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相棒PENTAX KFと共に紅葉探し!カスタムイメージ「風景」で撮る

朝起きて、そうだ紅葉を見にいこうと思いたつも、洗濯をしたり掃除をしたりしていたら、すでに10時を回っていた。

奥多摩か高尾山あたりに行こうと思ったものの、時間的に微妙な気がして、それならばと東京の中心へ行くことに。

本日のお供は、PENTAX  KFだ。


PENTAXのカスタムイメージ「風景」

普段、自分はPENTAXのカラーモードであるカスタムイメージ「里び」を調整して、少しフィルムっぽさを再現したお気に入りの設定で撮ることが多い。
ただ、今回は、紅葉を鮮やかに写したかったので、「風景」を使ってみることにした。

これはいつもの設定
色が褪せた渋めの色出しで
少し白飛びぽい表現になるような設定してある
こちらはカスタムイメージ「風景」で撮影
この写真はWBをK5200/G2・A2にしたが
シーンごとに設定は微妙に変えている
ピンクが潰れやすいがそこはご愛嬌だ

「風景」は、「鮮やか」というPENTAXの基本となる色味をベースにしているが、輝度が少し高い設定になっているらしい。

こちらは風景で撮ったもの
撮って出しでもこのくらい赤や緑が鮮やか
現像や調整も必要ないと思う

クリアでパキッとした印象の色出しで、風景を撮るならこのくらいハッキリと写したいと思うし、使いやすい設定だ。
「鮮やか」と大きく色の出方が変わったという印象はなく、緑の表現もキレイで、PENTAXらしい色合いだと思う。

緑だけではなく黄色や赤も印象的に写る
紅葉の時期にも適した設定だと思う

カスタムイメージで遊ぶ

シーンによっては、特定のカスタムイメージで「あれ?(笑)」となることもあるが、自分はこの失敗も遊びがあってむしろ好きだ。

しかし、カスタムイメージの詳細設定をすることでバチっとハマることもあるので、すぐに諦めずに試してみることをオススメしたい。

ただし、カスタムイメージのひとつ「リバーサルフィルム」だけは、ほぼ設定を触れない上に、リバーサルフィルムという名前だけあって露出もシビアなので、合わない場面では潔く諦める必要がある。

「リバーサルフィルム」で撮影
コントラストが強く かなり色が濃く出る
この日は空の色が薄く 葉の緑とのバランスが微妙だ…

つまり、言い換えるならば、リバーサルフィルムが活きるシーンを探さねばならない。

設定を触らせないという部分に、開発者の強い意志とこだわりを感じるカスタムイメージだ。
今度、リバーサルフィルム縛りもやろうと思う。

紅葉を見るなら…?

紅葉を見るなら、どこがいいのか。
ネットで調べると、都内は意外にまだ見頃ではないところが多い。
イメージでは、10〜11月が紅葉の時期な気がしていたが、もう11月も後半、まだ見頃でなければいつなのか。

とりあえず、東京の中心に行ってみることにした。
そう、皇居だ。

大手町駅に降り立ち皇居へ向かう
車道を自転車が走っている
何かの大会か?
皇居に入る前には手荷物検査がある
入場前に準備をしておけばスムーズだ

手荷物検査を待っている間、ふと堀を見ると、多くの鳥たちが元気そうに泳いでいた。

カワウ
フォルムがシュッとしているのと
瞳孔が開いているような瞳でちょっと怖い
ヒドリガモ
冬に日本に飛来する渡り鳥でずんぐりむっくりした体型
なんとなくぬいぐるみぽくてかわいい

皇居紅葉の見頃はもう少し先かも

皇居へ無事に入場すると、サザンカが咲いていて、一部紅葉している葉を見つけた。

サザンカを背景にした紅葉

ただ、思ったより紅葉しておらず、見頃はやはりまだ先だなという印象。

右側が紅葉し始めているが
モミジはまだ青々している

とりあえず、せっかく来たので、秋を探しながら散歩することにした。

秋を見つける

まず見つけたのは、ススキだ。
群生していて、見栄えが良かった。

太陽に照らされ穂が金色に輝く
紅葉ではないが紅葉している葉を発見
これも紅葉ではないが紅葉
雑木林のところはこんな様子で
一部という感じだ
さらに歩くと日本庭園がある
奥の方は紅葉していたが全体的には緑っぽい
なんかかわいい葉っぱ発見
まばらだなぁ
黄色っぽい

果樹古品種園

紅葉はまだ先かと思いながら、ふと案内板に目をやると、果樹古品種園という文字が視界に飛び込んできた。
どういうものなのか、見てみると、以下のような説明がなされていた。

