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#10 縁結びと不思議な後楽園(飯田橋・水道橋/東京)|写真とひとり散歩

飯田橋から水道橋は近い。というか、そもそも都内(都心)の駅間は距離が短い。
そのため、軽く一駅散歩しよう!が成り立つのだ。
カメラを持っていれば、なおのこと。

「一駅散歩しよう」と思ったら、いつの間にか家の近くだった、なんてこともあり得る。

カメラを持って散歩するのは、それだけ楽しいのだ。
つまり、カメラ&写真=健康!
引き続き、お供はSIGMA fpだ。


まずは縁結びで有名な場所へ

さて、神楽坂を探検したついでに東京大神宮へ行こうと思い立ったわけだが、道の途中になんともレトロな建物があった。

緑に覆われた建物
よくみると 窓にまで侵食されてる?
これはインテリアなのだろうか
赤い車椅子が置かれていた

寄り道をしながら向かった東京大神宮は、縁結びで有名な神社だ。

東京大神宮の正面
この赤いカバンの人とは
歩いていたら 別の場所で再度遭遇した
連日多くの参拝客が訪れる
休日ともなれば 若い女性を中心に大賑わいだ
神社には手水の作法を
掲示しているところが多い
自分も手や口を清めた
春には桜が咲く境内
手入れが行き届いている神社だ

御祭神は天照皇大神、豊受大神など、伊勢神宮と同じで、これが東京のお伊勢さまと言われる所以だ。

おみくじマニアを自称している自分は、ここでももちろん引いたのだが、大吉だった。
もしかすると、いい出会いがあるのかもしれない。
今後に期待だ。

絵馬にもさまざまな種類があるようだ
この神社では 柄を外側にして吊るすらしい
確かに○○くんと付き合いたい!なんて書いたら
個人情報ダダ漏れだ
熱心にお祈りをしている方が多い

自分は、神社にきても基本的に神様にお願いはしない。

作法通りお辞儀をして、手を叩き、手を合わせて「こんにちは、つぐさねと申します。よろしくお願いします」で終わりだ。
いつも行く神社であれば「こんにちは、いつもありがとうございます」だ。
現在の生活に満足しているし、特に叶えてもらいたいことがないからである。

神様も、連日のお祈りに疲れていることだろうから、そういう参拝者がいてもいいのではないかと思う。

余談だが、もし出世をしたいなら、神谷町(虎ノ門)の愛宕神社がオススメだ。
特に、目的なく訪れたため、いつもお願いはしていないのだが、今のところ80%くらいの確率で、あの神社に行ったあとは、なんらかの昇格や栄転をしている。

飯田橋は何区?

おおよその方角だけ確認し、あてもなく歩いていると、古めな家を見つけた。

この壁の色がなんともいえない

そしてすぐ近くには、ジャックオランタンが大量に吊るされた木があった。
こんなにたくさんあると、クリスマスみたいだ。
なんとなく、街の妙なアンバランスさを感じて撮ってしまった。

日本ではお祭り化しているハロウィン

少し歩くと、大通りに出る。オフィスビルとして使われているであろうビルが、道路を走る車を見下ろしていた。

道幅は意外に広い

飯田橋は、新宿区と千代田区、そして文京区に跨っており、東京大神宮がある方面は千代田区である。

スーツ×ママチャリって
ちょっとシュールだなぁ

千代田区は、江戸城跡を中心に形成されており、地名も江戸城の別名である千代田城から名付けられたらしい。

城って何?

ちなみに、城と聞くと多くの人は、立派な建物の方をイメージすると思うが、これは天守といい、城の一部だ。
では、城とはなんなのか。

これは、どうやら定義が非常に曖昧らしい。
「敵から身を守るための軍事的防御施設」と説明されていることが多いのだが、専門家ごとにそれぞれ見解や解釈が違うようである。

あなたはもう忘れたかしら で有名な神田川

だが、ここでひとつの疑問が湧いた。
城が「敵から身を守るための軍事防御施設」なのだとすれば、天守は目立ちすぎるのではないのかと。
どう考えても「ここにいますので、どうぞいらしてください」と言っているようにしか見えない。

つまり 夕張メロン?

