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まずは「やってみる」#QNKS入門講座【@あらいさん】
小学校教員のsmyle(スまイル)です。
今年度、6年生の担任をしています。
葛原実践の三本柱、
「けテぶれ」「QNKS」「心マトリクス」。
多くの方にとっていちばんイメージしやすく
取り掛かりやすいのは、おそらく
「けテぶれ」。
私も「けテぶれ宿題革命」の本に出会い、
宿題けテぶれから始めたクチです。
「心マトリクス」については
葛原所長が20本もの連続講義をしてくれていますし、
先日の投稿でも書かせていただいたように、
子どもに手渡すと、たとえそれが小学校低学年でも、
その瞬間からスッとその子の「言語」となり得るような、
そんな代物です。
ただ、「QNKS」に関しては
そのネーミングも相まってか
なかなかにとっつきにくい。よくわからない。
(「Scrapbox」改め「Cosense」には紹介ページがありますが…)
私も教室で採り入れてはいるけれども、
"これでいいのかな感"が常に付きまとっている
そんな現状。
QNKS入門講座、開講!
そんな中、中学校の先生で実践者のあらいさんが
「QNKS入門講座」を開いてくださるとの知らせが。
この自分で回せるように、、、のはじめの4回転をお手伝いさせてもーてます。#QNKS入門講座 https://t.co/BLzJ43eHVS
— あらいまさと (@_arararara_) September 16, 2024
そう、まずはやってみないことには
「わかる」「できる」になんて
辿り着けるわけがないのです。
子どもたちに手渡すためには、
まず教師がやってみて、
しっかり咀嚼してから手渡すべき。
人気講座のため、第一期講座は
参加を逃してしまいましたが、
第二期講座(全4回)には参加することができました。
そこでの学びを、
Xの投稿をもとに紹介していきます。
【第1回】QNKS入門講座
第1回のテーマは
「あらい先生の自己紹介文」
今日の"S"① #QNKS入門講座
— smyle(スまイル) (@smilection) September 6, 2024
・正解があるわけではない
・縦と横につなげる
・意図がないなら意図を入れてみて
→対比、レイヤー揃える
→意図が伝わりやすい
・今まで、子どもたちに
意図を問うてなかった!
・ラベリング、ナンバリング
・どうせK2するからK1して!
↓K1 pic.twitter.com/f8hovgbfou
「どうせK2するからK1して!」
どうも頭でっかちに考えすぎたり、
ある程度まとまってから書き出そうとする性質のある私ですが、
「まず書いてみる」ことで思考が可視化され
整理したり深めたりをしやすくなります。
「意図がないなら意図を入れてみて」
「なんでその位置に書いたの?」「なんでそこを繋いだの?」
聞かれることで思考が動く動く。
意図を入れようとすることで
Kがより洗練されていきます。
今日の"S"② #QNKS入門講座
— smyle(スまイル) (@smilection) September 6, 2024
・みなさんのKとの違いが楽しい
・Kを見比べると
抜き出していないものが分かる
→尚更レイヤー揃え大切
・何のためのK2?と思っていたけど
K2の位置付けの解像度上がった!
・何よりめっちゃ楽しい…!
@_arararara_ さんが褒めてくれるの嬉しい…!
↓K2 pic.twitter.com/k01Z3Fc3Fj
K=フローチャートのイメージでしたが、
Kをしている中で
「表の方がええやん…!?」と思ったので
表にしてみました。
これも1つの「S」の仕方ですが、
後述するようにフローチャート的に表すメリット
表であらわすデメリットもあり、
その選択にも意図が必要だと感じました。
何より、Kに対するあらいさんのフィードバックが嬉しすぎる。
全4回の講座を通じてですが、
最も重要だと感じたのは
「教師の瞬時の見取りとフィードバック」でした。
【第2回】QNKS入門講座
第2回のテーマは
国語「大きなかぶ」
今日の"S"① #QNKS入門講座
— smyle(スまイル) (@smilection) September 13, 2024
・Q 急 N に K 消えたアライ S さん
・パワーワード:どうせK2するので
・ぱっと見で展開がわかるかどうか
・平易な2学年下くらいの文章でやると
QNKSのいい練習になる
・こちらの好みで見るのでなく
・足りなさ→「甘い」
・「意図」がしっかり入ってたら分かる
↓K1 pic.twitter.com/SvcqSCuHUE
Kを俯瞰して見たときに、
パッと見で全体像(物語文だと展開)が
分かるかどうかが大切です。
それもKする(組み立てる)目的のひとつなので。
フィードバックで、Kに不足があると感じた場合
どんな言葉を掛けるか。子どもとの関係性にもよりますが
あらい先生は「甘い」という言葉を投げてくれました。
もっとより良いものにしたい、
意図を明確にしたい、と思わせてくれました。
今日の"S"② #QNKS入門講座
— smyle(スまイル) (@smilection) September 13, 2024
・アライサンのフィードバックの
早さや個別最適化こそ学び
・Kの導入→まずは板書写しな
→自分でやってみな板書書くけど
→板書半分だけ→負荷を上げてく
・「Sを交流→自分専用のSが磨かれる」
・アライさんKばっか
・こだわりをどこでどれくらい崩すかに縛られたK2↓ pic.twitter.com/fif71Bl4KN
もちろん、子どもたちはいきなり
質の高いKができるわけはありません。
まずは教師のKをマネぶさせることから始め、
徐々に委ね、手渡していくといい。
またこれは私の性質ですが、
K1からK2に移行する場合、自分のK1にとらわれ過ぎて、
K2の発展性が損なわれていたように感じました。
「こだわり」をどこでどのくらい崩すか。
私のようにこだわりから逃れるのが難しい児童に
なんと声を掛けるか、考えていきたいです。
