思春期男子2人をこのマンションで育てられるのだろうか?
「お母さん♪ ま・だ・で・す・か?♪」
とある日。
私はお腹が痛かった。
お腹が痛くてトイレにいた。
ゆっくりトイレに入りたかった。
にも関わらず。
トイレに入り1分も経たないうちに次男がドアをノックして「まだですか♪」と歌いながら急かしてきた(笑)
こちらの腹痛の深刻さと裏腹に、次男の歌はお花が咲いてるみたいな陽気さである。
思わず吹き出してしまった。
決して「漏れちゃう!漏れちゃう!」みたいな雰囲気ではないので、次男がそこまで窮地ではない事は分かる。
だけど、ドアの前にジーっと張り付いている気配がする。
そんな近くで待たれるのは嫌なので、結局すぐに出た。
案の定、ドアの前にいる次男。
「遅かったよぉ(^^)/」とニコニコしている。
返す言葉もなく、ヘラヘラ笑い返しつつ思った。
子供が大きくなるにつれて、この狭いマンションでは窮屈かもしれない。
2人で住むのに丁度良い4LDK
我が家は4LDKのマンションに住んでいる。
4LDKと言っても、80平米もない。
狭いのに無理やり4LDKに造られているので、収納も小さいし、殆どの部屋が繋がっていて廊下も短くて狭い。
結婚が決まった時、賃貸と比べてマンションを買った方がお得に感じてしまい若気の至りでウッカリ買ってしまった(笑)
リビングと、リビングに繋がる和室を主な生活空間として利用。
他の3部屋は夫婦2人それぞれの個室(洋服などを置く)と、寝室として利用していた。
購入時は「2人で4LDKに住むなんて!」と思ったけど、イザ住んでみると丁度良い位だった。
その後子供が2人生まれてからも、基本的な部屋の使い方は変わっていない。
夫婦それぞれの荷物を減らしたものの、子供の服や作品が増えたので相変わらず「物置部屋」みたいになっている。
つまり「リビングと和室だけが生活空間」である(笑)
男児が男性になったら
こんな狭いマンションで、男児2人が大きくなったら大変かもしれない。
夫が175㎝位、私も小さいタイプではないので子供達もまぁまぁ大きくなるかもしれない。
まず玄関が狭い。
玄関も狭いし、下駄箱も狭い。
ここに、男性3人の靴を収納する事になったら?
靴のサイズが27センチ位になったら、玄関に靴が並んでいるだけでもゴチャゴチャ感が凄そうだ。
次にトイレ。
狭いマンションなので、もちろんトイレは1つしかない。
廊下に出るとトイレの中の音が聞こえるような狭さなので、トイレに入ってる時も、トイレの順番待ちをする時も、とっても気になりそうだ。
キッチンもシンドイ。
知人の息子(大学生)は、1食で白米を3号食べると言う。
万が一、我が家の子供達が3号も食べるようになったらどうしよう?
合わせて6号?
1升焚きの炊飯器なんて、狭いキッチンに置けるだろうか?
洗面所だって、とっても狭い。
「お年頃」になったら、ここで洗面台を取り合ったりするのだろうか??
男の子が育つ過程を見た事がないので、全く想像がつかない。
居心地の良い個室?
何よりも「1人部屋が欲しい」と言われたらどうしよう。
物理的には1人部屋を作る事は可能な筈ではある。
だけど、LDKから比較的遠い玄関側の2部屋の内、1部屋には素人ではとても動かせそうもない重いベットフレームが置いてある。
そうなると1人は玄関側の部屋、もう1人はLDKに続く部屋を使う事になり距離感が全く違う。
これは「そっとしておいてほしい」「親から監視されたくない」という思春期の子供にとっては揉めそうな案件である。
年頃になれば、エッチな雑誌とか動画が見たいかもしれない。
昔、SMAPも「エロ本を隠しておいたのに母親に見つかった話」とか
「ビデオをお互い貸し合いした話」で盛大に盛り上がっていた←思春期男子の情報がここしかない(笑)
そういう時に、親の気配を感じるのは絶対に嫌だろう。
男友達と集まって、皆で鑑賞会したり?
彼女を部屋に入れたり?
そういう事も考えるかもしれない。
うーん、絶対に嫌だ。
「親が不在の時に、友達を家に入れてはいけない」というルールの家庭は多いと思う。
だけど、子供が思春期になったら?
中学生になっても、高校生になっても、家には誰も呼ばないのだろうか?
むしろ「親が不在」な時こそ、誰か連れてきたいと思うのでは?
でも、何かそれはやっぱり嫌だな。
田舎の広い一軒家で、子供部屋が離れにあるとか。
離れではなくても、子供部屋が2階でトイレが2つ以上あるならまだ分かるけど。
こんな狭いマンションで、ほぼ全ての部屋の音や気配が分かる間取り。
ここに175㎝位の男性3人と暮らすのは狭い。
誰かを連れ込まれるのは、ちょっとキツイ。
男の子の成長過程も知らない。
マンションの子育て事情も知らない。
未知の事が多すぎる。
物価高や老後よりも、思春期男子とのマンション生活の方が不安である。
今日も有難うございました。
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