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公務員保育士を辞めようと考えた時、辞めようと決断した時。


2023年3月31日に公務員保育士を辞めます。

これ、思いつきで言ってるんじゃないんです。

数年前から計画している私の人生における一大プロジェクト(大げさw)。

今日は、辞める決断をした経緯について話したいと思います。


公務員保育士を辞めようと考えた時


2000年に新卒で就職してから23年。

(ってサラッと書いたけど、凄い!頑張ってるね!!って自分を褒めてみる:笑)

振り返ってみると、仕事が辛い、しんどい、もう無理・・・ってなった経験、無かったかもしれません。

いやいや、そんな訳ないだろう!っていうツッコミが聞こえてきそうなので頑張って絞り出してみたところ。

突発性難聴になって体が資本だと気付いた29歳の時。
スイーツデコ制作にはまってハンドメイド作家に憧れた32歳の時。

どちらも、仕事を辞めたらどうなるんだろう?って一旦立ち止まって考えてみたものの、行動に移すことはなかったです。

ところが。

37歳で結婚し、40歳で出産したことが私にとって大きな転機になりました。

育休が明けたら、娘を保育園に預けて復帰しよう。

保育園に預けている間は、きっと仕事に専念できるだろう。

でも、その先はどうなる?

ふと、娘が小学生になる時について考えるようになりました。

・学童保育の時間内に迎えに行けるのだろうか?
・希望する日に休みが取れるとは限らないから、参観会は夫にお願いすることもあるだろうな。
・40代半ば、自分の体力がいつまでもつだろうか?

でもこれは、仕事をうまくやりくりすれば、自分が我慢すれば、気力を振り絞れば何とかなるかもしれない。

たいして大きな問題ではないかもしれません。

実際に、それでやっている先輩や同僚が周りにたくさんいます。

けれど。

これだけは、譲れないという思いが湧いてきたのです。


『家で娘の帰りを待つママになりたい』


私の幼少期は、父の希望もあり専業主婦で子育てに専念していた母。

妹が小学校に入るまでは、実家の稼業(農業)を手伝う程度で外に働きに出ることはありませんでした。

♡ 母の待つ家に帰る安心感。
♡「おかえり」と迎えてくれる母の声。
♡ 学校の話に耳を傾けてくれる母の存在。

40年も前のことなのに、あの頃の温かな思い出がよみがえります。

母に用事があって留守の時は、必ず置き手紙とおやつを用意してくれていました。


娘にもそうしてあげたい、私もそんなママになりたい、と思いました。


公務員保育士を辞めようと決断した時


娘は今、保育園の4歳児クラス、幼稚園でいうと年中さんです。

小学校に入学するのは、2024年4月。あと2年弱あります。

では、なぜ、今年度末(2023年3月)に退職するのか。

その理由は。


今年の年度末に、勤務先がなくなるからです。

私が就職した2000年4月。市内には20以上の公立幼稚園、保育園がありました。

だいたい2~3年で異動になるので、私もこれまでに7つの園に勤務してきました。

ところが、時代の流れに合わせて、公立幼稚園、保育園の統廃合、民営化が進み、来年度(2023年4月)には、公立園が3園になってしまうんです。

それに伴い現場ではこんなことが起きます。

正規職員が3園にギュッと集まることにより、園長、主任の人員が余る。

さらに、クラス担任は全員が30代、40代。
(もう何年も新規職員を採用していないので、20代の正規職員は皆無。)

そして、来年度から段階的に公務員の定年退職が65歳まで引き上げられていきます。

となると。

私は10年後もきっとクラス担任として、子どもたちと園庭を走り回ったり夏場はプールに入ったりして幼児教育、保育の第一線で働くことになるはずです。

10年後は50代半ば。

その未来、想像できると思いますか?

今でこそ、体がいうことをきいてくれない日があるというのに、10年後は果たして。

職員の高齢化問題・・・明るい未来を想像することができません。

そんな経緯が重なり。

予定より1年早いけれど、勤務先がなくなるタイミングで退職する決断をしました。

【追記】
2023年3月31日、当初の予定通り公務員保育士を退職しました。

仕事を辞めるまでの最後の1年について
私が経験したことをまとめました。

・退職願を提出した時のこと
・退職までの仕事の向き合い方
・退職を報告した時の周囲の反応
・退職までにやってきたこと

今の働き方に悩んでいるあなたに
ぜひ読んでいただきたいです。


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