「私の本業は母親である」これが私の結論。
「この仕事ほど、時間に融通のきく仕事はないよね」
「・・・うーん、まぁね。」
先週、別のオフィスで働いている同期とランチをした。
ここ数週間、働き方について模索中である事を話したらそう返ってきた。
「確かに融通はきく。だけど、夜とか土日に電話がかかってきたり、LINEの対応をしなきゃいけないのが、結構シンドイのよね」
すると同期は大笑いしながら
「そりゃダメだ!電話もLINEも返さなきゃ」と言った。
そうか。
やっぱりこれが、私が所属する会社の「常識」なのか。
正社員失格
過去にも書いたけど「休日に電話がかかってくる仕事」は沢山ある。
私はこの「つながらない権利」というモノはとても大事だと思うし、Z世代にとっては仕事を選ぶ上での大きな判断基準の1つになりえるとも思っている。
だけど、同僚や上司の中には社内外に対して「何時でも電話してもらって大丈夫です」等と言う人がいる。
「相手に合わせる」
「相手の都合の良い時に」
という姿勢は、相手にとっては素晴らしいと思う。
だけど私にはそれが難しい。
家でダラーっとしてる時に、仕事モードのセリフが出てこない。
電話は咄嗟な判断ができず支離滅裂になる。
LINEは文面が完成しなくて、酷い時は20分位あれこれ悩む事がある。
「この表現で良いんだっけ?」
「調べてから回答した方が良いかな?」
仕事の連絡1本で、脳のリソースが奪われる。
その結果、子供の話をちゃんと聞けなかったり、ゲームを中断せざるを得ない事がある。
それは、私が望む事ではない。
もし「24時間の中心が仕事」という働き方が正社員のあるべき姿なら、私は正社員失格である。
そもそもこんな記事を書いている時点で、正社員には向いていないワケだけど💦
子供を「健康な大人」に育てること
もちろん、世の中には「24時間仕事モード」な人が沢山いるし、そういう人を非難したいという気持ちはまったくない。
仕事に対する責任感は大事な事だと思う。
ただ、今の私は仕事に対してそこまで「脳のリソース」や「物理的な時間」を割く事はできない。
共働き家庭で、家事の分担なんて夫の方が多い位かもしれない。
だけど「脳のリソース」が家事・育児に大分持っていかれている。
「子供なんて放っておいても勝手に大きくなる」と言うけれど、そうはいかない部分も沢山ある。
昨日見たこちらの動画で、同じような話をしていて面白かった。
みたいな話だった。
これは多いに共感する。
「得意だから好き」なのか「好きだから得意になった」のか。
これはもう、「鶏が先か卵が先か?」みたいなレベルで難しい話だと思う。
一度「苦手」「得意じゃない」「難しい」という感情を抱いてしまうと挽回するのは容易でじゃない。
「勉強」が得意であれば楽しいし、「学校が嫌」という気持ちは起こりにくい気がする。
(ずーっと座っている苦痛とかはあるけど)
学校生活がポジティブなモノになる為には、「手遅れにしない」という事は大事だと思う。
机上のプリントだけにならないようにアレコレ仕掛けをして一緒に楽しみたい。
勉強の事だけではない。
保育園や学校から持ち帰った「作品についてのお喋り」や「今日の出来事」等、子供が話しを聞く事を求めている時は、ちゃんと目を見て話を聞きたい。
バリバリ働いて。
電話がかかってきても、LINEが届いても、上手く切り替えができて。
子育ても完璧。
そういう人も世の中にはいるのかもしれない。
だけど、私にはそれはできない。
「睡眠第一精神」を捨てれば、可能になる部分が増えるかもしれないけど。
それは本末転倒である。
子供に東大へ行って欲しいとか、上場企業に就職して欲しいなんて思わない。
ただただ「心も身体も健康な大人」に育って欲しい。
何かを目指して頑張りすぎて糸が切れてしまう。
友達との関係や学業に悩んで自殺してしまう。
そういう事件は決して他人事ではない。
そうならない為に、現在の私の24時間は家庭が中心。
自分が健康である事、子供を中心に生きていくこと。
それが親としての責任であり、私にとっては最大の喜びだ。
今日も有難うございました。