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「主体性を失わせない教育」を誰もが選べる社会へ

フォローさせて頂いているようこさんが、私の記事をご紹介下さり、私が尊敬してやまない工藤校長の本を読んで感想をアップして下さいました♪
有難うございます(^^)

この記事を読んで、まさにうちの長男も同じように
「ひとりで過ごしたい!」と言っていた事があったかも…と、
過去記事をさかのぼってみたらありました。

学校の「在り方」以前に、
親もついつい「お友達と仲良くできている方が良い」
みたいに考えてしまうんですよね。

刷り込みって恐ろしい。

そんな中ですが、数日かけてこの動画を見ました。
(続けて工藤校長です)

この動画の中で語られている「幼児教育」について、今まさに私は当事者となっています。

小1プロブレム

工藤校長は「小1プロブレム」という言葉自体が間違っていると言います。

保育園や幼稚園を卒園したばかりの子供が、大人しく椅子に座っていられないのは当たり前。

デンマークやイギリスでは「座っていられないのは当たり前」という考えて、誰も問題行動だと思っていないとの事。

実は私自身も、子供の頃に「座って話を聞く」という時間が苦痛で体を動かしたくて仕方なかったです。
「今ここで立ち歩いたらどうなるかな?」とか余計な事を考えて過ごしていました(笑)

調べてみるとこの20年位の間に、そういう言われ方をするようになったそうです。

検索すると「小1プロブレムは悪である」という風潮の記事がわんさか出てきました。

次の記事は、時代背景を受け入れつつも「幼保小の連携」によって解決するという結びになっています。

つい最近、次男が通う保育園の先生から面談の提案を頂いたのも
次男の発達に問題があるのではないか?
就学前に「普通の子」に仕上げておいた方が良いのでは?
と心配されての事だったと思う。

リハビリにかかる時間

工藤校長はそもそも今の学校教育が「子供の主体性を奪う教育」と評している。

動画の中でも「起立・気をつけ・礼」という言葉は全て命令形でその時点で間違っていると。

子供は本来「主体性の塊」で、赤ちゃんの時は勝手にハイハイをして、立って、歩いて、「自分のやってみたいこと」にどんどん挑戦して日々成長していく。

それなのに、2~3歳になるとやたらと「社会性を身に着けさせる事」を重要視されるようになる。

工藤校長の取り組みについては是非動画を見て頂きたいのですが
「主体性を失った子供のリハビリにかかる時間」は

高校生 → 3年
中学生 → 1年
小学生 → 1か月

だそうです。

確かに、小学校に入ると日々が強制の嵐。

「前を向きましょう」
「気を付け」
「鉛筆は机に置きましょう」
「今は読む時間です」
「今は聞く時間です」
「お外を見る時間じゃないよ」
「黒板に書いてある通りにノートに書きましょう」

もし「今、その気分じゃない」「興味がない」
と思っても
そんな自分の気持ちは抑えなければいけません。

私は小1プロブレムが怖かった

自分自身が、小学校生活が苦痛でした。
「ずっと座っていたくない」「今違う事がしたい」「話に興味がない」
きっと「〇〇しなければならない」が凄く嫌いだったのだと思います。

私は比較的「教育要素」が強めな幼稚園に通っていました。
それでも小学校が苦痛でした。

なので、モンテッソーリ教育+殆どの時間を自由に過ごせる保育園に通っている長男が小学校になじめるのか凄く不安でした。

それで少しでも小学校という場所がイメージできるように。
そんな思いで、年少の終わりから幼児教室に通わせる事になりました。

でも通い続けながらもずっと私の中で「これで本当に良いのか?」という自問自答をする日々でした。

当時書いていた「惚れてしまった私立小学校」に落ちて、公立へ進学して、長男は現在物凄く学校を楽しんでいる。

それは、幼児教室で小学校の練習をして、物凄く難しい問題を解いて、沢山の宿題をこなしてきたからなのかもしれない。

でも、今の教育システムに順応する事や先取して自己肯定感を上げる事が本当に正しい事なのか分からない。

選択肢が少なすぎる

長男の受験を決意するまでの間も、沢山の小学校を調べました。
この本を読み、「主体性を失わせない教育」として、オルタナティブスクールにも凄く興味がありました。


でもネックも沢山ありました。

・認可されていない為、公立の小学校に籍を置いて通う形になる。
・進学に必要な学力が身に付くか分からない。
私立小学校以上にお金がかかる。

結局、この前の記事にも書いたように「公立よりは柔軟で自由な教育が受けられそうだ」という結論に辿り着いて私立を受けました。

実際に工藤校長も動画の中で「私立の方が改革のスピードが速い」という趣旨の話をされています。

公立か私立か。
多くの子供が最終的に大学は私立を選ぶケースが多い世の中で
選択肢として
「どこから私立へ入れるか?」位しか選べない現状。

長男は学校が大好きだし、公立小が合っているなら無理に他の道を薦める事はない。
でも、いつでも変化を受け入れる勇気は持たなければいけない。

受験産業はきっと時代とズレている


通わせておいて…ですが💦
小学校「受験」は、主体性を奪いかねないと思います。

過剰なまでに「指示を聞く」事を要求して、姿勢を維持して、何時間も勉強させる。「指示行動」なんて名前の講習がある位なので。

先日、幼児教室の担任の先生と面談をした時に
「私立小学校マップ」を元に話をしましたが、その中に明らかに「小学校受験」とは雰囲気の違う学校が混ざっていました。

思わず先生に「こういう学校も掲載してるんですね」と聞いてみたら
この辺は受ける子が殆どいないので、私たちも何も情報がないの」と言っていました(笑)

だって、全然違うもんね。

長男が唯一受験した小学校の先生も
「受験は不安産業」とハッキリ言っていた。

自分自身も受験を選択した経験があるので、決して受験を否定をするつもりはありません。
でも、子供を巻き込んで「産業化」してる事が怖いと思います。

私たち保護者は、
経済的な理由も含めて選択肢が殆どない中で、我が子がいかに楽しく学校生活を過ごせるか?を考えて日々模索している。

「みんなちがってみんないい」

それを言うなら、もっと教育の選択肢を提供してくれれば良いのに。

そして工藤校長には是非、小学校も開校してほしい。

いち保護者として、公教育のシステムに順応しながらも主体性を失わない教育について、これからも色々考えていきたいと思います。


最後までお読みいただき有難うございました。

是非、みなさんの教育観や受験に対する考えなど、コメントや記事で教えてください😊

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