こじらせスマブラーになってしまった私～ゼロに向かう物語～

自己肥大したプライドが邪魔をしている。

SP発売当初のオンライン対戦では、特になんの努力もせず、VIPに到達できる程度の実力だった。その指標がうまいかどうかは今でもよくわからないが、とにかく僕は、それまで培ってきた経験だけで、大した苦労もなく上位数％に食い込むことができていた。

その後数キャラをVIPにした時点で、特に目標もなくなり、弟や友達と集まった時にカジュアルにプレイするのみだった。

そもそもスマブラSPは100時間～200時間そこそこしかプレイしていない。

久しぶりに復帰した今、自分のキャラの操作も危うい。小ジャンプすら怪しいし、反転空後はもうノリと勢いでやっている始末。あまりにも思い通りに操作ができないため、ストレス値が一瞬でマックスになる。

しかしながら、目だけは肥えているため格下の認定は目が飛び出て壁に穴が空くくらい高水準。これまでのスマブラの経験はあれど、SPはやりこんでいる方々からすればほぼ未プレイのようなものなのなのに。

思えば、forのクラウドが出たとき以降も本気でスマブラなんてしていないし、SP発売後こそ熱があったが、ジョーカー追加前にはすでにその情熱は線香花火みたいに散っていた。

その時点で社会人だったため、仲のよかった友達とも遊ぶ頻度は当然落ちるし、物理的な距離もあった。高校生の頃は毎日必死に自転車を漕いでスマブラをしにいっていたものだが、そんなエネルギーもモチベーションも、すでに地の底だった。同じくらい、または上の実力の人間が、すぐ近くに住んでいればまた違ったんだろうとも思う（冷静に考えて、こんな条件は求めすぎであるが）。

オフラインのスマブラしかほとんどしていなかったために、オンラインにもなかなかなじめない。どうしてもラグが気になってしまう。
後にDくんに教えてもらったが、使っていたLUNのUSBアダプター？があまりにも古くて速度が出なかった。wiiの時に発売していたものを使っていたからだ。考えてみれば、当然だったかもしれない。
ちょうど同時期にインターネット回線も光に変えてかなり速度が改善されたこともあり、オンライン環境はかなりましになった。それでも相手次第でラグを感じることも多いが。

ともあれ、リハビリがてらで毎日数戦程度プレイする。負けたらストレスゲージが一回につき45％溜まるため、2連敗したらコントローラーを握る手にかなり力が入ってくる。勝利でストレスを15％下げることが可能だが、なかなか勝てないのですぐやめてしまう。
一度VIPに入れたのもあり、すべてのキャラクターの平均値が今の自分の能力より高く、新しいキャラを使おうとすると一旦負けまくる必要があるのも問題だ。
世界戦闘力3～400万程度で、今僕は大変に苦しんでいます。いや、ほんまつらい。

僕はまだマイナスなんだ。0に向かっていきたい。という気持ちで最近はとても丁寧に、かつ謙虚にスマブラを楽しんでいます。