【ジョハリの窓】効果的に相手を喜ばせる心理テクニック
相手に喜んでもらえたら、それだけでその人との距離が近くなりますよね。
結婚相手、恋人、好意を抱いている人、営業相手、上司、部下など、大体の人は喜ばせたい相手というのがいると思います。
最初に言いますがこれは画期的に相手との距離が縮められるものではありません。ある程度の土台込みで、雑談の中で混ぜてみると効果的だよ、ぐらいのものです。
まずは想像してみてください。人間には四つの人柄があります。
一つは相手も自分も知っている私。
二つは相手は知らないけど自分は知っている私。
三つは相手は知っているけど自分は知らない私。
四つは相手も自分も知らない私。
一つ目はいつもの私ですね。私という人間そのものです。
二つ目はどうでしょうか。裏のある人っていますよね。あなた自身に裏があるかもしれません。それは[相手は知らないけど自分は知っている私]ですよね。
では三つ目は、よく注意されがちな部分ですね。お前はこうだからダメなんだ。と言われ、気づく部分です。
四つ目はまだ誰も知らない私です。この先の成長によって開花する可能性がありますね。
では本題に戻りましょう。この四つの私のどこを褒められるとあなたは嬉しいですか?
そうです。三つ目の[相手は知っているけど自分は知らない私]です。
ここは基本注意されがちなところですが、逆に良さに気づいてあげると、相手はとても喜びます。
この四つの人格を窓に例え、一つ目を開放の窓、二つ目を秘密の窓、三つ目を盲点の窓、四つ目を未知の窓とした概念モデルがジョハリの窓というものです。
しかし残念なことに、盲点の窓はそう簡単には見つけられません。
相手の盲点の窓を見つけるには、相手との距離感はある程度近くないといけません。さらに相手をよく観察し、相手のことを知らなくては見つけられません。
でもこの盲点の窓を刺激してあげると相手はイチコロです。絶対に喜んでもらえます。
逆に自分も相手も知っている開放の窓に対して褒めても効果は薄いです。
かわいい女の子に「かわいいねっ!」なんて言っても喜んでもらえませんよね。そういうことです。
自分の成長を考える時は開放の窓を広くしていきましょう。最初は盲点の窓でもそれを受け入れることによって開放の窓が広くなります。
そうやって開放の窓を広くすることで一段階上の自分になれるんです。
さて、今回はジョハリの窓について解説してみました。どうでしたか?あなたの喜ばせたい相手の盲点の窓は見つかりますか?ポジティブにそこを刺激してみてください。きっと今よりもっと距離を縮めることができますよ。