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#けテぶれFC で切磋琢磨③(5月第3~4週)【けテぶれ伴走企画】

小学校教員のsmyle(スまイル)です。
今年度、6年生の担任をしています。


現在、けテぶれFCという、葛原実践について
「2週間に一度、実践を報告し、共有し、共に学んでいく場。」
「先行実践者の方に助言をもらったり、一緒に考えていったりする場。」
に参加させていただいています。


前回(5月15日)のけテぶれFCも
実に有意義な時間でした。


けテぶれFCでは、
共有してあるスプレッドシートに2週間ごとの振り返りを記録し、
その記録をもとに話し合ったりしています。

今後1年間、
このnoteにて、スプレッドシートに記述している私の振り返りを
2週間ごとに載せていきたい
と思っています。
(挫折したら、その時はどんまい)


もちろん、
自分のアウトプットのためが一番ですが、
上手くいったことも、いかなかったことも、
そのどちらも含めた1年間を見ていただく。

そうすることで、
葛原実践にチャレンジしたい方にとって
「あーこんな感じで1年間が進むんだな」
「これならできそう」「これには気をつけよう」
「見通しが持てたからやってみようかな」
なんて、少しでも思っていただけたら、
という願いをもっています。



それでは今回は、
「5月第3~4週」の振り返りです!
どうぞ!



「5月第3~4週」の振り返り


1 語り(子どもたちに導入したこと・その際に語ったこと)

・QNKSで接続詞を用いると良いこと。一週間の振り返りQNKSで、次週へのつなぎを意識すること。そのことで、今まで箇条書きの羅列だった文章が、少しつながりのある文になった。
・世界で一番集中できる場所は、集中している人の隣です。


2 言葉がけ(子どもたちにしたフィードバック)

・計画が具体的であればあるほど、その後の活動が明確になり自ずと質が上がっていくこと。
・振り返りで自分の位置をメタ認知すること、それが心マトリクスのニコニコだろうとドロドロだろうと、認知できている時点ですばらしいということ。実際、自由進度を採り入れている算数の振り返りや、一週間の振り返りでダラダラやドロドロした自分と向き合えている子が増えてきた。


3 子どもの実態

・QNKSが教室内言語としてだんだんと浸透してきた。家庭科の学習で、教科書を読み取る時も「これもQNKS…」とつぶやく児童が居た。どの教科にも使える汎用性があることを、徐々に実感してきている。
・運動会のある週だったこともあり、一週間の振り返りQNKSが充実していた。
・指導場面で、心マトリクスのおかげで、自分の行いとその時の心の位置を確かめさせながら、つとめて冷静に指導することができた。また、その日の生活けテぶれシートや一週間の振り返りシートに、正しくない行いに対する自省と次への決意を記述する様子があった。
・担任が話そうとすると、以前より聞く体勢に入れる子が増えた。
・1時間、担任不在で学習をする時間があった。今までは成立が難しかったが、自分たちで学びを成立させられたことで、自信を付けていた。
(一部割愛)


4 具体物(どんな資料やワークシートを使ったか)

・☆集めシステムを、運動会めあてカードにも転用。その他、基本的には新たなシートやシステムの導入は無し。継続して浸透を見届ける。
・振り返りのフィードバックの量を増やした。教科担任制で隣のクラスの算数も受け持っているので、お互いのクラスの振り返りを紹介し合い、それぞれの刺激となっていた。
・社会科教科書を教師がQNKSしたものを事前作成し、授業で要領がつかめない子に参考にさせた。完成品だけでなく過程も見えるように、QNKSをタブレット上で書いていく様子を、画面収録した動画も見せた。


5 注意点(気をつけていることや難しいと感じていること)

・「Nはまず量」であることを伝えているが、そもそものやる気を喚起できていないからなのか、Nしなくてもある程度の作文は書けると思っているからなのか、Nの大量抜き出しに意欲的でない児童がいる。(それでもじわりと増え始めた子もいるので、もっと価値づけたい)
・宿題交流会を週1回朝の会に採り入れているが機能していない。子どもたちに再提案する必要がある。


6 悩み(この悩みをもとに話し合ったり助言をもらえたりします)

・まだまだ私の、QNKSのKに対する解像度が低く、子どもに具体的なフィードバックができていない。葛原先生のvoicyで少しずつ解像度を上げている。https://voicy.jp/channel/4127/1113649
・「けテぶれをしよう」と言わなくとも、家庭学習でけテぶれしてくる子が居てステキだと思う一方、「ぶ」で終わって「れ」をやっていないor不十分な子もちらほら居る。「『れ』で成長するんだよ」と話してはいるが十分伝わっていないので、語りの質を上げたい。

・悩みではなく嬉しかったこと→今年度4月の校内研究全体会(今年度の研究方針を決める会)で、校内の研究内容の文脈とはズレるが、自分は学び合いや個別最適な学びを大切に授業していることを話した。そして先日研究主任の提案授業があり拝見した。従来の一斉指導ベースだが、関わり合う場面でチャレンジングな手立てがとられていた。とてもいい授業だった。先日の運動会後の慰労会で隣席になった研究主任に授業の感想を伝えると、私の研究全体会の発言をきっかけに、「学び合い」や「けテぶれ」に関心をもち、何と本まで買ったとのこと。ベテランにもかかわらず、貪欲と学ぶ姿勢に尊敬の念を抱いた。そして私の校内研は9月末なので、校内の文脈に沿いつつ、提案性のある授業をしたい。

けテぶれFC スプレッドシートより


こんな感じです。


書きながら実践が整理されたり、
「じゃあ来週はこうしよう!」と思える機会、
やはりありがたいですね。

子どもたちにとっても、
1週間の最後、金曜の6時間目に設定している
「一週間の振り返りQNKS」の時間を、
そんな風に感じてもらえたらうれしいです。



来週の「け」(計画)


・学級の子どもたちが、運動会でとても素敵な姿を見せてくれた。
 →価値付け、フィードバック、これからにどう生かすか

・算数の単元内自由進度学習
 →1つ目の単元を終え、2つ目へ
  1つ目での子どもたちの様子をふまえ、微調整しながら2つ目に
  (特に、教師の介入の仕方・「作る」について)

・前回の「け」に書いた、ひるねさんの語りを使えていないので
 来週こそは言う!

「QNKSは筆算のようなもの。使わなくても答えは出るが、
                使うと答えが出しやすいよね。」

ひるね



それではまた、2週間後に。
#けテぶれFC

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