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海外からみた日本のウェルネス産業 (@🇮🇩バリ島)


東洋哲学を深めるために行った、海外ヨガ留学。

初めて、アジア新興国に訪れてみて、
日本のウェルネス産業の遅れに衝撃を受けたので書きます。

改めまして、皆さん、こんにちは!SoLa(@sola_trip)スーラーです。

📋 ProfileWho is SoLa?
10代から肌荒れ・女性ならではの不調に悩み、あらゆる健康法を試して辿りついた「誰でもできるシンプルな美と健康」を発信。

地球と人類のウェルビーイング向上を目指し、すべての人が「ウェルネス・ライフを通じて美の循環型社会を実現する」ことをテーマに、しなやかに美しくなる美と食とヨガのトータル・ライフ・プロデューサーとして活動。

本日の内容はこちら



0. はじめに


⑴  バリ島への目的

今回の目的は、“ヨガ留学”。市場調査をしに行った訳ではありませんので、生活するなかで感じた主観的な見解です。過不足あること認識いただければと思います。

⑵  インドネシアの主要産業

一次産業、二次産業が、主要産業の65%を占めている。アジア新興国ですが、先進国との乖離はまだあります。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/indonesia/data.html


1. 今回のウェルネスビジネステーマ


今回は、Global Wellness Summit(GWS)*で公開されている、11つのウェルネスビジネスの市場動向に沿って、感じたことをお伝えします。

*GWSとは、毎年11月に開催され、招待客のみが出席するウェルネス業界最大の国際会議。 The Future of Wellness 2023 Trends などのトレンドを発表


▼ 11分野のウェルネスビジネス市場動向一覧

「Personal Care & Beauty(パーソナルケア、ビューティ)」
「Healthy Eating, Nutrition & Weight Loss(健康的な食事&ダイエット)」
「Physical Activity(フィットネスとボディ)」
「Wellness Tourism(ウェルネスツーリズム)」
「Traditional & Complementary Medicine(代替医療サプリや漢方)」
「Public Health, Prevention & Personalized Medicine(予防医療、オーダーメイド医療、公衆衛生)」
「Wellness Real Estate(ウェルネス不動産)」
「Mental Wellness(メンタルウェルネス)」
「Spas(スパ)」
「Thermal/Mineral Springs(温浴、温熱、温泉)」
「Workplace Wellness(職場環境の健康)」


2. バリ島で感じた市場結果


(1)Personal Care & Beauty

・コスメや化粧品はあまりよく見てないが、シャンプーなどは特に普通

(2)Healthy Eating, Nutrition & Weight Loss


@ローカルスーパー
・フルーツの安さ。南国あるある(ドラゴンフルーツのカットフルーツ500gくらいで250円とか)
・白砂糖入りチョコレートは少なめ、多くがケーンシュガー(黒糖)
・ミルクやヨーグルト系も安価で、チアシード入など、フレーバーが豊富。   ケフィア飲むヨーグルト(無糖)も!(東京では、固形のケフィアヨーグルトが、成城石井とナチュラルハウスにあるくらい)
・ナッツ、スパイスは、とにかく多品種。オーガニックも豊富
・水!!酸度(pH値)にこだわりを持った水が3〜5種類も(フィジーも!嬉)ガロンの水も多いが、ほぼペットボトルなので、サステナブルは弱め(マイクロプラスチックも気になる)。

甘味が少なく新鮮。日本のフルーツの甘さは異常なのかも

@カフェ
・観光地以外でも、アーモンドミルク割が選択肢にある
(私は、植物性ミルクの中でも、ソイとオーツは控えてる
 ※ 理由は色々。講座で話してたかなー)
・ウィーガン、オーガニックの店か、バリ伝統料理(スパイス系)が目立つ
・ストローはプラスチック以外見てない。ここは残念

ストローが非常に残念

(3)Physical Activity


・今回はヨガ留学のため、他のトレーニング系の施設は分からず。ただ、ヨガは非常にナチュラル。5つ星ホテルにもエアリアルヨガがあるほど(東京の5つ星ホテルでは、フォーシーズンズがクラスを持っているくらい?他は、月1など単発)。

カフェメニューにヨガのシークエンスが。

(4)Wellness Tourism


・5つ星高級リゾートホテルで、ヨガやスパ、アーユルヴェーダ、オーガニック食材の提供は普通にある。先進技術を使ったものはない。

(5)Traditional & Complementary Medicine


・5つ星ホテルでアフタヌーンティーをした際、「ジャムウ」というバリ伝統生薬がメニューにあった。ジャムウというのは、植物の実や皮、葉っぱや根などを調合してできたドリンクで、そのエキスをスキンケア用品などにも使われており、日本にもコスメはたまにある。

右手前の茶色いやつ。THE生薬の味。

これは、日本のホテルで生姜湯や梅醤番茶が出てくるイメージに近い。観光向けかもしれないが、国の魅せ方・プロモーションの参考にはなる。

(6)Public Health, Prevention & Personalized Medicine

・不明

(7)Wellness Real Estate

・不明
ウェルネスに力を入れたり自然を活用したホテルは多いが、デジタル系は少ない可能性大。

(8)Mental Wellness

・不明

(9)Spas


・安価!!普通のホテル(4つ星くらいかなー?)で、4時間の施術で15,000円とか。基本、日本より施術時間が長いコースあり
・アーユルヴェーダが、日本より手軽に受けられる
・取り扱う美容品は、自然由来のものだけでなく、動物実験なし、ラノリンフリー、アルコールフリーなどこだわった店もある
・シャンプー台やドライヤーなどには、こだわりが見られない。というより日本の昭和時代のような感じでリクライニングなし(ホテルスパでも)。

(10)Thermal/Mineral Springs

・今回は行けてないが、薬草サウナなどもある

(11) Workplace Wellness

・不明だが、オープンスペースで自然を感じながら仕事できる場所はあり

2階はすべてワークスペース

バリ島は、神々の国と言われるように、自然と調和した国であることが私の第一印象。国民は、決して生活環境が整っているとは言えないが、温かい人が多くオープンマインドな国民性をもつ。

棚田(たなだ)を活かした観光地

「チャナン」と呼ばれる小さな供物がそこら中の道端に見られ、祈りが身近。特別な日にお寺に備えるものでもなく、日常の一部に祈りがある。

やはり、デジタル系は弱い。スーパーのレジもキャッシュレスはあるものの、セミセルフやセルフレジは見なかった。観光地になるとアメックスカードが使える場所もあるが、基本はJCBやマスターカード。とはいえ、欧米系の観光客も多くいた。

少しローカルで自然が多いエリアに行くと、欧米観光客が多く、高級リゾートでは中華系観光客が多い印象。


3. まとめ

・テクノロジー導入は少なく、SDGs意識は薄い。
・美容や食は、特に自然を意識されたサービス/物が多い

個人的に、バリ人は「自然と共にある意識」をもっていると感じました。SDGs意識は薄いものの、環境問題を踏まえた行動変容がうまれることを願う。ただ、国の発展度合いを踏まえると、国民の意識から変化するというよりも、外国人からの影響を受け、変化していくと予想。

先進技術が少ないが故、自然という国の持ち味を活かした店づくりや、伝統文化を活かしたサービス提供がごく普通にあり、こうした資源の活かし方は、今後日本という国が再建していく上で参考になる。

アナログだが、自然をよく活かした観光地


・・・と、かなり個人の見解が多いnoteになってしまいましたが、私自身の備忘のためにも書き留めておきたく。笑

誰かの参考になれば嬉しいです。


それでは、また書きます♪

Love SoLa♡



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