2023年 読書記録 #11『蜜蜂と遠雷』
さて、今回私が紹介するのは
『蜜蜂と遠雷』恩田陸著
です!!!!!
マジで面白い!!
上の「です」の後のビックリマークの多さでこの興奮、伝わるかな?
いやほんとにめちゃくちゃ面白かった!
結論から言います!(もう言ってる)
めちゃくちゃ面白かったです!!
後悔した!
さて、本作、はっきり言ってかなり長いです。
私が読んだのは文庫でしたが上下巻に分かれていてそれぞれ500ページ近くあります。
なのでかなり大ボリュームです。
この作品、実は文庫化してすぐ買っていました。
もっと言えば単行本の時点で気にはなっていましたが買ってなかったのを文庫化されたタイミングですぐに買ったのですが、
買ってからかなり寝かせていました。
なぜかって?
長いから。
そう、長いので、本気出して読まないとなぁ、と思っているうちにどんどんほかの短い作品を読んで後回し後回し、、、そして今に至る、と。
そんな過去の私を殴りつけてやりたい。ブルース・リーばりのワンインチパンチをかましてやりたい。
それくらい面白かった!!
すぐ読め。今。now。
過去の私と同じように長いからってなんとなく後回しにしてる人、居るんじゃないでしょうか?
そんな人に言いたい。
今読め。すぐ読め。こんな記事を読んでいる場合ではない。
それくらい面白かった!!!
さながらかっぱえびせん
確かに長い。
長いですが、読みだしたら止まりません。
やめられない止まらない。
私、下巻に至っては1日で読み切ってしまいました。
しかも普通に仕事がある平日にも関わらずだ!
閑話休題
さて、こっからやっと内容に触れてくよ。
まぁあらすじの通り、ピアノコンクールの話です。
クラシックです。
そのコンクールに出場する四人が主人公です。
群像劇です。
それぞれのキャラが非常に魅力的です。
それぞれが異なる事情や思いを抱えコンクールに参加する。
もうみんな好き。
コンクール・大会というとまぁ一人ぐらいは悪い奴が出てきて邪魔をしてくるがそれを乗り越える、みたいな展開はありがちだとは思いますが、本作は割と淡々と進んでいきます。
極端にデフォルメされた悪役キャラみたいなのは出てきません。
なのにちゃんとドラマがあって面白いんです。
前提条件
さて、ここで私の知識について披露しておきましょう。
というのも本作、クラシック音楽というものを扱っております。
まぁあまり大衆向けの音楽とは言えませんよね。
クラシックかぁ、全然知らないしなぁ。
と思う人も多いはず!
でも大丈夫でした。
私もクラシックというものには全然明るくありません!
ベートーヴェン?モーツァルト?いや曲名言われても、、、なんか聞いたことある気がするけどどの曲?どれが誰の曲?
って感じで。
本の中に音楽はある!
クラシックに全く詳しくなくても大丈夫!
ちゃんと本の中に音楽はあるから!
小説ですから、実際に音楽が鳴ることはありません。
じゃどう表現するのか、基本的に聞いてる人の感想で音楽を表現しています。
しかも演奏者によってそれぞれ感想が違うのでちゃんと演奏にも個性があるのだということが伝わってくる。
ちゃんと音楽であることが伝わってくる。
しかも、演奏シーンを読んでいると、なぜだか涙があふれそうになります。
なぜかは説明できません!
文章が美しいからでしょうか。
特に感動的な展開があるわけでもないのになぜだか泣きそうになるのです!
打ち止め
これ以上語ると長くなる(もうすでに長い)ので、この辺でやめておきます。
興奮のあまりネタバレしてしまいそうですし。
因みに、私はぶっ刺さりすぎて文庫で読み終わった後単行本も買ってしまいました。
因みにパート2、本作は映画化もしているようです。
私はまだ見ていませんが。
このボリュームの話をどうやって一本の映画に纏めているのか、非常に気になるので今度見てみます。
まぁ若干、というかかなり不安ではありますが、、、
しつこい
最後にもう一度だけ言わせてください。
『蜜蜂と遠雷』めちゃくちゃ面白いです!
気にはなっているけど二の足を踏んでいる諸君!
是非とも読んでいただきたい!!!
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