【静岡県掛川市】掛川散歩 横須賀城に登城でござる 22.08.21_12:50
掛川市に横須賀城という城がある。
徳川家康が武田勝頼とせめぎ合った高天神城の付城が築城の目的。
高天神城は陥落後廃城となり、横須賀城が南遠州の拠点となる。
徳川家康が関東に移されると豊臣系の城となるが江戸幕府後は譜代大名が3万石程度で統治を行った。
中でも西尾家は若年寄から老中に抜擢もされている。
そんな横須賀城は掛川市内から車でだいぶ山の中を走ったなぁと思った頃、急に集落が現れその端の方にお城は存在する。
天守閣もあったらしいが、今では石垣が残るのみ。
その石垣は天竜川の玉石を使い、玉石積と呼ばれる工法で積まれている。
なんだか、ぼつぼつとした突起が見ていると気持ち悪い。
イボガエルのよう。
このお城で、この辺りは300年も統治されていたのか・・・かなり不思議だ。
お城に沿った城下町もあるにはあるが、今となっては集落程度。
東海道から外れた山の中。
独特な文化を感じる。
掛川への帰りに高天神城に寄ってみた。
確かに堅牢な山城。これを落とすのは大変だろう。
登城は諦めた。それほどの山城だ。
ただ、文化や交通の要所的に重要な拠点だったかは今となってはわからない。
この城の攻防戦で、結果破れた戦国最強を歌う武田家は滅亡の坂を転がり落ちていくことに・・・