20241107「すっとそっと、」
昨日のことは
もう憶えていない
さっきまでのことも
忘れているのに
今を放置して
その間に
また次々が待っている
予定は既に入れているが
それ通りには行かないのが
常だとすれば
せめてに出来ることをしておこう
ゆっくりと過ごし
せかせかと働き
同じような毎日だが
その先では
待っていることも在る
どこを通れば
そこへとたどり着くのか
そのまま進めばいいのだろうが
寄り道している時が
幸せなのかもしれない
脇目もせず
一直線に進んだら早いのに
あちこちを気にして
荒んだそれらを相手にして
それらを注視していたら
いつの間にか時が過ぎつつ
流れの中で
時を過ごしている
そこでいいし
ここでもいい
そっちにも既に在る
毎日の違いを焼べて
今日の枝葉を折っている
順繰りの正解を訝って
そんなものは時に忘れながら
違う場面を今に見ている
すっとそっと、開けてみたら
思わぬ場面を見られるかもしれない
出来事の匙を掬い
かろうじて喉を潤し
かつてない今を持ちつつ
失いながらに
次の空気を含んでいる
だからと言って
単純ではないし
転んでも痛いのは痛い
少し空気が冷たくなっている
いいなと思ったら応援しよう!
読んでくださってありがとうございます!サポートいただいた分は、noteの他のクリエーターのサポートに使わせていただきます😁