二月尽と余寒、心晴れ散歩
2月の背中を見送る日。
午前5時に起床、「今日は床屋に行こう」
そう心を定めました。
12月初旬に散髪に行って以来、
緊急事態宣言を受け、
我慢と遠慮、逡巡を重ね、
3ヶ月近く伸びに伸びた髪。
今朝8時半に家を出て、駅前の、
もう何年もお世話になっている
小さな床屋さんまで、
30分ほど早歩き。
クルマを出す手もあったのですが
今日の朝の陽射しなら、
これは歩きでしょうと。
春ジャンパーを着て。
風はまだ冷たくもどこか春のかおり。
路上と周囲の自然とに耳を澄ませ、
伸び切った筋肉をほぐす、
初春散歩。
「風光る マンホール下の水の音」弥七
お店は少し混んでいるも
スムーズに順番が回転し、
ざっくり2ヶ月分、
ばっさり落として頂きました。
帰路も徒歩。青空を見上げながら。
長い冬眠から覚めた短い髪たちが
少し乾いた寒風に靡きました。
「3ヶ月ぶりの散髪帰り 余寒あり」弥七
明日から3月。
今年はどんな春になるのでしょう。
すべては自分次第。心持ち次第。
今、この青空を仰げることに感謝して。
明日からも心晴れを胸に。