大田区東蒲田　キネマの天地のキネマ通りを撮り歩き　21.06.27_10:50

梅屋敷からずっと京急蒲田によったところにキネマ通り商店会といういかにもな商店街が有る。
蒲田と言えば虹の都、光の都、キネマの天地なのだけれども、キネマ通りは松竹撮影所とは全然関係なく、かつて蒲田キネマという映画館があったことに由来するらしい。

今は映画館のえの字もないのだけれども、なんとなく色んな所に乗っかっている感じがちょっとだけおかしい。さすが商売上手だ。
時代に取り残された感というのもほのかに漂い、いい感じの寂れた風味を味わえる。
一応、東京都だし、京急蒲田の駅近だし、第一京浜も目の前だし。
商売の条件はこれ以上無いと思うのだけれども、不思議と再開発からはおいてけぼりみたいだ。

巨大スーパーもない、コンビニも見当たらない。
今時珍しい商店街。午前中の時間帯だし日曜日出し。でもそこそこ昼には近い時間帯だっていうのに商店街の店は全然始まらないところもまたいい。

こんなところに住んでいるとなんだか独特な価値観になりそう。

キネマ通りを過ぎると呑川に当たる。
この辺りはいかにも蒲田の工場地帯。
といっても大企業の・・・ではなく町工場が並ぶエリア。

好きだなぁ。こういう街。
機械油の匂いが街角で感じられるなんてなかなかないこと。
それが蒲田なんだけど。

京浜工業地帯を縁の下で支える地域。
町工場の技術があってこその電子立国日本だ。

時々遊びに来たくなる雰囲気がたまらない。
誰か知人がいないかな？

コロナが開けたらぜひイッパイ引っ掛けに来たいエリアだ。