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社会福祉士。ゲーマー。大阪芸大卒。読んだ人が少しでもご機嫌になれるような文章を目指しています。自分のこと、家族のことをエッセイにして書く。あと、雑記。

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マガジン

  • 僕と家族のこと

    愛と虐待とネグレクトにまみれた歪な家族関係について。できる限り暗い内容にならないように書きます。

  • 雑記

    とりとめのない文章

最近の記事

とある体の部位が3倍以上の大きさになるというどうしようもない不安について

2023年。年始から僕は人生30年の中で最もといっていいほど体調を崩していた。 1歳児の娘が保育園に通いだし、慣らし保育もようやく終わりといったところから、それは始まっていた。いわゆる保育園の洗礼である。 わんぱくなわが子も例に漏れず、保育園での大病原菌交換会によって発熱、咳、鼻水の症状がスタンダードの状態となっていた。 そんな中、いつも通りの発熱のためにこどもと受診に出た妻からの連絡に、「コロナ陽性」という速報が来た。オーマイガー。 当然家族3人で感染。完治したあとも、子

    • 星野源 『そして生活はつづく』僕にもあなたにも、それは平等なかたちで

      社会人になってから3年とちょっと。長らく遠ざけていた(文字通り全く活字に触れなかった)読書を、最近時間を取ってするようになった。大学生の頃は文芸学科ということもあって、多少なりとも、それなりに、慎ましく読書をしていた。 基本的には文学系。人文学的なものや雑誌、趣味少々。そんな配分だったと思う。 のんきで意識も別に高くない大学1年生の僕は、「本読んでる自分偉い」と自己肯定感を日々高めていた。しかしある日、教授が「お前たちが本を読むのは趣味じゃねえ。舐めるんじゃないよ。当たり前

      • こじらせスマブラーになってしまった私~ゼロに向かう物語~

        自己肥大したプライドが邪魔をしている。 SP発売当初のオンライン対戦では、特になんの努力もせず、VIPに到達できる程度の実力だった。その指標がうまいかどうかは今でもよくわからないが、とにかく僕は、それまで培ってきた経験だけで、大した苦労もなく上位数%に食い込むことができていた。 その後数キャラをVIPにした時点で、特に目標もなくなり、弟や友達と集まった時にカジュアルにプレイするのみだった。 そもそもスマブラSPは100時間~200時間そこそこしかプレイしていない。 久

        • じいちゃんの死体

          2年ほど前の夏、弟の誕生日に祖父が死んだ。90歳の誕生日を迎えてからちょうど1週間後だった。 脳外科の病院でソーシャルワーカーをしていた僕の目から見て、かなりハッピーな死に方だったと思う。祖父は最期を病院、施設で過ごすのを断固拒否していたし、デイサービスに行くこともしなかった。自宅で過ごし、最期を迎えることを選んだ。 うんざりするぐらい祖父と相性の悪い、失礼な態度を取るケアマネージャーにも、決して自分の信念を曲げることがなかった。訪問サービスに来てくれたスタッフに対しても

        • とある体の部位が3倍以上の大きさになるというどうしようもない不安について

        • 星野源 『そして生活はつづく』僕にもあなたにも、それは平等なかたちで

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        • じいちゃんの死体

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