【本から学ぶ】公立小・中・高から東大へ合格は再現可能か?
出産してからさまざまな子育てに関する本を読み、4歳頃からは教育関連の本や、「東大に入れたママ」みたいな本もいくつか読みましたが、今回ご紹介する杉政光子さんの
「公立・中・高から東大に合格した3兄弟の母は何をしたのか?」は、一番理想的で子供が息苦しそうと感じない素敵な本でした。
高校まで全て公立、塾も通信制の添削サービス利用のみという事で、一見リーズナブルですが、では一切お金をかけていないかと言うと、全く逆でかなりお金は使っています。
1.キャンプや旅行
2.8つの本棚、1歳から図鑑の読み聞かせ
3.辞書は全部で19冊
4.生き物飼育
など。
ただ、そのお金の使い方がとても楽しそうなのです。
子供が1歳になったら図鑑を読み聞かせて、魚に興味を持ったら海へ連れて行く。
宇宙の本で興味を持ったら天体望遠鏡を買い与える。
等
まずは本を与えて、子供が興味を持ったタイミングで上手く誘導する
これって、一番の理想系ですよね?
振り返ると、私自身は子供時代に学校で学ぶような事に全く興味が持てず💦
殆どの時間を上の空で過ごして、見かねた親が家庭教師をつけましたが、1対1でも話を聞いてるフリして上の空でした😅
それを考えても「まずは興味を持たせる」
ここに一番の労力を使う。
そして「興味を持ったら更に誘導する」
という事が何より大事なんだと思いました。
巻末には著者(母)と、ご長男の対談が掲載されていますが、勉強についてこうまとめられています。
「日々読書を繰り返すうちに『知識を得ると興奮して喜ぶ子』になる
すると勉強によって知識を得た場合にも興奮と喜びを得られるようになり、勉強が好きになる
これが、この著者の子育ての柱であり、原理原則だな!と思いました。
「1歳の頃から図鑑の読み聞かせをしてもらえた子」と、「赤ちゃんの頃から泣いたり大人しくしてほしい時にYouTube見せられて、アニメ好きです、未就学様かゲームを沢山やってる子」
が小学生になった時、どちらが勉強に前向きに取り組めるか?
の結果は明らかだよなと。
残念ながら時代は違えど私は後者のタイプでしたが(笑)
無理のない範囲で頑張ろうと思います。
とても面白い本だったので、子育て中の方みなさんにおすすめです。
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