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国民と論点がズレてませんか?問題

「首相指名選挙でご自身の名前を書くという事は、石破総理が続投で良いとお考えなんですね?」

関西ローカルのワイドショー?に、国民民主党の玉木代表が出演していた。

中継が繋がった途端に、首相指名選挙の話。

何それ?誘導質問?
見始めて1分で嫌な気持ちになってきた。


定点観測の経緯


10月27日に衆議院議員選挙が行われた。
私は特に支持政党があるワケではないが、今回の選挙結果は率直に「面白くなってきた」と感じるモノだった。

その中でも「政策実現」「対決より解決」を繰り返し主張する国民民主党の玉木代表が、どの様に「政策実現」を実行していくのか?を特に注視している。

上の記事で、下記2つの政策を定点観測していく事を決めた。

・年収103万円の壁を178万円に拡大(国民民主党)

・紙の保険証を使えるようにする(立憲民主党)

が、1週間経過してみて「紙の保険証」についてはメディアでも野田代表の発言やネットへの投稿にも特に登場しない。

それよりも「政権交代」を実現する事を優先している様だ。

お決まりのマスメディア


選挙を終えてから1週間、報道を見ていると必ず
「首相指名選挙で誰の名前を書くんですか?」
「自民党と連合するんですか?」
「自民党と連立を組みますか?」
「自民党側に着いたという事ですか?」

等と、与党側か?野党側か?の様な質問が出てくる。

多くの国民は与党側か?野党側か?という事を確認したいと思うのだろうか?

又、玉木代表がXでこのようにマスメディアへお願いをしていた。

【メディアの皆さんへのお願い】
一部メディア(週刊誌を含む)の方が、アポなしで実家に来て家族に突撃取材をしています。20時を過ぎた今も、田んぼの脇に他県ナンバーの車がとまっていると近所からも不安の声が上がっています。田舎の一軒家なので安全上の不安もあります。どうか取材は事前に事務所に連絡をください。そして、家族への取材は差し控えていただきますよう、伏してお願い申し上げます。

玉木雄一郎さんのXより

「時の人」となると、毎回このパターンだ。

家族や知友人からのエピソード。
スキャンダル的なネタを掴みたいのかもしれない。

でも、そんな事はどうでも良い事じゃないか。

私個人としては、不倫していようが、キャバクラに通っていようが、政治家は仕事さえしてくれれば別に構わない。

そういうネタで批判の的にしたり、大事な論点がズラされてしまった結果、「政治家=汚い」みたいなイメージになり、政治不信、無関心に繋がっていると思う。

「年収の壁」に関する報道


「国民民主党がキャスティングボードを握っている」
ここ1週間ずっとそういう報道をされてきた。

早速各メディアで「年収の壁」に関する記事が出てくるようになった。

国と地方の合計で年約7兆6千億円の税収減になる見通しであることが30日、政府の試算で分かった。納税者にとっては減税となり、税金が高い高所得者ほど効果が大きいとの試算も判明。納税者の手取りが増える恩恵の一方、公平感や税収減を補う財源などを巡り議論を呼びそうだ。

記事より

週の後半はこの試算を用いて「財源はどうするんですか?」「バラマキと批判されていますよ?」等の質問が増えた。

この件について、税理士の大河内薫さんがとても分かりやすい記事を書かれていた。

そもそもの仕組みに関する話もあるので是非読んでみて欲しい。

記事の中で報道についても疑問を呈していた。

日経新聞では、この政策について7.6兆円の税収減という観点から報じています。まるで財務省の広報担当をしているような印象すら受けるんですよ。

記事より

やっぱり第一情報


たった一週間の動きだけど。
国民民主党が与野党どちら側にもつかない姿勢がハッキリ見えてきた事で、メディアは「バラマキ政党」「税収減で将来世代にツケを先送りしている」等と、ネガキャンを始める事になったように見える。

こうなると、加工された情報(新聞やTV)しか見ない人には
「良さそうな政党に見えたけど、そうでもないのかも?」等と印象操作されてしまう事もあるだろう。

私個人としては、国民の所得が増える事で経済が回る事は良い事だと思う。
何よりも、「働き控え」が解消されたら人手不足の解決にも寄与する事が大きいと思う。

報道という「伝える側」のバイアスがかかった情報よりも、今はネットで生の声を聞く事ができる。


まだ視聴を終えていないが、こちらは経済政策に的を絞って75分みっちり議論をされていて物凄く勉強になる番組だ。
こういう番組が地上波にももっと増えたら良いのに。


会見の様子なども、政党の公式チャンネルを訪ねるとノーカットで見る事ができる。


まるで、国民民主党の推し活みたいな記事になってしまった(笑)
でも、そういう事ではない。


慎重に情報を追わないと、印象操作に巻き込まれてしまう。

与党の過半数割れが起きて「与党の思い通りに政権運営ができそうもない」と分かった途端に、国会が召集される前から政策についての議論が盛んにおこなわれるようになった。

これはとても良い事だ。

公明党や維新の代表選挙、アメリカの大統領選挙、来週も沢山の動きがありそうだ。

でも全てを追いきれないので、このnoteでは今後も

・103万の壁
・紙の保険証

を追っていこうと思う。

<あとがき>
紙の保険証に関する話題は全く出てこないんですよね💦
野田代表のBlog?みたいなモノを読んでみましたが、そこにすら「紙の保険証」は全く登場せず(笑)
そうこうしているうちに、マイナンバーカードへの移行まで1ヵ月を切りましたね。
どうなる事やら。

今日も有難うございました。



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