じ物事でも、人や状況によってその捉え方は様々。 自分の中での変化や、他者との違い、特定の行動や環境下での違いなど、世界の見方が変わることについて様々な視点で語られた会。 ネガティブな物事をポジティブに見ることや、視点の違いによる新しい気付きを得るありがたさ、カメラを持つことでの視点、茶室での静寂、1on1の非日常性など、

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        • 読書感想図
          11本

        記事

          Podcast 超相対性理論 ② 「疑心暗鬼」

          ポッドキャストの超相対性理論があまりにも面白くて、細かい内容も記憶に残しておきたかったので、メモ。 シーズン1のメモはこちらに。 シーズン2のテーマは「我々は疑心暗鬼から脱却できるのか」 人が何かに対して疑心暗鬼になることを、様々な角度で深掘りされている回。 人はなぜ疑心暗鬼になるのか、何に対して疑心暗鬼になるのか、疑心暗鬼の種類など具体的な内容を話されている中で、人と人のコミュニケーションについての分析や組織ビジョンの考え方など、抽象化した概念の話題まで広がり、興味深

          Podcast 超相対性理論 ② 「疑心暗鬼」

          Podcast 超相対性理論 ① 「数字の奴隷」

          ポッドキャストの超相対性理論があまりにも面白くて、細かい内容も記憶に残しておきたかったので、メモしておきます。 このポッドキャストは、学びデザイン:荒木さん、COTEN:深井さん、Takram:渡邉さんの3名が1つのテーマについて、お互いの疑問や知見をベースに対話を繰り広げていくスタイルです。 Takram CastやCOTEN RADIOをよく聞いていてそれぞれ面白く、そんな方々が対話する番組というだけでも楽しめそうなのに、3名それぞれの掛け合いが指数関数的で、議論の深

          Podcast 超相対性理論 ① 「数字の奴隷」

          L&UX2021を視聴して興味深かったポイントをメモ

          書籍「アフターデジタル」の著者の藤井保文さん(ビービット)が主催するオンラインイベント L&UX 2021を試聴してみました。 以前、noteにも書いたが「アフターデジタル」が面白くて、このイベントにも期待していたが期待を裏切らない面白さ。 L&UX 2021とは「UX×テックの社会実装」を中心テーマに、世界各地のリーダーや有識者の方々が対談する形式で10数個の動画が公開されている。 noteの深津さん、takramの佐々木さん、博報堂の小野さんなど個人的に好きな方が多

          L&UX2021を視聴して興味深かったポイントをメモ

          【読書感想図】 妄想する頭 思考する手 想像を超えるアイデアのつくり方

          暦本純一さんの書籍「妄想する頭 思考する手」を読んでみた。 暦本さんは、東京大学 教授やソニーコンピュータサイエンス研究所 副所長などをされているインタラクション関連で著名な方。 スマートフォンが生まれる以前に、タッチパネルでのピンチイン・アウト操作というマルチタッチインターフェースを発明されたりと、時代の先を行く研究を多くされている。 この本では、予測不能な未来に対してイノベーションを生み出すためのプロセスやノウハウが紹介されているのだが、具体的な研究事例のプロセス紹介

          【読書感想図】 妄想する頭 思考する手 想像を超えるアイデアのつくり方

          【読書感想図】 フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

          家の中での生活が多かった2020年。やっぱり「食」はいろんな意味で大切だなぁと感じて読んでみた本「フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義」 著者は、コンサルティング会社シグマクシスの方々で「スマートキッチン・サミット・ジャパン」という食×テクノロジーのイベントを主催されている。 表紙に「世界最先端のフードビジネスがわかる」と書いてあるように、食にまつわる新しい取り組みや価値観の変化などが様々な角度で取り上げられている。ロックダウン中の内容も含まれて

          【読書感想図】 フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

          【読書感想図】 Au オードリー・タン 天才IT相7つの顔

          マスクマップアプリなどで話題になっていた台湾のIT大臣 オードリー・タンさんについての本ということで気になっていた「AU オードリー・タン 天才IT相7つの顔」を読んでみた。 メディアで話しているオードリー・タンさんを見ていると、聡明で和やかな雰囲気を持っている人だなという印象を持っていたが、この本を読んでその聡明さたる所以やその境地に至るまでの経緯を垣間見れた気がした。 IT大臣としての取り組み内容はもちろん、幼少期から今に至るまでの思考や習慣もとても興味深い。 幼少

