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まずは「やってみる」#QNKS入門講座【@あらいさん】


小学校教員のsmyle(スまイル)です。
今年度、6年生の担任をしています。


葛原実践の三本柱、
「けテぶれ」「QNKS」「心マトリクス」

多くの方にとっていちばんイメージしやすく
取り掛かりやすいのは、おそらく
「けテぶれ」
私も「けテぶれ宿題革命」の本に出会い、
宿題けテぶれから始めたクチです。


「心マトリクス」については
葛原所長が20本もの連続講義をしてくれていますし、

先日の投稿でも書かせていただいたように、
子どもに手渡すと、たとえそれが小学校低学年でも、
その瞬間からスッとその子の「言語」となり得るような、
そんな代物です。


ただ、「QNKS」に関しては
そのネーミングも相まってか
なかなかにとっつきにくい。よくわからない。
(「Scrapbox」改め「Cosense」には紹介ページがありますが…)

私も教室で採り入れてはいるけれども、
"これでいいのかな感"が常に付きまとっている
そんな現状。




QNKS入門講座、開講!


そんな中、中学校の先生で実践者のあらいさん
「QNKS入門講座」を開いてくださるとの知らせが。

そう、まずはやってみないことには
「わかる」「できる」になんて
辿り着けるわけがないのです。

子どもたちに手渡すためには、
まず教師がやってみて、
しっかり咀嚼してから手渡すべき。


人気講座のため、第一期講座は
参加を逃してしまいましたが、
第二期講座(全4回)には参加することができました。

そこでの学びを、
Xの投稿をもとに紹介していきます。



【第1回】QNKS入門講座


第1回のテーマは
「あらい先生の自己紹介文」

「どうせK2するからK1して!」
どうも頭でっかちに考えすぎたり、
ある程度まとまってから書き出そうとする性質のある私ですが、
「まず書いてみる」ことで思考が可視化され
整理したり深めたりをしやすくなります。

「意図がないなら意図を入れてみて」
「なんでその位置に書いたの?」「なんでそこを繋いだの?」
聞かれることで思考が動く動く。
意図を入れようとすることで
Kがより洗練されていきます。

K=フローチャートのイメージでしたが、
Kをしている中で
「表の方がええやん…!?」と思ったので
表にしてみました。
これも1つの「S」の仕方ですが、
後述するようにフローチャート的に表すメリット
表であらわすデメリットもあり、
その選択にも意図が必要だと感じました。

何より、Kに対するあらいさんのフィードバックが嬉しすぎる。
全4回の講座を通じてですが、
最も重要だと感じたのは
「教師の瞬時の見取りとフィードバック」でした。



【第2回】QNKS入門講座


第2回のテーマは
国語「大きなかぶ」

Kを俯瞰して見たときに、
パッと見で全体像(物語文だと展開)が
分かるかどうかが大切です。
それもKする(組み立てる)目的のひとつなので。

フィードバックで、Kに不足があると感じた場合
どんな言葉を掛けるか。子どもとの関係性にもよりますが
あらい先生は「甘い」という言葉を投げてくれました。
もっとより良いものにしたい、
意図を明確にしたい、と思わせてくれました。

もちろん、子どもたちはいきなり
質の高いKができるわけはありません。
まずは教師のKをマネぶさせることから始め、
徐々に委ね、手渡していくといい。

またこれは私の性質ですが、
K1からK2に移行する場合、自分のK1にとらわれ過ぎて、
K2の発展性が損なわれていたように感じました。
「こだわり」をどこでどのくらい崩すか。
私のようにこだわりから逃れるのが難しい児童に
なんと声を掛けるか、考えていきたいです。



【第3回】QNKS入門講座


第3回のテーマは
理科「生物どうしのつながり」

いきなり全体で捉えようとするのでなく
意味段落などで分けて考えると
Kにスムーズに移行しやすいと感じました。
そのために
「何個の話に分かれてる?」「それぞれ題名つけるなら何?」
等を問うと、上記の思考を促しやすいようです。

今回のテーマであれば
「最終的には"循環"にもっていきたい」という
教科視点での意図を、
教師がもっておくことが間違いなく重要です。
意図をもっているからこそ、
即時的で的確なフィードバックができるのです。

Kにこだわらせることで、
内容に対する解像度が上がる、つまり
教科書を読める子どもたちにすることができる。



【第4回】QNKS入門講座(最終回)


第4回(最終回)のテーマは
社会「旧石器時代と縄文時代の暮らし」

第3回講座での
「何個の話に分かれてる?」もそうですが、
闇雲にいきなりNさせ始めるのではなく、
「(つまり)なんの話してる?」など問いかけて
まず概要を捉えさせることが大切です。

また、この課題でも
第2回課題「大きなかぶ」同様
でKをしてみましたが…
「(個人の感覚の違いはあるが)表はKというよりN的」
「表は比較し易さや視認性はいいが、
 それぞれの連動性や関連性はわかりづらい」
「思考の拡張性や自由度は低い」
端的に言うとその人らしさや面白さには欠けてしまう。

なるほど!確かに!!
ということですぐさまK2へ。

矢印は、繰り返し述べていますが
その使い方に「意図」が必要です。
矢印がどこから出て、どの向きに向かって、
どんな長さで、どこに刺さるのか。
その矢印が表すものは
(時間的な)順番なのか、目的なのか、変化なのか。

そして、QNKSをやっていると
教科書をくまなく、何回も読もうとする。
だからこそ、教科書を読める子になる。

なんだろう、QNKS入門講座、
めっちゃ楽しかったんですよね。
毎回、「もう終わりか―」と思うくらい、
「もっと良いKにしたい」と夢中で取り組んでいたのです。

それは教師(あらいさん)のフィードバックのおかげなのか
みんなでKを相互参照しながら行った太陽学習のおかげなのか
そのどちらもなのか。

いずれにせよ、子どもたちにそんな体験をさせたいし、
そんな教室をつくっていきたいです。



入門講座受講希望者は、けテぶれサロンPlusへ!


さて、QNKS入門講座は
「けテぶれサロンPlus限定講座」として開講しています。

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葛原実践に限ったことではないですが、
どんな実践も教師が使いこなせていないものは、
子どもに肚落ちさせることなどできません。
とにかく回転数です。
回しましょう。

困ったら、実践者のみなさんに習い、
ともに学びましょう!

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