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「海の命」THE FIRST TAKE【ぬまっち先生の実践やってみた】


小学校教諭のsmyle(スまイル)です。
今年度は6年生を担任しています。


前回の記事で、説明文教材
「メディアと人間社会」「大切な人と深くつながるために」
の実践について紹介しましたが、

今週、いよいよ
6年生国語界の"瀬の主"こと
「海の命」に突入しました。

この物語を読まなければ、
本当の一人前の6年生にはなれないのだと、
泣きそうになりながら思います。


この読み応えのある作品を学びきるには、
「音読」で読み慣れることはとても大切です。

もちろん、授業でも音読する時間は確保しますが、
できれば家庭でも「音読」をしてきてほしい。
しかし、音読の宿題を出しても
意欲はまちまち。

また、お家の方もお子さんの音読を何度も聞くのは大変ですよね。
子どもが、音読を聞いてくれと、いつ言い出すかと思うと、
おそろしくて夜もねむれないでしょうし、
どうせなら、
おだやかで満ち足りた、美しいお母さんでいてほしい。


どうにか、子どもたちが意欲的に
家庭での音読練習に励む方策はないものか…

そこで出会ったのが、
「ぬまっち」こと沼田晶弘先生が提案されていた
「THE 音読 FIRST TAKE」です。


以下、学級通信に載せた文面にて、
実践紹介させていただきます!

★みなさんは、YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」をご存知でしょうか?「THE FIRST TAKE」(ザ・ファースト・テイク)とは、白いスタジオに置かれた一本のマイクに向かって、一発撮りのパフォーマンスをする YouTubeチャンネルです。様々なアーティストが素敵な歌声を聴かせてくれています。

★それを音読に転用したのが、今回の「『海の命』THE FIRST  TAKE」です。
 ①指定した場面を音読し、
  音声入力でロイロノートのテキストカードに打ち込む。
 ②一発撮りなので、音声で入力されたテキストを
  後から打ち直すことはしない。
 ③ただし、繰り返しチャレンジするのは、
  やる気があって素敵なのでOK!

★音声認識の精度は上がってきているとはいえ、ハキハキと読まなければ正しく認識してはくれません。聞き手(音声認識)がいることや、一発撮りの緊張感などにより意識を高くもって音読練習に臨む子が、多かったように思います。
★また、少しでも言い淀んだり言い間違えたりすると、面白い変換をしてくれるのも、この実践の醍醐味です。例えば今回の「海の命」でいうと
 「もぐり漁師」が「ブリ漁師」や「殴り漁師」になったり、
 「与吉じいさ」が「諭吉じいさ」になったり、
 「金色の光」が「黄色の光」や「筋肉の光」になったり。
★こういうものは、真剣にやるからこそ、その副産物として大いに笑えるのですよね。狙ってやっても、面白くはない。今日の音読の宿題は、「海の命」の第3場面です。可能でしたら、お子さんの音読、聞いてみてあげてください。

smyle学級通信より


とても効果的な実践でしたので、
「生涯だれにも話さなかった」のではもったいないと思い
紹介させていただきました。

ぬまっちじいさ、心から感謝しております。
おかげさまでぼくも教育現場で生きられます。

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