食用の植物は、より美味なものやより生産性の高いものが栽培されるようになると、古い品種はすたれてしまい、一般には見ることができなくなってしまいます。江戸城の跡である皇居東御苑に江戸時代の品種である果樹を植えれば、訪れる人々にとっても興味深いことではないかとの上皇陛下のお考えを受けて、皇居東御苑本丸地区に、果樹古品種を植栽した果樹園を整備しました。

宮内庁HPより

江戸時代の品種とは、めちゃくちゃ興味深い。今の果樹と違いはあるのだろうか。
上皇陛下の意図通り、興味を持ってしまった自分は、足早に果樹古品種園へ向かう。

今の時期は、柑橘類が実っていた。

エガミブンタン
大きめの実がたくさん実っていて
傷つけないよう持ってみたところ結構な重量だった
サンボウカン
初めて聞いた名前だ
江戸時代に和歌山城に原木があるらしい
キシュウミカン
めちゃくちゃ小さくて金柑かと思った
実り方が独特でヘタが下になって
実っている
カブス
カボスかと思ったら違うらしい
見た感じカボスよりも大きめ
味はどうなんだろうかと気になる

ここには、他にもナシやスモモも実るらしく、果実好きの自分としては、それらが実る時期にも来たいと思った。

行きとは違う出口へ

果樹園を訪れたことで、満たされたため気分も良く、もう1箇所巡ってみようと考えた。
行きとは違う出口を目指して、さらに散歩は続く。

サザンカ
赤やピンクの方が好きだ
同じ木から生えている葉なのに
紅葉しているところとそうではないところがあるのは
なぜなんだろう?
自然のグラデーション
かなりでかいサザンカ
低木の印象があるがこんなにでかくなるんだなぁ
こちらの北詰橋門から退出する

意識が高い人は大体皇居ラン

皇居から出て、向かうのは九段下。
そう、行こうとしているのは、靖国神社だ。

皇居から出ると、何人もの皇居ランをする人たちに遭遇する。
なんとなく、意識が高い人は皇居ランをしているイメージだ。
わざわざ皇居まで来て周りを走らず、家の周りを走った方がいいのでは?なんて思ってしまう自分は、相変わらず意識も血圧も低い。

1週5キロほどで距離計測が楽らしい
適度な高低差もあって走るには最適なのだとか?
実は自分も職場は東京駅だ
最近は在宅ワークに切り替えているが
通勤していたときでも皇居ランをしたことは一度もない

皇居ランナーを尻目に、自分はゆっくりゆっくり歩く。

高速はスムーズに流れていた
春には桜で有名な千鳥ヶ淵
何気に初めてきた気がする

色々と気づいたこと

九段下に向かって歩いていると、コスモス咲いていた。
なかなか遅れて咲いている気がするが、秋を感じた。

やはりピンクの表現が「風景」は苦手なようだ

そしてふと気づいたことがある。
この周辺、住むところがあるのだ。
てっきり、この近辺はオフィスしかないと思っていたが、意外にもマンションが多く、高級でセキュリティの高そうなものが多い。

犬の散歩をしている人も結構いる

それにしても、この近辺にスーパーマーケットも見当たらないし、どうやって暮らしているんだろう。
生協でも来るんだろうか?
自分なら、金があるならもう少し違う場所に住むだろうなと思った。

通りには防犯カメラも設置されている
あと全然関係ないが二松学舎大学って
九段下だったんだなと初めて知った

靖国神社の銀杏並木

そうこうしていたら、靖国神社に到着した。
実は、お祭りのときにしかきたことがないため、通常仕様の靖国神社に見覚えがなさすぎてキョロキョロとしてしまう。
そのせいか、警備の方に若干怪しまれたような気がした。

鳥居発見
銀杏並木はキレイに紅葉していた

国際問題になることも多い場所なので、日本人しかいないかと思いきや、意外にも中国人や韓国人と思わしき人も多かった。
観光地としては人気なのだろうか?

見事なイチョウ 黄金に輝いている

景観として素晴らしい場所なので、ぜひオススメしたい観光地だ。

あまりの見事な銀杏並木に
人々はカメラでおさめたくなるらしい
鳥居と銀杏並木を同時に写したかったが
55-300の望遠レンズ1本だけで出かけたため
全体像をおさめられなかった
大村益次郎像
鳥居の全体像を写せていないが
見事な銀杏並木だ

今回は、2箇所だけしか回らなかったが、いい運動になった。

めっちゃスズメがいる
もふもふ
なぜこんなに?

来週は、早起きしてできることなら少し山の方に行きたいと思う。
そろそろ紅葉が見頃なのではないだろうか。

去年は、鬼怒川に行って、廃墟群をオールドレンズで撮った記憶がある。
今年も、同じように鬼怒川とオールドレンズの組み合わせもいいかもしれない。

やはりカメラを持っていると、外に積極的に出たくなるから、カメラ=健康だなと思った。


📷PENTAX KF


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