眠れない夜に
皆さん、最近よく眠れてますか?
私は仕事やら、やらなければならないことが終わらな過ぎて、連日夜中まで起きていて体調が今一つです……
肌も荒れるし、朝もすっきり起きられません。睡眠不足はやっぱりだめですね。
自分の中では7時間半くらいが理想なんですが、なかなか難しいです。時間がとれない時にも、睡眠の質だけは良くしてぐっすり眠りたいなと思ってます。
心が重くて眠れないとき
辛いことがあった時、悲しい時、心配事がある時、なかなか寝つけないですよね。
ただ、くよくよ悩んでも、睡眠時間が少なくなるばかりですから、考えても仕方のないことは考えない!と、思考回路を変える努力をするようにしてます。
実は私は以前、心身共に病んでいた時期が長くあったのですが、不眠症の症状が一番きつかったのを覚えています。
その時のどん底の状態からは、何とか抜け出した私としては、今現在も辛い状況にいる人には、どうか1日の終わりにはぐっすりと眠って、まずは眠っているその間だけでも、心と体を休ませて、次の日に向けてリセットしてほしいなと思います。
アロマテラピーとの出会い
以前の私は処方された薬でどうにか眠ろうとしていたのですが、何とか薬に頼り過ぎずにこの状態を乗り越えたいと思って、自分なりに調べて辿り着いたのがアロマテラピーでした。
それまでは、アロマって、ちょっと胡散臭いような印象というか、「香りなんかでこんなズタボロの精神が癒されますかって……」と斜に構えて見ていた所があったんです。
女の子がルームフレグランスとかおしゃれインテリアの一環としてアロマキャンドルをつけて楽しむ、というようなイメージ。
「好きな香りで癒される」というのも、「好きな香りなんか別に無いし」と、まあ、アロマには全く興味もなかったんです。
ただ、その時に何となく目にした記事で、アロマオイル(精油)は、心というより、身体に直接的に作用するというのを読み、ちょっと印象が変わったのです。
香りが好きとか嫌いとか、それで心が癒されるとかいう話ではなく。もっとメディカルな効能があるということを読んで、ほう…?と思いました。
極端に言えば、そのアロマオイルの香りが嫌いでも、お湯に垂らして芳香浴をすれば、免疫力を高めたり、副交感神経に作用したり、交感神経が鎮まって、眠気スイッチが入りやすくなるとか、精油のそれぞれの効能によって、身体の方が勝手に癒されるのです。
それで、私はアロマで不眠症を少しずつ克服したのでした。
アロマテラピーについては、また詳しく書きたいと思います。
意識を向けるのは……
とはいえ今も、神経がささくれ立ったり、寝付けない時はあります。
そんな時もアロマオイルの力を借り、そして悔しかったり悲しかったり辛かったりしたことを考えるのではなく、そこから意識を遠ざけて、今現在幸せなことを、意識するようにしています。
幸せじゃないよ、と思うかもしれません。私も、不幸せだから眠れてないんだよー!と、思ってました。
でも、今の環境が、
雨風しのげる暖かい部屋で、清潔なベッドで、
身の危険もなく、野獣や何かに襲われる心配もなく、爆弾が飛んでくる心配もなく、身を拘束されているのでもなく、安全に眠れるところだとしたら、
それはすごく幸せなことで、有難いことなんだと思うのです。
どうか辛いことに目を向けず、今現在の有難い環境に意識を向けて、噛みしめて、眠りについてみてください。
シェイクスピアの言葉
シェイクスピアの戯曲には、眠りに関する台詞がたびたび出てくるのですが、シェイクスピアは、眠りについてこんな風に言っています。
罪なき眠り、
心のわずらいのもつれた糸を解きほぐす眠り、
一日一日の、いのちの終わり、辛い労働のあとの湯浴み、傷ついた心を癒す塗り薬、大自然の与える贅沢な食事、人生の饗宴の最高のひと皿
それが「眠り」であると。
(松岡和子訳「マクベス」第二幕第二場より)
「心のわずらいのもつれた糸を解きほぐす眠り」
「傷ついた心を癒す塗り薬」
本当にその通りだなと思います。
ドラクエファンの私としては、ドラクエの宿屋のように、一晩寝たらタララッタ タララ~ン♪と翌朝にはHP全回復!だったらどんなにいいかと思うのですが、現実はそんなことはないですよね。
でも、ぐっすり眠れて身体の疲れが少しでも回復したとき、心ポイントも少し回復しているものです。例え1ポイントだったとしても。
どうか、心が弱っている時こそ、ぐっすり眠ってくださいね。
今晩も安心して、よく眠れますように。。