かんたん最強のお金づくり‼️新NISAでも注意するべきこととは⁉️
新しいNISAは、恒久的な制度で、非課税期間も無期限と基本的にはメリットずくめです✨
ですが、ほぼ唯一といっていいデメリットは「損益通算」や「繰越控除」ができないことです⚠️
「損益通算」や「繰越控除」に注意
まず「損益通算」について説明します。
税金のかかる特定口座の場合、利益と損失を合算して正味で黒字となった場合のみ課税されるというルールがあり、「損益通算」とよばれています。
図のように、ある年に40万円の利益と、10万円の損失が出た場合、合算すると30万円の利益ですから、税金は6万円(30万円×20%)となります。
つぎにNISA口座の場合ですが、40万円の利益が出たものについては、そもそも非課税ですから税金はかかりません。
いっぽう、別の商品で10万円の損失が出たら、“なかったこと”として扱われますので、特定口座なら利用できる損益通算というメリットが得られないことになります。
なお、特定口座の年間通算損益がマイナス(譲渡損失)となった場合には、翌年以降に3年間繰り越すことができ、繰越控除と呼ばれています。
NISA口座ではこの繰越控除ができませんので、注意が必要です⚠️
上場株式などは個別性が強く、業績悪化にともない、株価が長期的に低迷してしまうリスクも考えられます。
NISA口座で投資する場合は、十分ご留意ください。
一般NISAで持っている分は、いつ売却するといい?
一般NISAでこれまで投資をしてきた方は、新しいNISAのスタートにあたり、すでに投資している分はどうすればよいのでしょうか。
一般NISAの非課税期間は最長5年ですから、図のように2023年以降に、2019年投資分から順次、非課税期間が終了します。
一般NISAの場合、以前はロールオーバー(非課税期間終了年の翌年の一般NISA口座に移管できる仕組み)が利用できましたが、今後は利用できません。
なので、ひとつの対応策としては、非課税期間終了時にいったん売却し、新しいNISA口座で買い直すというものです。
そうすることで、今後は無期限非課税で投資を継続することができるようになります。
ただし、一般NISAの非課税期間は最長5年と短いため、非課税期間の終了時にたまたま含み損の状態になってしまう可能性も十分考えられます。
そうなると、「損益通算」や「繰越控除」ができずデメリットしか残りません。
非課税期間の終了を待たずに、途中でほどほどの利益が出ている状態になったら、早めに売却して利益確定しておくことも大切です。
NISA制度のデメリットである「損益通算や繰越控除ができない」ことには、十分ご注意ください⚠️
おわりに
新しいNISAはメリットがたくさんあります✨
ただ、メリットがあればデメリットもつきものです💦
新NISAのメリットとデメリットをきちんと理解した上で検討したいですね😊💕