あなた界隈
とある日。
至福の趣味時間「本屋さんぽ」をしていた時に、平積みにされていた本。
今の暮らしに何も不満がない。
家庭も職場も居心地が良い。
でも、「目標に向かう時間が好物」という傾向にある私は
なんとなくこのタイトルがひっかかり、早速手にとってみた。
幸福な国に住む不幸な私たち
著者はバックパッカーとして、世界40ヶ国以上を旅した結果
「日本は世界有数の住みやすい国」だと実感したそうです。
一方で、最近は日本人の多様な世代の人と話しても、将来に不安を抱えている人が多い。
そして「将来に多くを望まない人」が増えている。
まるで「一億総さとり世代」。
この理由について解説した本でした。
界隈(かいわい)
意味:そのあたり一帯。付近。近辺。
例文:「銀座—」
ネット用語での「界隈」は、属性や特定のジャンル、業界を意味します。
この本の中では、あなたの幸せは「あなた以外の人」が決める。
界隈をデザインせよ!
と話しています。
2人そろえば「界隈」
ざっくりとした要約。
確かに!
・「ちょっとヤンチャな子」がチヤホヤされる界隈。
・ブランドBAGを買った事を報告し合う界隈。
・子供の学歴を披露する界隈。
・昼からお酒を飲む事を好む界隈。
・自らモーレツに働く界隈。
服も鞄も無印良品とUNIQLOで満ち足りてる人が、ブランドBAGが好きな界隈にウッカリ入ったら居心地が悪い。
東大を目指して頑張りたい子供が、「ヤンチャな人」だらけの中学に入ってしまってイジメられて生きづらい。
確かに、どの界隈を選ぶか?によって「満足感」は変わりますよね。
個人的には本の中で紹介されていた
「メキシコの漁師とMBAコンサルタントの話」がとても面白かったです。
これはネットで昔話題になったそうで、今でも検索すると沢山出てきます。
結局のところ「価値観」についての考え方ですが、この本と近い感じがします。
界隈マトリクス
中々面白い!
自分はどうかな?と考えてみましたが、
「良い」とも「悪い」とも判断ができない界隈が沢山ありました(笑)
長男が小学生になって余計に「当たり障りない界隈」が増えた気がします。
椅子はひとつしかない
「ドラえもん」の登場人物に「キャラ被り」がいないように、殆どの界隈に「〇〇キャラ」的な椅子はひとつしかない。
「職場で一番若くてチヤホヤされる」という椅子も、もっと若い子が入ってきたら奪われる。
「椅子は奪われるもの」だから、界隈を変えたり、広げたりしながら自分の居心地の良さを追求する事。
そして誰にも奪われない「主役級の界隈」を持つと幸せだよって話。
「NO1にならなくても良い、もともと特別なオンリー1♪」
衰退途上国
日本はこれから急激な人口減少時代に突入して、発展途上国ならぬ衰退途上国。
親世代を見て「自分も将来あんな感じになる」と思っているのは相当な間違い。
親世代と「同じような感じ」になるには相当な努力が必要になると(!)
最後は「衰退途上国」でどうやって幸せになるか?
という話でした。
私はどうする?
本の中では色んなエピソードが紹介されていて、「読み物」として面白い本でした。
改めて「私の価値観」を元に、界隈を整理・分析してみたり、もっと海外の人と繋がる事を試みたいと思いました。
昨日書いた教育の話の様に、海外の教育制度はどうなっているのか?実際にそこで教育を受けている人はどう感じているのか?等、もっと外を知りたい!
やりたい事リストにまた一つ追加です☆
今日も最後までお読みいただき有難うございました。
素敵な一日になりますように☆彡