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【副業インタビュー】大好きな野球に関わり、地場産業への課題解決にも貢献
富山県南砺市で木造バッド製造を行う株式会社ロンウッドに「経営戦略アドバイザー」として約9か月間参画した斉田雄介さんに副業のきっかけや実際の体験をお伺いしました!
– スキルシフトに登録した理由を教えてください
これまでコンサルティング会社で培ってきたスキルやノウハウを、本業以外のところでも役に立てられないかと思ったことがきっかけです。一つの会社で一つの組織ですと、自分の市場価値のすべてを活かせるわけではないなと思っていました。自分の研鑽や過去の経験を枯らさずに、実務として発揮するために副業を考えていたところ、ウェブでスキルシフトを見つけたので応募してみました。
– この企業に応募した理由を教えてください
当初の副業のモチベーションは自己のスキルを活かすことでしたが、スキルシフトのコンセプトが地域貢献ということを知り、さらに副業への関心が強まりました。元々、自分自身が地方出身者であり、地域内だけの競争で企業が淘汰されるような地場産業への課題感をもっていたので、少しでも地域に貢献できればと考えたからです。地域貢献という文脈でありながら自分の好きな野球に関わる産業であったことから、ロンウッドに応募しました。
– どんなイノベーションがおきましたか?
私が任された仕事は、ロンウッドが事業承継をするタイミングで、現社長から新社長に事業を引き継ぐために、中長期計画を作成するという責任ある内容。お互いの考えや主張が的確に伝わるように、間に立って翻訳することを心がけました。また、現社長と新社長の間に立つだけでなく、社長と社員のコミュニケーションの潤滑油になる役目も担いました。元々、社員間の風通しが良い社風ではありましたが、社長と社員や社員同士が自分の考えや意見を述べる場が少なかったので、不満や課題を顕在化させるために全社員でグループディスカッションを行いました。ワークショップ形式で共通の目標や指針を設けた計画書を作成したことで、今後の意識改革につながっていたらと思っています。
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【副業先での1日をご紹介!】
AM 7:00 北陸新幹線「かがやき」に乗って出発!
朝7時ごろ家をでて、サンドイッチとコーヒーを買い新幹線に乗り込みます。北陸新幹線の「かがやき」はまだ新しく、乗る時にいつもわくわくします。 オンラインでミーティングを済ませることも多い昨今ですが、現地に出向くことの価値は大きいなと感じます。オンラインの画面上には写っていない雰囲気や地域の気候も含め、五感を使って企業の環境や社風を感じることで、アウトプットの深みに変化がでてくるのではと感じます。
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PM 12:00 石動駅の有名なうどん屋さんで社長とランチ
現地に到着したら、社長と一緒に石動駅の有名なうどん屋さんでランチ。駅から会社への道すがら、メディアに出ている歴史ある麹屋さんを紹介してもらいました。これまで富山を訪れたことがなかったのですが、観光気分で社長にいろいろと案内をしてもらうと富山に対する愛着がどんどん芽生えていきました。
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PM 3:00 現場の声を大切に会社の戦略を考える
会社に到着すると、長島茂雄さんのサイン入りバッドが置いてあり、好きなものに囲まれて仕事ができることにテンションがあがりました。 参画した当初は経営戦略や事業計画書などはまだなかったので、現社長の頭の中にある考えを新社長や社員に伝えるために、社長と打ち合わせしつつ具体的な数字を資料に落とし込んでいきました。 その後、社員からの意見を吸い上げるべきと考え、全社員でワークショップをすることにしました。コンサルティング業に従事する中で大切にしていたことは、ただ理想的な提案をするのではなく現場の目線を第一に課題解決のステップを考えることだったので、社員の意見や思いを吸い上げ会社の戦略に活かすことに非常にやりがいを感じました。
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PM 6:00 仕事のあとは、プチ打ち上げ
仕事後には社長とちょっと一杯!仕事のことやプライベートのことなど、語り合いました。 帰りの新幹線では、ビールを片手に立山連峰や日本海をみながら今日一日を振り返りました。
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メッセージ
副業は三方良しの関係をつくる仕組み
人生100年時代といわれている中で、定年退職をしても身体が元気なうちは好きなことを仕事にしていきたいと思っています。そのために副業を通じてキャリアを広げることで、年を重ねても人生の選択肢が増えていくと思います。また副業は自分のためだけでなく、企業にとっては外に目を向けるきっかけとなり、社会にとっては労働人口の確保になるので、三方良しの仕組みだと考えます。
自分の興味ある分野でまずは挑戦してみては
副業は自分の可能性を広げやりたいことに挑戦できるいい場なので、その機会を生かさない手はないと思います。 自分の知らない地域や業界を知ってみること自体が刺激的ですし、興味をもてる副業先があればとりあえず応募してみるのが良いと思います!
▼斉田さんが参画した株式会社ロンウッドの企業インタビューはこちら
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