【第3回】QNKS入門講座
第3回のテーマは
理科「生物どうしのつながり」
今日の"S"① #QNKS入門講座
— smyle(スまイル) (@smilection) September 19, 2024
・パッと読んで、何個の話に分かれてるか
→それぞれ題名つけるなら
・社会でも→ちゃんと区切ってなかった
→全体で捉えがちだった
→癖つけとくと中学で生きる
・子どもによって負荷を変える
・教科書上でNK1もアリ
↓K1 pic.twitter.com/iY80RjUYWb
いきなり全体で捉えようとするのでなく
意味段落などで分けて考えると
Kにスムーズに移行しやすいと感じました。
そのために
「何個の話に分かれてる?」「それぞれ題名つけるなら何?」
等を問うと、上記の思考を促しやすいようです。
今日の"S"② #QNKS入門講座
— smyle(スまイル) (@smilection) September 19, 2024
・循環に持っていきたい、という意図
→教科の視点を持っておく
・Kにこだわることで、内容に対する
解像度も上がるし、問いも生まれる
・教科書が読める子になる
・互いのKを見合えるって大事
・矢印の出所も慎重に意図を持って、
ということで微修正した↓K2 pic.twitter.com/O1GGnISWIf
今回のテーマであれば
「最終的には"循環"にもっていきたい」という
教科視点での意図を、
教師がもっておくことが間違いなく重要です。
意図をもっているからこそ、
即時的で的確なフィードバックができるのです。
Kにこだわらせることで、
内容に対する解像度が上がる、つまり
教科書を読める子どもたちにすることができる。
【第4回】QNKS入門講座(最終回)
第4回(最終回)のテーマは
社会「旧石器時代と縄文時代の暮らし」
今日の"S"① #QNKS入門講座
— smyle(スまイル) (@smilection) September 27, 2024
・キーコンテンツは?
→感覚でいいから「なんの話してる?」
・教科書の見方を整える
・表は入る人と入らない人がいる
→表はN的、思考ツール的
→その人らしさ、面白さ、自由度の低さ
・順番は時間的な見方に繋がる
・Kしてると早くフィードバック欲しくなる
↓K1 pic.twitter.com/Qrgpi1JTey
第3回講座での
「何個の話に分かれてる?」もそうですが、
闇雲にいきなりNさせ始めるのではなく、
「(つまり)なんの話してる?」など問いかけて
まず概要を捉えさせることが大切です。
また、この課題でも
第2回課題「大きなかぶ」同様
表でKをしてみましたが…
「(個人の感覚の違いはあるが)表はKというよりN的」
「表は比較し易さや視認性はいいが、
それぞれの連動性や関連性はわかりづらい」
「思考の拡張性や自由度は低い」
端的に言うとその人らしさや面白さには欠けてしまう。
なるほど!確かに!!
ということですぐさまK2へ。
今日の"S"② #QNKS入門講座
— smyle(スまイル) (@smilection) September 27, 2024
・理科はとにかく「関連づける」
・教科書を読まざるを得ない
・Kを上から下に読みたい
上に向かうならそこに意図を
・矢印の使い方
→順番なのか目的なのか変化なのか
・自分のKにない要素、
誰かのKのクセを覚えてマネぶ
・夢中でやってたらいつの間にか22:30
↓K2 pic.twitter.com/Gi37cUfipL
矢印は、繰り返し述べていますが
その使い方に「意図」が必要です。
矢印がどこから出て、どの向きに向かって、
どんな長さで、どこに刺さるのか。
その矢印が表すものは
(時間的な)順番なのか、目的なのか、変化なのか。
そして、QNKSをやっていると
教科書をくまなく、何回も読もうとする。
だからこそ、教科書を読める子になる。
今日の"S"③ #QNKS入門講座
— smyle(スまイル) (@smilection) September 27, 2024
・全4回のQNKS入門講座が終了
→宿題(自主学習)が出たのでやろうかな
・とにかく楽しかった!!子どもたちにも
味わわせてあげたいこの楽しさ
・所長も認めた@_arararara_ さんの
フィードバックが何よりの学びでした!
ありがとうございました!!
↓K3とK4 pic.twitter.com/4aKRP9UeM1
なんだろう、QNKS入門講座、
めっちゃ楽しかったんですよね。
毎回、「もう終わりか―」と思うくらい、
「もっと良いKにしたい」と夢中で取り組んでいたのです。
それは教師(あらいさん)のフィードバックのおかげなのか
みんなでKを相互参照しながら行った太陽学習のおかげなのか
そのどちらもなのか。
いずれにせよ、子どもたちにそんな体験をさせたいし、
そんな教室をつくっていきたいです。
入門講座受講希望者は、けテぶれサロンPlusへ!
さて、QNKS入門講座は
「けテぶれサロンPlus限定講座」として開講しています。
QNKS入門講座を受けてみたい!と思われた方は
ぜひけテぶれサロンプラスにご加入ください。
一緒に学びましょう!
(料金改定もされたので、最安で980円でメンバーになれます)
図解!#11月からの葛原書房#けテぶれサロンPlus https://t.co/ALY0yTNJdp pic.twitter.com/JEPxW1HZ70
— 葛原祥太⚡️#けテぶれ #QNKS #心マトリクス を作った人 (@barikii) October 13, 2024
葛原実践に限ったことではないですが、
どんな実践も教師が使いこなせていないものは、
子どもに肚落ちさせることなどできません。
とにかく回転数です。
回しましょう。
困ったら、実践者のみなさんに習い、
ともに学びましょう!
#けテぶれ交流会Osaka
— あらいまさと (@_arararara_) October 13, 2024
わかったことは、QNKS入門講座の需要がめちゃくちゃあるということです。
がんばります! pic.twitter.com/cwdRpUgNcx