音声コンテンツづくりに挑戦中
Google for Education認定トレーナーの笠原です。
今年度の目標の一つに「音声コンテンツを作る」ということを考えています。それは学級通信の代わりにしてみたり授業の素材にしてみたりと、色々と試してみたいアイデアがあるからです。
とりあえず、やってみる
4月、5月はどうしても授業時間数が足りないのです。。そのため、生徒に対して申し訳ないところですが、考査がなくならない以上は自宅学習を少しでも進めてもらうことになるのです。
生徒も決して連休中に遊んでいるわけではなく、部活動に時間を割かれていたり家族で出かけていたりと何かと忙しいし、それに加えて各教科から容赦なく課題を出されることになるので、かなり可哀想なことになっている印象があります。
自分としても……本当は課題を出さないに越したことはないのですが、授業数のアンバランスさの解消のために、少し生徒に時間を割いてもらわざる得ないと考えています。
とはいえ、もうプリントやドリルには生徒が飽き飽きとしていることだと思うため、少し趣向を変えた課題を出してみようと考えています。
そこで、音声コンテンツなのです。
授業について進めなければいけないのだから、せめて負担感が少ない形で、ながら聞きができるような音声コンテンツにしてみたら?と考えるわけです。
思い立ったが吉日、とりあえず、この大型連休中に生徒に考えてみて欲しいことを早速、音声に録音してコンテンツづくりをしてみました。
録音はとりあえず、有名な編集ソフトのAudacityを使ってみました。
編集の技術がないので…
とりあえず初めてAudacityをダウンロードしてインストールしたら、何の戦略もなく、とりあえず、一発録音してみました。
いやぁ…20分くらい話したのですが、噛みまくるし言いよどむし何を話すか行方不明になるしで、とてもじゃないけどそのままの素データを配信はできないなと思いました。
逆に言えば授業がどうなんだよ……という気もしますが、それはまた別の課題としておきます。
録音もけっこう大変だったのですが、そこからの編集がかなりの難問でした。
まず、そもそもライブなら気にならない「あー」とか「えー」とかそういうフィラーを一つずつ削除していくのにえらく手間がかかりましたね。
ライブ配信であれば気にならないであろうフィラーも音声の録音になると、途端にテンポを悪くして聴取をためらわせますね。
また、Audacity自体がかなり高性能な編集ソフトであるおかげで、自分がどのような操作をしたらよいかが分からずに、だいぶ苦戦しました(マニュアルを読まないで始めたのが悪いとも)。
音声編集自体がかなり色々な知識が必要なのだと思わされました。
始めの録音は20分くらいあったはずなのですが、編集で余計な間を削除したら無駄な反復を削ったら15分くらいになってしまいました。うーん…普段からどれだけ無駄なしゃべり方をしているのだろうか。
音声用の話し方は研究しないと…
つい、生徒向けのコンテンツとして作っていたので、まるで授業で話すような話し方で録音をしてしまった。
しかし、授業で話すようなアクセントの付け方は音声で聞くと、かなり鬱陶しいですね。
授業だと生徒にノートを取らせるために、文節と文節の間に少し余裕を持った話し方をするし、注意を引くためにかなり語尾を上げて話しています。そのような話し方が、音声の録音にしてしまうとかなり鬱陶しい。
また、やっていて思ったが、一人語りはかなり間が持たないです。
普通の授業のような話し方になると、放送大学みたいな話し方になるのだと気づいたのですが、生徒のモチベーションが決して高くないときに、こういう語り方はなかなか生徒の学習につなげるのは難しい印象がありますね。
うーん…国語の授業だけど、誰か相づちをくれる先生と録音をした方が、生徒も楽しく聞いてくれるんじゃないか……?
一体、自分がどこを目指しているのかが分からない感じがしますが、色々なコンテンツを作れるスキルは身につけたいですね。