学校は私の「サードプレイス」になるかもしれない。
「〇〇のママ?今日は何読むの?」
とある朝。
読み聞かせボランティアの為に、8時過ぎに小学校へ到着し校庭を歩いていると名前の分からない女の子がじーっと私を見ていた。
何か言いたそうな顔だったので、「おはよう」と声をかけてみたら私の事を長男の親で、読み聞かせに来てる人だと認知してくれていた。
クラスを聞いたら、その子は先週私が読み聞かせに行ったクラスの女の子だった。
私はその女の子の顔も名前も全く知らなかった。
だけど、相手からはこうして認知されている。
そのささやかな事実がとても嬉しかった。
緊張しなくなってきた
以前は、授業参観以外の日に小学校の敷地内へ入る時は凄く緊張した。
昔と違って、校門にはキッチリ施錠されているので朝夕以外で校舎へ入る時はインターホンを鳴らして入らなければいけない。
中に入っても余計な場所を見に行ったり、図書室を覗きに行ったら怒られそうだ…とドキドキしていた。
でも、今年に入ってPTAの活動で休日に校舎内へ入ったり、読み聞かせボランティアで校舎内をウロウロする事が日常になり、先生とすれ違っても緊張せず普通に「こんにちは~」と挨拶できるようになってきた。
校長先生にはPTA行事で頻繁に顔を合わせている事もあり、すっかり顔を覚えられている。
とても気さくな先生なので、普通に雑談ができる位になってきた。
読み聞かせボランティアに合わせて学校へ行くと、長男も含めて多くの子供が外遊びをしている。
校舎に戻る時、あちこちの子供から「〇〇のママー!」と声をかけられる。
読み聞かせするクラスに入ると「今日は何読むの?」と聞いてくれる。
皆とても可愛い。
朝から幸せな気持ちになれる。
距離感が心地よい
読み聞かせボランティアさん同士の距離感も、とても心地が良い。
朝、教室の前でスタンバイしている最中に少し雑談する。
読み聞かせの後に、時間が許せば図書室へ行く。
図書室へ行っても、さほど長話をするワケでもないし、時間がなくなったら途中で退席しても良い。
毎週必ず読み聞かせに入らなくても良いし。
担当する事が決まっていても、急用でお休みしても責められない。
(急な休みになっても、割と誰かが代行してくれる)
今の所、急に休んだ事はないけれど。
「無理のない範囲で」
「できる時に、できる人が」
というスタンスが、とても居心地が良い。
読み聞かせボランティアさんは、女性ばかりかと思いきや男性の方もいた。
その方は、お子さんが在校生なのか?とか何も分からない。
2回程同じ学年を担当したので始まる前に少し離れた所から会釈した程度で失礼ながら名前も分からない。
だけど、読み聞かせの後に校舎の外で道路を一本挟んで会った時に「お疲れ様でした~!!」と物凄い笑顔で手を振ってくれた。
私は人見知りなので、こういう事ができない。
でも、ボランティアで繋がった「仲間」なのだ。
自分の「居場所」を増やす事ができる
長男を妊娠した時に、スポーツジムを退会した。
以降、「親として」ではなく、「自分の」習い事や、初体験をする機会は0になった。
仕事中にスタバにも行くし、1人でカフェランチもする。
だけど、そこで考える事は子供や仕事の事で「生活の中心」から外れた事がなかった。
でも、小学校でPTAや読み聞かせボランティアをする時は色々な初体験をする。
保育士でも先生でもない私が、30人の子供を前にして読み聞かせをする。
友達ではない「読み聞かせボランティア」さんと集まった場所で、絵本について語り合う。
イベント準備のために、校庭の遊具に貼り紙をしたり、倉庫から物を運んだり…という裏方を経験する。
単なる参加者ではできない「初体験」を沢山経験できる。
しかも「頑張っても、頑張れなくてもOK」なのだ。
結果について責められたり、責任を押し付けられない。
「失敗しても大丈夫」という環境がここにある。
最高じゃない?
これは「大人の習い事」みたいじゃないか?
学校が私のサードプレイス。
そんな気がしてきた。
読み聞かせボランティアの話はこちらもどうぞ。
PTAの話はこちらへ。
今日も有難うございました!