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29. 情報も「賞味期限」がある
情報の取捨選択は、難しい。
「インプットは質が命」、とよく言われるが、
質の良いインプットを選ぶためには
不要な情報は捨てることが必要だ。
特に、現代ではスマホから膨大な情報を得ているが、情報は物理的な空間を圧迫しないため、断捨離が手薄になりがちな傾向である。
実際、家が散らかっているよりも、
スマホや頭の中に溜まった情報を片付けなきゃ!
という危機感は感じにくい。
しかし、だからと言って、放置して良い訳ではない。むしろ、じわじわと脳のエネルギーが奪われるので厄介ですらある。
情報は、爆発的に増え続けている
現代人が1日に触れる情報量は、
江戸時代の1年分、平安時代の一生分に相当するらしい…!
また、2002年から2020年の間に、
インターネット全体の情報量が6000倍になったとか(総務省が発表)。
これだけのインターネットの成長に対して、
人間の脳の情報処理能力が追いついていない、と考えるのは、自然だと思う。
適量を得ることの大切さ
食べ過ぎると、身体に悪い。
すぐには健康を害さなくとも、体重は増え、じわじわと病気になりやすくなったり、メンタル面に支障を来したりする。
逆も然りで、食べなすぎるのも、問題がある。
栄養がないと身体は正常に機能しないから。
食事で考えると、自明の事実なのだが、
情報に置き換えた途端、適量を得ることの大切さを実感しにくくなってしまう。
食べ物と情報では、単純比較は出来ないものの、
江戸時代1年分の食事を1日で摂ったら、流石に体調を崩すよね。
今「賞味」できるか?
スーパーで買い物をするときには、
「安いけどこんなに食べきれないからやめよ」
ってすぐ出来るのにな。
情報が手軽に、しかも無料で手に入るからこそ(厳密には通信量などがかかるが)、
「今賞味できるか?」
と立ち止まるようにしたい。
目的を持って情報収集する
目的を持って情報収集する、
というのは、主体性を持つこと。
情報の渦に飲み込まれるのではなく、
主体的にインターネットの情報と関われる大人でありたい。
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