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休職335日目 If one day the world disappeared...
昨年読んだまま感想を書いていなかった何冊かの本について簡単に書く。
・中村文則「その先の道に消える」
面白かったけれど、俺はあまり好きではなかった。正直うまく説明できないのだけれど、作品全体が説明くさいというか、言い訳がましいというか、とにかく最後まで入り込めなかった。
やはり中村文則の作品は初期の方が好きだ。
村上春樹の作品は初期の方が好き、という人がたまにいるけれど、こういう気持ちなんだろうな、と思った。
・高野秀行「西南シルクロードは密林に消える」
確か、これを読んでいたのは、目眩が酷くて、うちで映画が観られない、本もうまく読めない、という時期だったと思う。
とにかく意地でも読み終えなければ、という感じで必死に読んだので、内容は全く覚えていない。このまま本が読めなくなってしまったらどうしよう、そればかり考えていた。
そんなわけで、面白かったかどうか定かではない。けれど、まぁ、高野秀行の旅行記なので、面白かったに違いない。
・柳田理科雄「空想科学読本4」
本がほとんど読めなかった時期に少しずつ読んでいたんだったかな、確か。
このままずっと本が読めなくなったらどうしよう、という恐怖を払拭するため、短編で尚且つライトな本なら読めるはずだ、という感じで読んでいた。
空想科学読本シリーズはもともと好きで、この本も前に読んだことがあったのだけれど、内容をあまり覚えていなかったので、初めて読むみたいに新鮮だった。ただ、まぁ、コンディションが悪すぎてやはり内容は覚えていない。やれやれ。
・川上未映子「夏物語」
川上未映子は好きな作家。特に「すべて真夜中の恋人たち」が好き。この作品は2022年の夏に読み始めたのだけれど、個人的に色々あった時期に読み始めてしまったせいで途中で中断してしまい、去年の1月くらいにやっと読み終わった。面白かったけれど、長い時間をかけて読んでしまったせいでイマイチ入り込め切れなかった。物語がハートに染み込んでは消え、染み込んでは消え、という感じ。ちょっと勿体なかったかな。
こんなもんかな。まだ他にあったら次の機会に書こう。
今は時間はかかるけれどだいぶ本は読めるようになったので、本当に良かった。本が読めない人生なんてあまりにも退屈すぎるからね。
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