          【読書感想図】 Au オードリー・タン 天才IT相7つの顔

          【読書感想図】 話すチカラ

          アナウンサーの安住 紳一郎さんのバランスの良い話し方が好きで、気になっていた本。 この本には、明治大学の齋藤 孝さんと安住さんが大学の講義として語った「話すこと」についての様々な経験やノウハウのようなものがまとまっている。 ニュースやバラエティで絶妙な言い回しや表現をタイミングよく話す安住さんをシンプルにすごい才能の持ち主と思っていたが、その背景には細やかな思いや日々の蓄積があってこそなんだなと感じる。 本自体も2人が話しているような構成で、各項目も短く、とても読みやす

          【読書感想図】 話すチカラ

          【読書感想図】 誰のためのデザイン? 増補・改訂版

          デザイン界隈の人にとっては、教科書的な存在の本「誰のためのデザイン?」 学生時代に初版を読んでいたが、当時は内容をちゃんと理解をする以前に「アフォーダンス」という言葉を都合よく解釈して使っていた感はある。 2015年に増補・改訂版が出ていて、改めて読み直してみた。 冒頭にあるように、改訂版として事例が新しいものに変わっているだけでなく、初版で誤解しやすい内容を理解しやすい概念に再編集していたり、デザイン思考やビジネスにおけるデザインなど、時代の変化に沿った内容も多く追加

          【読書感想図】 誰のためのデザイン? 増補・改訂版

          【読書感想図】 D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略

          Takramの佐々木さんが書かれた本ということで気になっていたD2Cを読んでみた。 少し前から個人的に、佐々木さんの語られていることが興味深くて、ビジネスデザイナーという肩書にもあるようにビジネスとクリエイティブ両視点での内容が面白い。 この本では、D2C(Direct to Consumer)を取り上げ、伝統的なブランドとの対比や成功事例などを紹介しながら、D2Cを実践していくためのプロセスや背景の思想を分かりやすく解説している。 「伝統的なブランド」と「D2Cブラン

          【読書感想図】 D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略

          リングフィットアドベンチャーの「モチベーションを維持させるゲームデザイン」の素晴らしさをメモ

          Nintendo Switchのリングフィットアドベンチャーをちょこちょことやっているのだか、評判通りとても良い。 ゲームとしての面白さはもちろん、モチベーションをいかに維持させているかという部分について、色々と工夫されてそうと思ったので、個人的に感じたことをメモしてみる。 フィットネスや学習みたいにコツコツやる系は、なかなかやる気にならなかったりやり始めても続かなかったりしがちだか、リングフィットアドベンチャーは、やっている時の「短期的なモチベーション」と、やり続けてい

          リングフィットアドベンチャーの「モチベーションを維持させるゲームデザイン」の素晴らしさをメモ

          デザイナーの職種についても分かりやすく整理された「デザイン組織のつくりかた」の感想をメモ

          個人的にデザイン組織について考えることがあり、何か良い本がないかなと思っていた時に出会った本。 この本は、米国の有名なUXデザイン/サービスデザインエージェンシーの方が書かれた本で、和訳でコンセントの長谷川さんが監修をされている。 ソフトウェアやサービス関連のデザイン領域が広がり、デザイン方法も変化している中で、デザイン組織をどう構成していくべきかを、主に人材の視点で解説している。 デザイナーの職種や役割の分類が秀逸 本のタイトルからして組織論的な内容を期待していたのだ

          デザイナーの職種についても分かりやすく整理された「デザイン組織のつくりかた」の感想をメモ

          デザイン視点でも刺激的な「アフターデジタル」の感想をメモ

          「アフターデジタル」を読んでみた。 Takram Castの「イノベーション・スキルセット」の対談回で聞いて、読んでみたいと思った本。 対談されてるだけあって、この2つの書籍で繋がる部分も多く、連続して読んだのも個人的に良かった気がする。 この本は、一部がデジタル化した世界の先にある、「デジタルが完全に浸透した世界」においてどういった取り組みが有効かを、主に中国での事例を挙げながら解説している。 デジタルが浸透した中国での具体例事例解説が興味深い 保険会社がユーザー

          デザイン視点でも刺激的な「アフターデジタル」の感想をメモ