見出し画像

ダイエットと甘味料



皆さんは甘味料についてどれだけの知識がありますでしょうか。

今、スーパーやコンビニに行くと糖質ゼロや糖類ゼロ、

カロリーゼロ等という言葉を全面に出した商品を

見かけることが多いと思います。

ダイエットをしている人や健康に気を遣っている人にとっては

とても嬉しいキャッチコピーで魅力的に感じると思いますが

そういった商品は本当にダイエットに、身体に、

良い商品と言えるのでしょうか。


【糖質と糖類】


最近よく見かける糖質ゼロと糖類ゼロの違いは何なのでしょうか。

まず炭水化物が糖質と全く同じものではないということを

皆さんはご存知でしょうか。

炭水化物は体内で消化吸収されてエネルギー源となる糖質と、

消化吸収されない食物繊維に分けられます。

要するに炭水化物から食物繊維を除いたものが糖質です。

一方、糖類は糖質のうち単糖類・二糖類の総称です。

ということは糖類ゼロといっても

単糖類や二糖類以外の糖はゼロではないということになりますね。



【糖質ゼロ-糖類ゼロ-カロリーゼロ】

では糖質ゼロや糖類ゼロ・カロリーゼロなのに

どうして甘味を感じるのでしょうか。

それは人工甘味料を使用している場合が多いです。



【人工甘味料とは】


人工甘味料にも種類があり、

同じ量で砂糖の数百倍の甘さを持つものや、苦みを感じるもの、

冷涼感のあるものなどその特徴も様々です。

体内で消化されないまたはされにくい性質なので、

エネルギーとして体に取り込まれることがほとんどありません。

そのため食品を低カロリーに抑え

甘味をつけることができる甘味料なのです。

また人工甘味料の一部には全く代謝されず、

小腸から吸収されて血中に入り、身体を巡ったあとに

尿として対外に排出されるため本当にカロリーが0なものもあります。


【人工甘味料と血糖値】


人工甘味料に血糖値を上げる作用は無いと言われています。

これだけを聞くと、カロリーゼロな上に血糖値を上げる作用がないのなら

身体にとって良い物なので

砂糖の代わりにどんどん使用しようと思う人もいるかもしれません。


本来甘いものを食べると甘味の感覚のあとに血糖値が上がります。

しかし人工甘味料は甘味を感じても血糖値が上がらないことによって

恒常性が崩れてしまうことで摂食行動が促進されてしまい、

むしろ太りやすくなるという説もあります。



【まだ不確かな人工甘味料の働き】


人工甘味料は腸内の良い菌を減らして悪い菌を増やし、

腸内環境を破壊するという説や

認知症の発症率があがるという説まであります。

しかし現段階では、

人工甘味料の安全性や疾患との関連性についてまだ不確かなことが多く

これからもっと実験や検証をする必要性があると言われています。


【まとめ】

私達が生活する上で人工甘味料はありとあらゆる物に使用されており、

なかなか避けて通ることは難しいかもしれません。

工甘味料は砂糖と同じで依存性が強いと言われています。

気付かぬうちに依存症になっていることもあるので注意が必要です。

ゼロカロリーだから・・・糖質オフだから・・・

それだけで本当に安心と言えるかどうかは

しっかりと自身で判断する必要があります。

避けて通ることが難しくても習慣化させないことはできます。

また市販品でも成分がシンプルなものはあります。

まずはしっかり成分表示を確認するところから

健康意識を高めると良いかもしれませんね。

いいなと思ったら応援しよう!