日常コラムvol.10 | 冬至と柚子風呂
こんにちは、masayoです☺︎
昨日、ランチ友のさっちゃんから「明日は冬至だから、柚子風呂に入ってね」と柚子をいただきました。冬至に柚子風呂に入ることには、いくつかの理由や由来があり、その一つとして、厄除けや健康祈願が挙げられるそうです。
子供の頃は、親が季節の行事として準備してくれていましたが、実家を出てから自分のために準備するということはありませんでした。なので今回、「今年の厄を落として、無病息災を願ってるよ」とプレゼントしてくれたさっちゃんの気遣いに、とても嬉しさを感じました。この出来事を母親に話すと、実家でも先日、親戚のおじさんが柚子を持ってきてくれたそうです。
ただの季節の行事で、それなりに意味や効能があるんだろうなくらいに思っていましたが、人との繋がりや気持ちが暖かくなるものなのだと改めて思い直しました。
日常のうれしく思ったことや学んだことをこうして発信することで、平和な気持ちが広がるきっかけになればいいなと思い、コラムにしてみました。せっかくなので、冬至についてもう少しお話ししたいと思います。
1. 冬至と柚子風呂の背景
冒頭で少しお話ししたように、柚子風呂には邪気を払う効果があるとされています。さらに、他にもいくつか由来や意味が込められています。
「融通」が効くように願う
「柚子(ゆず)」は「融通(ゆうずう)」に通じることから、物事が円滑に進むようにという願いも込められています。昔から言葉遊びとして縁起を担ぐ風習が日本には多くあり、柚子風呂もその一つです。
冬至の健康習慣
冬至は1年で最も昼が短い日であり、寒さが本格化する時期でもあります。柚子にはビタミンCが豊富に含まれており、その香りや成分が血行を促進し、冷えや風邪の予防に効果があるとされています。柚子風呂に入ることで身体を温め、健康を保つ昔ながらの知恵がありました。
こうした季節の行事を振り返ると、人々の幸せを願う日本の文化が素敵だなと感じます。また、日本だけでなく、世界の多くの国々で「太陽の再生」や「生命の循環」を象徴し、それぞれの文化に根付いた形で、家族団欒や食文化、祈願などが行われています。冬至は寒い冬を乗り越え、光が戻ってくる希望を象徴する日として、世界中で大切にされています。
2. 柚子風呂の美容効果
柚子風呂には、いくつかの美容効果が期待されています。昔ながらの行事には、季節のトラブルをしっかり対処する知恵が込められているところが面白いポイントだと思います。
・血行促進
柚子の皮から香り成分やリモネンが湯に溶け出し、体を芯から温めます。これにより、血行が良くなり、新陳代謝が促進され、肌のトーンが明るくなる可能性があります。
・保湿効果
柚子の皮には天然の保湿成分(ペクチン)が含まれており、乾燥肌をやわらげる効果が期待できます。
・リラックス効果
柚子の香りは心を落ち着け、ストレスを軽減することで、肌荒れやニキビの原因となるストレスホルモンの分泌を抑える助けになります。
・デトックス効果
湯船で汗をかくことで、毛穴が開き、老廃物の排出が促されます。柚子の香り成分が加わることで相乗効果が生まれるとされています。
注意点
柚子風呂の効果を最大限に楽しむために、いくつかの注意事項があります。
1. 敏感肌やアレルギーの人は注意
柑橘系アレルギーがある場合、柚子風呂を避けた方が良いです。
2. 直接肌に触れさせない工夫
柚子を布袋やネットに入れて湯に浮かべると、皮の刺激を抑えつつ香りや成分を楽しめます。
3. 追い焚き禁止
リモネンが配管に詰まりやすい場合があるので、柚子風呂をした後は追い焚きを避け、風呂をしっかり洗浄しましょう。
3. 冬至の今日、何を思うか
冬至は『陰が極まり陽に転ずる』とされ、暗い時期が終わり、新しい希望が始まる日です。寒さはこれから本番だけど、「明日から少しずつ日が長くなる」と考えると、前向きな気持ちになります。
今日は柚子風呂を楽しみに、来年に向けての想いを巡らせます。冬至は、新年が始まる前に、気持ちの切り替えをするのにぴったりな日ではないでしょうか。歳を重ねるにつれて、自分自身のことだけではなく、社会の中での自分の役割や、周りとの繋がりについて考えることが増えました。そんな中で、日々の中に小さな希望を見つけたり、行動を起こすきっかけを作る大切さを改めて感じました。
「大変だ」と思うことや不安になる日もあるけれど、毎日を少しでも積み重ねていけば、それが明るい未来への一歩になる。冬至という節目の日に、そんなふうに思えること自体が幸せだと感じます。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
今年の冬至、ぜひ皆さんも柚子風呂に浸かりながら、自分にとっての節目や新しい希望について考えてみてください。寒い日が続きますが、心も体も暖かく健やかな日々をお過ごしください。
ではまた☺︎