英語ペラペラ挑戦記#27
今ひたすらに中級レベルの英単語を覚えている。
そして愛用している英単語帳『Distinction2000』によって僕の英単語学習はやがて僕の趣味の1つとなった。
毎日新たな単語、表現に出会う度に
一歩ずつ英語界の階段を踏みしめているような感覚。
勿論、それらは一度踏みしめたぐらいでは中々気を許してくれない。
短時間、短期間で何度も何度も行ったり来たりしてそれらを踏みしめてあげることでやがて振り向いてくれるようになるのだ。
しかしそれらは"現実の"階段とは大きく異なり
一段一段異なる"個性"が凝縮されているのでそれらを踏みしめる労力というのはとてつもなく小さく踏み込む度に快感すら覚えさせてくれる。
何度行ったり来たりを繰り返したり踏めしめたりしても我々に疲れを感じさせない魔法の階段なのだ。
現実の階段の場合には段数を目にする度に
抱いてしまう「まだあと○段あるんかい」という嫌悪感も、「上がらないといけない」というそもそもの強制意識も英単語の階段には感じない。
それはなぜか?
それは、高校生時代までの
「日本語と1対1で無理矢理照らし合わせたり
自分の今の実力をその場で全力でぶつける」などといった固い思考たちを荼毘に伏して来た為だ。
今大きく変化しつつあるこの
「出てこない単語は時間ギリギリまで出来る限り必死に思い出そうとすべきだ」という従来の価値観。
それを自らの意識から取り除いてあげたことで
学びや記憶の定着自体がものすごく自然なものになった。
復習や確認の際にも
その場、その一瞬で自然と出て来なかった単語は思い出すまでその場で捻り出そうとはせず
その場で分からないならばその時は堂々と答えを見るようにする。
迷っている瞬間という時間が1ミリでもあるならばその時間で回数をこなして早く自分のものにしたいと思ってしまうからだ。
その強い衝動こそが
本来感じてしまうはずの罪悪感すらも押し退けてこれまでとは"質"の違うモチベーションというのを自分に与えてくれる。
その結果、より早い短期間での単語習得も可能になったのだ。
これからも
必死に迷って迷って捻り出そうとするのではなくあくまでも自然な定着というのをちゃんと"イメージ"しながら学習に励んでいきたい。