「受容」が人生と世界を変える
今回も、前回に引き続き「パワーか、フォースか」の「意識のマップ」で紹介されている意識について書いていく。
今回は、「理性」、「愛」、「喜び」、「平和」、「悟り」の5つの意識の要約と、これまで3回書いてきた記事のまとめを書いていく。
【理性】
【愛】
【喜び】
【平和】
【悟り】(エンパワーメント)
ここまで「理性」、「愛」、「喜び」、「平和」、「悟り」の意識の特徴を要約してみた感想を述べるなら、正直に言ってしまえば、これらの意識を、僕のこれまでの経験から身近に感じることは、なかったといってもいいかもしれない。
たとえば、前回の「受容」のレベルであれば体験を通じて部分的に理解できるところもあった。
体験を通じてというのは、自分が体験したというのではなく、そういった体験をしている人と、実際にあって話を聞いた事があるということである。
「受容」が起こった人とは、これまで直接あって話したこともあるから、そういった受容についての具体的なイメージを持つことはできる。
しかし、「理性」、「愛」、「喜び」、「平和」、「悟り」の意識を持った人との出会いはなかなか起こるものではなく、リアルさがない分、本の中の知識でしかない。
そういったこともあり、今回の理性以上の意識は、まさに次元の高い意識であり、簡単に身近に感じることのできないレベルのように思えたのだ。
たとえば、スキューバダイビングの知識を得ることと、実際に深海の中を潜ることが異なるように、「理性」、「愛」、「喜び」、「平和」、「悟り」の意識を文章で読んでそれを知識を得たとしても、それを体得することはできない。
とはいえ、こういった人と実際に接することができるようになれば、未知の領域を開くこともできるようになるだろう。
こういった意識を持った人と出会い、何かしらの経験を持つことは海に潜ることと等しいといえる。
そういった人の言動を直接、体感することができれば、それが経験となって自分にフィードバックされていく。
彼らには、そういった多大な影響力がある。
いずれにせよ、日常生活においては「理性」、「愛」、「喜び」、「平和」、「悟り」の意識を目指すのではなく、現状で普段使っている意識をしっかりと味わい尽くして、その結果、次なる段階へと進化していくことが、現実的な方法となのだろう。
いきなり深海を目指すのは危険すぎるし、上手くいくはずがない。
ゆっくりと慌てることなく、徐々に深度を深めていくのが最善の方法であり、今を最大限に生きた先に、次のステップにたどり着くのが自然の流れとなる。
といったわけで、これまで「勇気」から始めて今回の5つの意識を含めて3回程、人のポジティブとされる意識について書いてきた。
最後に「パワーか、フォースか」の本の中に、まとめにふさわしい文章があったので、そのまま引用したいと思う。
この文章から読み取れることは、まずは「自分の人生に責任をとること」、それが自分自身に力を与え、やがて「受容」に導くようになる、ということ。
ちなみに、本の中で、300レベルの意識の人1人と200レベル以下の9万人の意識の人は等しく、400レベルの1人と、200レベル以下の40万人の意識が等しいと書かれている。
「受容」の意識は350であるから、ちょうどその中間となる。
このことから、「受容」の意識の人が増えていけばいくほど、その分だけ人類の意識レベルが上がっていくことになるといっていいだろう。
「自分の人生に責任をとること」とは「受け入れる」ということであり、自分を受け入れることができれば、自然と勇気が生まれ、それ以降はポジティブな意識を使って生きていけるようになっていく。
そして、自分を肯定し受けれることができるようになって始めて、自分の人生を謳歌できるようになる。
こういったことから、自分らしさの出発点は、自己肯定・自己受容にあると考えていいだろう。
今回、あらためて「パワーか、フォースか」という本を手に取ってみて、感じたことは自己肯定・自己受容の大切さだった。
これからの先の未来をよりよくしていくためには、自分の人生に責任をとって自己受容を起こし、自分にも他者にもパワーを与えられるような人が増えていくことが大切なのだと確認することができた。
もしかすると、この自己肯定・自己受容が、今の人類にとっての大きなテーマなのかもしれない。
これができれば世界のあり方が変わっていき、誰もが喜びの循環の中でよい影響を互いに与えながら生きていくことができるようになるだろう。
自己肯定・自己受容、この2つさえできれば、あとは自然と人の意識は進化していくのだと思う。
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