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好きな理由を紐解くと現れるもの
「著名人を好きな理由を紐解いてみる」 …というvoicyを聞いたので、わたしも真似てみる (といっても好きな著名人というのがあまり出てこなかった)
子どものころからずっと大好きなのは、小野不由美女史
今は十二国記がメジャーで、「残穢」という小説は映画化もされた
昔々その昔はティーハンズハート文庫という今はなきピンクの背表紙のライトノベルで小説を書いていた
恋愛小説が全盛期だった当時、例にもれず彼女も恋愛小説を求められた
周囲(ご存じの通り綾辻行人や京極夏彦を指します)に呆れられながら、四苦八苦してホラーと恋愛を絡めながら書いていくうちにファンがつき、次第に自分の書きたいホラー色を強くしていく
エロでもグロでもない、真正のホラーを書く唯一無二の小説家で、得意のホラーだけでなく十二国記のような独特の世界観を持つ小説を出版するにつながっていった
あとは妹の影響でsnowmanの佐久間大介氏
下積みが長かったと聞いた
その中で腐ったりもがいたりしながら努力した姿を隠そうとしない
彼はアイドルに矜持を持っていて、「アイドルである自分」を決して茶化さない
よく昔の映像を見て「はずかしい」というアイドルの姿をみたりするが、彼は一つ一つの選択に世界観を確立していて「はずかしい」どころか、堂々とその世界観を説明してみせる
クリエイティブな人であると感じるし、自身のやりたいことを全身で表現できる人であると思う
この二人の共通点として、周囲の状況に合わせつつも自分のコアを見失わないこと 自分が自分が!と押し付けるのではなく、周囲に合わせながら徐々に自分の色をだして自然と浸透していっていること 「好き」を自分の力で他者からの理解を集め、何千倍もの「好き」へと共鳴させていく力
小説家とアイドルの共通点 わたしの「好き」がつなぐ共通点で、なりたい自分を構成する一つのピースなのだと思う