過去は変えられないけど思い出は変えることができる

『キンモクセイとギンモクセイがあったはずですけど
どこにありますか？』

老婦人から
声を掛けられる

聞けば
小さい頃の思い出で
鳥居をくぐったすぐのところに
右にキンモクセイ
左にギンモクセイがあり
子供心に
とてもキレイで
かほりも良かったとのこと

今日はわざわざ
遠くから
その思い出を手がかりに
三嶋大社に来たという

実は
お恥ずかしながら
ギンモクセイ！？
ぴんと来ませんでした
へー
金と銀のモクセイがあるなんて
ロマンチックや
と話を聞きながら思う始末

そして

大社には
天然記念物のキンモクセイがあり
もっと境内に近いところにあるので
奥にあると思いますよ

とは伝えたものの

ちょっとガッカリしていた
ご婦人の顔が
気になる私
でも
うれしそうに
子供のころのお話を話してくれて
一緒にきていた
ご夫婦が止めなければ
きっと
永遠に終わらないご自身の半生を語ってくれたでしょう

思い出

それは
思い過ごしや
思い違いがあると思います

でもね
過去あった出来ごとの事実は
変えられないけど
こうやって
解釈
思い出はいくらでも変えられるように思うのです

例えば

このコロナ
私は
職業柄
安倍首相のあの一言から
一気に仕事がなくなり
収入が一気になくなるという経験をしました

どうやって生きていく！？
仕事っていとも簡単になくなる！！！！
私の人生なんて
握りつぶそうと思えばすぐにでも潰れるんだ・・・
と
当時
まだコロナが何かも全くわからない状態
保健所さえ把握していなくて
あやうく
濃厚接触者の嫌疑がかけられ
（全くの間違いでした）
これまた
めちゃくちゃにたたきつけられ
踏み潰され
巴投げで
世界の終わりまで
投げられたような
そんなストレスでした

でもどこかで

これもきっといい思い出に変わるよねと
そんな
ほくそ笑む自分もいたんですよね

それは
どんな経験でも
日々
粛々と自分のできることを精進すれば
あとから
あれがあったから今があるという
そんな思い出に変わるという経験があるから

事実は変えられないけど
その解釈は
私次第

そんな風に思ってます

いいじゃない
人生の主人公は私だし
その戯曲を書いているのも私
そして
観客として見ている私も楽しんでいるし
演じている私も楽しんで
創作している私も楽しい

それでいいのかも

そんな確信を
プレゼントされたような
老婦人の笑顔でした

素敵なギフトを
ありがとうございます

習慣にしている
お一日参り

氏神様はいつもやさしい

そうそう
三嶋大社は
今
キンモクセイのかほりで
さらに
清々しい空間ですよ

go to　でぜひ♡