自己紹介⑥ 【初めての精神科入院】
医師に紹介状を書いてもらい、妻と総合病院の精神科に行きました。
最初は、問診票やチェックリストの記入です。
次に、これらをもとにして、若手医師による医療面接(問診)があり、
最後に、ベテラン医師による診察となりました。
診断は”うつ病”。
あれ、前のメンタルクリニックの診断と違うんだ・・・
自宅ではなかなか治療が難しいということで、入院を勧められました。
医師の話では、入院すると薬の細かな調整ができ、効果的な治療ができるとのこと。
治療は薬だけ?他の治療法も期待していたぼくはちょっと疑問符??
その場で妻と相談して、入院予約をすることに。
入院することを考えたら、不安が増大、動悸と吐き気が。
大体1か月待ちくらいで入院できそうとのこと、帰宅して病院からの電話を待つことになりました。
この電話待ちというのも嫌なもので、今日電話が来るか明日来るかと毎日緊張状態。
またまた不安で症状増悪。
そんな毎日を過ごしながら初診から3週間後、病院から入院の電話が来て、
想定通り、初診から約1か月後の入院となりました。
入院当日、またまた不安増大、動悸と吐き気の中病院へ。
最初に、外来で契約書や同意書の記入があり、
その後、病棟へ移動して主治医との医療面接がありました。
医療面接は1時間超にわたり、ぼくも妻もくたくたです。
病室に落ち着き、妻はこれで帰宅することに。
この病院では精神科病棟は閉鎖病棟しかなく、何とも言えない閉塞感と圧迫感で窒息しそう。
精神科病棟は他の病棟と異なるところが多々あります。
○爪切り、陶器のカップ、ガラスなどの持ち込み禁止(自殺予防)
○ハンドソープが置いてない(認知症の人の誤飲予防)
○薬服用時はナースが一部始終を確認(確実に飲ませるため)
○あちらこちらにカメラが設置
○ナースステーションはロック付きの部屋
などなど・・・
さすがに、窓に鉄格子はなかったですが(笑)
入院初日は睡眠薬を飲んだにもかかわらず、
枕が変わったことと不安で一睡もできず。
食事は、食欲がないことに加えて味がうすいため、なおさら食べられず。
体重はどんどん減っていき、3か月後の退院時には10キロ減に!!
妻は、理科室にある骨の標本みたいだと言ってました(笑)
入院して3日目くらいに医師のカンファレンスがありました。
この病院では、週に1回全医師の参加で行われるのですが、
そこに患者も出席して病状などを聞かれるのです。
ぼくは、人前で話すのは苦手ではないのですが、
このときばかりは、さらし者感とみじめさで、症状が悪化しました。
このカンファレンスを経て、薬は以下の通りとなりました。
ジェイゾロフト(セルトラリン)=抗うつ薬
ワイパックス(ロラゼパム)=抗不安薬
レンドルミン(ブロチゾラム)=睡眠薬
セルトラリンはSSRIなので、吐き気の副作用が気がかりでしたが、
吐き気止めのプリンペランが処方されたので、今回は何とか吐き気は起きず、良かった!
以前通っていたメンタルクリニックでは、なんで吐き気止めが処方されなかったのでしょうか?
あのときに、吐き気止めが処方されて、
SSRIが飲めていたら、状況は変わっていたのかも・・・
2週間経過を見たのですが、症状は一向に改善しません。
セルトラリンが増量となりました。
この状態で、さらに2週間経過を見たのですが、やはり症状は全く改善せず。
遂にセルトラリンがMAX要領にまで増量されました。
次回、自己紹介⑦ 【薬物性肝障害に】に続く
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