鎌倉あじさい散歩 たどりついたのは縁切り寺 東慶寺 19.06.13 15:19
明月院を出て、横須賀線沿いに県道横浜鎌倉線を歩いて、たどり着いたのは縁切り寺。
東慶寺は臨済宗円覚寺派の寺院。江戸時代縁切り寺だったことは大御所フォークシンガーの歌でも有名。
ある時期まで尼寺であった東慶寺は花の寺としても有名。北鎌倉の谷戸に深く深くと境内が広がるので、四季を通じて花を楽しむことができます。
当然今は紫陽花なのだけれども、この時期本堂裏ではイワガラミの特別拝観中。
一歩の鶴から岩を這うその姿は生命力の宝庫。
本堂裏のジメジメとしたところがお好きなのか?他所ではお目にかかれ無い特別感です。
そして、境内奥のイワタバコ。
かわいい宇宙からの侵略者の様相。
見つめられるとこちらが照れる。この可愛さ。積んで帰りたいけれども、きっとここの環境でないと育たないんだろうなぁ。
縁切り寺であった東慶寺はいつもながら凛とした佇まい。
他の寺院とは違うんだという雰囲気を自ら醸しているのか自然と湧き出るのか。ただの観光客には分からないけれどもやっぱりどこか違うんだよなぁ。
整然として塵ひとつ落ちていない境内。
木々の葉に遮られた陽光は軟しい光に変わって。
谷戸の奥から吹く風。揺れる草花。
やっぱり上品な感じがするのは気のせいではないはず。
鎌倉時代から有るんだよなぁ。
と思うと、それもまた驚くばかり。
特別な何かではない特別感に今日も魅了されるのです。
縁切り寺の東慶寺はここ