調べてみたところ、城主が指揮を執る、物見やぐら、貯蔵庫、籠城や儀式を行うなど、実用的に機能しているものだったほか、城主の権威の象徴でもあったようだ。
なるほど、それであれば納得だ。

この辺りは、時代によって用途が違うらしい。

戦国時代では軍事施設の要素が強く、江戸時代になり、戦がなくなったことで権威の象徴にシフトしていったようだ。
そもそも、天守に住んでいたのは織田信長だけだったそうで、ほかの武将は御殿といわれる建物に住んでいたんだとか。
信長は、傾いているなぁ。

水道橋に到着。後楽園へ進むと…

ゆっくり歩いて、おおよそ15分。水道橋駅が見えてきた。
寄り道をしなければ、10分もかからず辿り着ける。

戦国時代の話をしていたからか
改めてこの写真をみると
錆の部分が血に見えてくる
ここもだいぶ広い道路だ

東京ドームに到着。
この日は、野球の試合があったのか、そこそこ人がいた。

そして驚いたのが、子どもが多かったこと。
時間的に考えて、まだ学校の授業中だと思うが…休んだのだろうか?

東京ドームとラクーアの観覧車

実は、しばらく前に夜、一人でラクーアの観覧車に乗った。
夜景でも撮ろうかな?と思ったからだ。

空と観覧車
fpのパウダーブルーが効いていて
少しメルヘンな印象

この観覧車、1回乗るのに1,000円もするのだ。
fpのレンズは、キットレンズの45mmのみ。
望遠レンズもないため、今回は乗るのを諦めた。

ラクーア
温浴施設が入っている

このラクーアだが、撮るのを失念してしまったものの、建物に穴が開いていて、その穴と観覧車の穴をジェットコースターが通る仕様になっている。
なんともスリリングだ。

ただ、そもそもこの穴を通っていなかったとしても、正直めっちゃ怖いと思う。

過去に複数回乗ったが、最初の落ちるところが特に浮遊感があるので、内臓が口から出ていないか気にしなければならない。

それもそのはず、最大傾斜角は80度。
かの有名な富士急ハイランドのFUJIYAMAは、最大傾斜角が65度なので、それよりも15度も角度が付いている。

こんな感じで観覧車の穴を通っている

三半規管が弱ってきた自分は、乗るには相当な覚悟が必要そうだ。

メリーゴーラウンドは映えだが…?

映えといえば、メリーゴーラウンドだろうということで、ラクーアロゴとともに撮ってみた。
しかし、別に日陰でもないのに、ベタっとした表現で出てきた。

色乗りがいい
厚塗りのようなベタっとした表現だ

別角度からも撮ってみるが、前の写真ほどではないにせよ、やはりベタっとした表現だ。

こちらは観覧車とともに撮ってみた

このメリーゴーラウンドの色味がそうさせるのか、光の入り方なのか、てっきり日陰だとこうなるものだと思っていたが、さらにfpがわからなくなった。

ただし、このわからないは決してネガティブな意味ではない。
付き合いがいのあるカメラだと考えている。

余談だが、このメリーゴーラウンドの説明を公式HPで見たのだが、こんな説明文が書かれていた。

どの動物たちと一緒に回る?水上メリーゴーラウンド
馬以外にも、ウサギやホワイトタイガー、ゴリラ、カエルなどなど、たくさんの動物に会える!しかもよ~く見てみるとゴリラの鼻の穴がハート型だったり、カエルのお尻から鳥が飛び出していたり♪夕方になるとライトアップされて水面に映るメリーゴーラウンドは絶好のフォトスポットに!

東京ドームシティアトラクションズHPより

…カエルのお尻から鳥が飛び出していたり♪…?
どういう状況?
陽気に「♪」とかつけている場合じゃない。
すぐに、そのカエルは病院へ。なんなら救急車を呼んでもいいレベルだ。
いろいろな意味で怖いラクーアであった。

青春を感じてみよう

この一帯を満喫し、最後に丸の内線後楽園駅前の歩道橋から写真を撮っていると、ある光景が目に入る。
多分、高校生カップルだ。

きっと一番楽しい時期だ

楽しそうなキミたちに、さっき引いてきた東京大神宮の大吉の力?をお裾分けしてあげよう。

しかし、本当に、ここにいる子どもや高校生は、学校はどうしているんだ?


📷SIGMA fp

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