メンタルヘルスケアをするひとのメンタルヘルスがやばい件
「医療・福祉」に従事する「対人援助職」と呼ばれる人、その人自身が、職場でメンタルヘルスの不調を訴えている社員割合は76.6%。労災認定を精神疾患で受けた人の業種1位も「医療・福祉」である。
なぜ、志を持って「社会的弱者のお手伝いをしたい」と思った心優しき人間が、精神疾患という苦しい人生を踏まなければならないのだろうか?
ひとつ、聞いた話なので確証はないが、「ひとは自分の課題についての学問に進む傾向があると、論文になっている。」と社会学者から聞いたことがある。
人助けをしたい、という人は、もともと「自分が助けられたい」という潜在・顕在問わない気持ちがあるのではないか?
言うなればもともと繊細な人が就きやすい職種が対人援助職なのかもしれない。
しかし現実は厳しい。
現場には素直に「助けて」というひとだけではなく、「助けて」の代わりに罵声を浴びせる人もいる。
また、慢性的な人材不足で、十分に職場内でフォローされる機会は少ない。
SVが有効とされるが、SVの機会を積極的に取り入れているひとはどれくらいいるのだろうか?また、その人に合うスーパーバイザーに出会っているひとはどれくらいいるのだろうか?
対人援助職をやったことがある人であれば誰しも共感しうる課題であると私は思う。
その課題について、近いうち、ちゃんと研究をしたい。
ストレスチェック制度なんてなんの意味もなしていないと私は思う。チェックして、終わり。産業医が常駐している大企業は繋がっていっているかもしれない、それ以外は?
対人援助職という当事者が受けた傷つきはどうすれば癒されるのか?
飲みニケーションで解消されていたものも、いまのコロナ禍ではそれさえ封じ込められてしまった。
私たちはどこをどうすればいいのだろうか?
アメリカにはあらゆる休暇のひとつに体のケアのためではなくメンタルヘルスケア休暇が有給とは別にあるそうだ。
そういった制度を日本に直輸入したところで、回らない、という別の課題が現れそうだ。人が動くことで経済を回し成り立っていると露呈した日本では、回らなくなるとすぐに経済が悪化するとコロナで証明された。
カウンセリングを受けること、精神的不調を口にすることがもう少し敷居の低いことになればいいのになぁ。。
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